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【J2:第16節 鳥取 vs 横浜FC】プレビュー:カギを握るのは「ビルドアップ」。鳥取のホーム3連勝か、横浜FCの4連勝か(12.05.27)

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シーズン序盤は苦しんだものの、少しずつ状況が好転している両チーム。鳥取はホーム3連勝、横浜FCは4連勝を目指しての戦いとなる。

鳥取は前節、徳島に0−3で敗戦。それまでの4試合で栃木、富山、水戸を下したときは、いずれも前半から多くのピンチを迎える劣勢に耐え、少ないチャンスをものにして勝点3をつかんでいたが、徳島戦の序盤は互角で、敵陣までボールを運ぶことはできていた。そこからのプレーがアイディアと精度を欠いて決定機を作れず、逆に前半のうちに先制されて失速した詰めの甘さは、もちろん修正が必要だが、そこに至るまでのビルドアップの向上については、少しずつ成果が見え始めている。
横浜FCも同様に、ビルドアップのレベルが高まっていることが、今季初の3連勝中という好調の要因となっている。ボランチを使いながらボールを動かしていくパスワークは、現役時代に名ボランチとして活躍した山口素弘監督ならではのチームづくりと言えるだろう。松本とアウェイで対戦した前節も、前半は苦戦したが、後半開始からの選手交代や配置変更に加え、ボランチの中里崇宏が機能し始めたことで、流れを引き寄せて勝利をつかんでいる。

そうした状況があるだけに、この試合のカギを握るのも、やはりビルドアップになりそうだ。現状のチーム状態を比較すれば、ボール支配率で上回るのは横浜FCになるだろうが、鳥取は前述のとおり、粘り強く守って苦しい状況を耐えたことが、最近の勝利につながっている。先制されると、今季リーグ戦では7戦全敗、昨季からの通算も1勝1分29敗と苦しいデータが残っているため、できるだけ長く無失点でしのぎ、流れを引き寄せたい。吉澤英生監督は、相手のボランチから自由を奪うためにも「できるだけ前でボールを奪いたい」と語り、まずは守備から主導権を握る戦いを目指す。
その上で鳥取は、奪ったボールをミスなくつなぐことができるかどうか。9節終了時点で最下位に沈んだ低迷期は、ビルドアップの初期段階でミスが出て相手に渡してしまい、再度攻め込まれることが多かった。多くのチャンスは作れないにしても、ボール支配率を高めて守備の負担を軽減できれば、自分たちのリズムで戦うことができるだろう。

J2初年度の昨季、鳥取のホームゲームの最多観客動員は、8月の横浜FC戦(8212人)。今年も、Jリーグ特命PR部女子マネージャーの足立梨花さんの来場もあり、当日の天候も良さそうで、多くの来場が期待されている。奥山泰裕は「ホームでは2連勝中。今回もお客さんがたくさん入ってくれそうなので、皆さんに後押ししてもらいながら、勢いに乗った良いサッカーをしたい」と意気込みを語ったが、もちろん横浜FCも、中位から上位をうかがうためにも、現在の勢いを止めるわけにはいかない。良い流れを持続し、これまで以上の上昇気流に乗るのは、どちらになるだろうか。

以上

2012.05.24 Reported by 石倉利英
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