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【J1:第13節 清水 vs 横浜FM】プレビュー:アウスタで勝つ“型”を持つ横浜FMを迎え、今後につながる戦いをしたい清水。ホームの熱いパワーを発揮し、通算1,000ゴール目を決められるか。(12.05.26)

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ゴールデンウィーク中はどちらも3連勝し、自信と勢いをつかんできた両チーム。その後、横浜FMは公式戦6試合無敗(5勝1分)と好調を維持し、清水はリーグ戦で2試合勝てないゲームが続いている。そんな中で迎える今回のホームゲームは、清水にとっては通算1,000ゴールまであと2点に迫り、さまざまな意味で今後を占う意味深い戦いとなりそうだ。

現在の清水が抱えている最大の課題は、「相手に引いて守られたときに、自分たちの工夫が足りずに打開できず、逆にセットプレーやカウンターで失点してしまっている」(平岡康裕)ことだ。前節5試合ぶりに敗れた浦和戦は、まさにそのパターン通り。5バックに近い形で引いて守る浦和に対して自慢のサイド攻撃も機能せず、セットプレーで失点しただけでなく、カウンターから多くのチャンスを作られていた。
すでに上位チームとしてマークされる存在となった清水に対しては、より研究して、浦和に近い対応をしてくる相手も増えてくるだろう。今節の相手・横浜FMも、その気になればそうした戦い方ができるチームなので、展開によっては、浦和戦のような悪循環にはまりかねない。そうした流れに持ち込ませないこと、またそうなったとしても自力で流れを変えるエネルギーを発揮することが、清水にとって大きなテーマとなる。

また今節の清水は、村松大輔と吉田豊がU-23日本代表でチームを離れ、アレックスが出場停止で主力3人が不在となる。小野伸二、岩下敬輔、枝村匠馬らがケガで欠場濃厚ということもあり、通常ならば台所事情がかなり苦しくなる状況だ。しかし、今年の清水は、それでも十分な戦力が揃っている。
これまでの流れから見ると、吉田が抜けた右サイドバックには、MFの河井陽介が入る可能性が高いが、そうなると中盤の3人は総入れ替えになる。そこで注目されているのが、小林大悟、杉山浩太、姜成浩の3人だ。小林は途中出場ながらコンスタントにリーグ戦に出ており、コンディションも徐々に上がって、前節も10人になった後に入り、攻撃のリズムを高めるプレーを見せた。杉山と姜もヤマザキナビスコカップで実績を残しており、とくに杉山は経験豊富で十分に計算の立つ選手だ。
となると、出番があればJ1リーグ初出場で、大事なアンカーを務めることになる姜が、どれだけ高いパフォーマンスを見せられるかが大きな注目点となる。ゴトビ監督は「姜はビルドアップがうまく、セットプレーでも貢献できる」と村松とは違う持ち味を評価しており、本人も「後ろから来たボールをしっかり前を向いて前につなぐことを意識している。単純なことだけど、それができれば恐い存在になれると思う」と、攻撃の活性化に意欲を燃やす。姜の周囲に小林、杉山、河井とパスが得意な選手が揃うこともあり、中盤でのパス回しという面では、これまで以上のスムーズさや多彩さが見られる可能性は大いにあるだろう。
また、アンカーとしての守備面でポイントになるのは、相手のカウンターをいかに早い段階で止められるかどうかという部分。「(姜には)攻守に良いポジショニングをして、とくに切り替えのところで横浜FMの得意なカウンターを抑えることを期待している」とゴトビ監督も語るように、カウンター対応がしっかりとできれば、相手に手詰まり感を与えることができる。
相手の立場からすれば、たとえボールを支配されて押される展開になったとしても、カウンターでチャンスを作ることさえできていれば、自分たちのペースだと考え、自信を持って試合を進めることができる。しかし、押し込まれたうえにカウンターも効かないとなれば、相手はどうして良いのかわからなくなり、疲労感だけが蓄積し、やがて守りきれなくなってくる。清水が長期的に目指しているのは、まさにそうした展開なのだ。

ただし横浜FMも、そう簡単に思い通りの展開に持ち込ませてくれる相手ではない。清水と同様に、U-23日本代表で齋藤学と比嘉祐介が不在となり、小野裕二が警告累積で出場停止だが、こちらもその影響を感じさせない層の厚さを持つ。中村俊輔を中心にパスをつないで相手を崩していく能力も高いため、真っ向勝負でも清水に勝てるという自信は持っているだろう。
そのうえで、伝統的な守備の堅さとセットプレーの強さがある。ボランチの小椋祥平とエースのマルキーニョスがケガから復帰したことで、守りの粘り強さとカウンターの鋭さも増しているはずだ。したがって、先制すれば非常に有利な展開に持ち込めるし、経験豊富な中澤佑二を中心に守りながらゲームをコントロールする力もある。0-0の状態が長く続く展開になったとしても、セットプレーやカウンターからの得点で勝ちきるチャンスはより大きくなる。
アウスタでは9勝4分5敗と好成績を残していることからもわかるように、横浜FMはアウェイで勝つ“型”をしっかりと備えているチームだ。

そう考えると、清水としてはできるだけ早く先制点が欲しいゲーム。好調な横浜FMが初めから引いて守ってカウンターという戦いを仕掛けてくるとは考えにくいため、序盤のうちに高い位置でボールを奪ってショートカウンターから先制点を決めるという形に持ち込むのが理想的だ。そうなれば、2点目=1,000ゴール目も非常に現実的になるし、それを誰が決めるかという楽しみも生まれてくる。
その意味でも、立ち上がりの攻防、とくに球際の戦いは非常に注目すべきものになるだろう。もちろんそこは、清水イレブンがサポーターの熱いパワーを受けて、ホームの力を存分に発揮すべき勝負どころだ。

以上

2012.05.25 Reported by 前島芳雄
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