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【J1:第13節 柏 vs 新潟】プレビュー:新潟のアグレッシブな姿勢に気圧されず、柏は試合に入れるか。リーグ戦3連勝の鍵はゲームコントロールの妙にあり。(12.05.26)

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「去年のような試合ができるようになってきた」。ここ最近の公式戦3試合を振り返り、選手たちの口からは、そんな言葉が聞かれるようになった。第11節川崎F戦とAFCチャンピオンズリーグの全北現代戦は90分に渡り試合をコントロールし、盤石な試合運びで快勝を収めた。前節のC大阪戦ではカウンターから先制点を奪われ、課題が残りはしたものの、失点以降は崩れることなく、攻勢時に畳み掛けて試合をひっくり返すところは昨シーズンさながらの勝負強さを感じさせた。順位こそ依然として15位に甘んじているが、一時の不振からは大きく脱却した。

柏が調子を取り戻した大きな要因は、これまではちぐはぐだった攻守の噛み合いが劇的に良くなったことが挙げられる。コンパクトな陣形を敷き、選手同士がバランス良く距離間を保つため、攻守両面で連携が格段に向上。以前はサイドバックの攻撃意識が強すぎるあまり、その裏のスペースを突かれて失点を重ねるシーンも目立っていたが、酒井宏樹が「守備から入って、チャンスの時だけ上がる」と語るように、守備を重んじながらも機を見てサイドからの攻撃に厚みをもたらす策が奏功し、レアンドロ ドミンゲス、田中順也と絡んで、この公式戦3試合はいずれも右サイドからの攻撃がゴールへ直結している。

対する新潟は、今節は左サイドバックの金珍洙を出場停止で欠き、センターバックの鈴木大輔は現在U−23日本代表でトゥーロン国際大会に出場中、さらに右サイドバックの内田潤が負傷と、通常のディフェンスラインとは異なるメンバー構成を余儀なくされる。少なからず守備面に懸念を抱えているとはいえ、菊地直哉、村上佑介など、今節最終ラインに入ると見られる選手も能力的に遜色はない。それに新潟は本来、高い位置からのプレスを得意とする組織の構築されたチームだ。前節の磐田戦は1−6の大敗を喫したが、それは負傷者、退場者を出した要素も大きく影響しており、前半途中までプレッシングは確かに機能していた。

また、現在は監督人事の渦中にあり、今節は上野展裕監督代行が指揮を執るため、どのような戦い方を用いるか読みづらい部分もあるが、新潟本来の戦い方を大きく変えるには、やはりリスクが大きいと思う。したがって果敢なプレスからボールを奪い、一気に攻撃へと転じるこれまでの戦い方を踏襲する方が得策だろう。それに、時に“荒療治”という言葉が用いられるように、監督交代時というのは、選手のメンタルに火が点くケースが多い。新潟が上昇のきっかけを掴む可能性は十分に考えられる。

柏が気をつけなければならないのは、主力守備陣を欠き、監督交代直後ということに目を奪われ、勝手に「新潟は守備的に来る」と捉えてしまうことにある。それでスローペースで試合に入ったが、予想外に相手のアグレッシブな勢いに押され、序盤の失点でリズムを乱される……。今シーズン、そんな展開で何度痛い目に遭っていることか。相手が立ち上がりからアグレッシブに来ようが、ブロックを敷いて守備的に来ようが、長いボールを中心に攻撃を仕掛けようが、それらにリズムを乱されることなく、いかなる状況であろうと昨シーズンのように冷静に自分たちのペースを保ち続けたい。裏を返せば、試合への入り方さえ間違わなければ、あとはゲームコントロールの妙を発揮しながら勝負どころでは一気にギアを上げて仕掛ければいい。「うちは必ず1、2点は取れるチーム。失点さえなければ勝てる」と酒井も自信を持っている。

開幕直後から長らく不振に苦しみ、ようやく取り戻した今の好調を、そう易々と手放すわけにはいかない。今シーズン初のリーグ戦3連勝を飾り、柏はここから一気に順位を上げる。

以上

2012.05.25 Reported by 鈴木潤
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