両チームを取り巻く環境は似ている。12節終了時点で3位になりながらも、現在今季2度目の3連敗を喫し、11位まで落ちてしまった水戸。一方、京都は第12節から5連勝を挙げ、2位まで順位を上げたが、そこから4試合勝利なし。現在2連敗中で7位まで順位を落としている。ともに「これ以上負けることはできない」という思いで挑む今節、勝利への執念がぶつかり合う90分となる。
前節京都は草津に0対1で敗れた。宮吉拓実、チャン ウヨン、久保裕也ら主力をけがのため欠いて臨んだが、徹底して守備を固める草津のゴールをこじ開けられず、隙を突かれて失点し、敗れることとなった。前々節愛媛戦も同様の内容であった。引いた相手に弱いということを露呈した2試合であった。
水戸も同様の戦いをすれば、勝機は広がるように思える。だが、柱谷哲二監督はこう言い切る。「ウチは相手に合わせることはしない」。あくまでこれまで通り積極的な守備とパスサッカーで京都に挑むのみである。ただ、それもあと一歩で壁を乗り越えられそうな雰囲気があるからだ。
前節大分戦で敗れはしたものの、「誇りを持てたゲーム」と柱谷監督が語ったように、質の高いサッカーを繰り広げることができた。前線から激しくプレスをかけて相手にビルドアップを許さず、鋭いインターセプトでボールを奪ってから効果的にサイドに展開。流れるようなパスワークから再三チャンスを作り出した。「内容だけでは今季の試合の中でも上位に入る」と橋本晃司が言うほど、充実した内容を見せたのだ。今季2度目の3連敗となったものの、チームの状態は上向きつつある。きっかけさえつかめば、一気に走りだしそうな気配が漂っている。
そのきっかけこそ、「ゴール」に他ならない。前節大分戦では圧倒的に押し込みながらもシュートはわずか8本。きれいに崩そうという気持ちが強く、「シュートの意識が足りない」(柱谷監督)ことが決定力不足の原因となっている。今週は「観客はスルーパスを見たいんじゃない。ゴールを見たいんだ」(柱谷監督)という原点に戻り、「シュート練習を徹底した」(柱谷監督)。特にミドルシュートに対しての意識付けにかなり力を割き、そこでロメロ・フランクや西岡謙太、村田翔などボランチの選手が鋭いミドルシュートをバンバン決めていた。それだけの力があるのだから、打てないことはない。問題は意識の問題である。今節、豪快なミドルシュートが現状の停滞に終止符を打ってくれることに期待したい。「1試合最低でも15本は打ちたい」と柱谷監督はノルマを設定。今節、それ以上打てれば、ゴールは必ず決まるはずだ。ゴールへの意識をむき出しにして京都に向かいたい。
京都も同様の思いだろう。ショートパスをつないでチャンスを作り出すことはできるが、ゴールを決め切れない試合が続いている。実際、ここまでパス数はリーグ1位を記録しているが、シュート数はリーグ7位で得点数も7位。ゴールをもっと強く意識することが現状を打破するために求められることだろう。
サッカーの内容もチームが置かれた状況も「似たようなチーム」(橋本)同士の対戦。それだけにいかに自分たちの殻を破り、貪欲にゴールを狙えるかが今節を左右することだろう。「おそらく両チームともにボールを支配したがる。それだけにしっかりとチャンスを決められたチームが勝つと思う」と橋本は力を込める。アグレッシブな戦いを標榜する両チーム。激しくぶつかり合う展開となることだろう。ただ、勝負の行方は非常にシンプルに決まると思われる。より大胆に、より泥臭く、よりガムシャラに、相手ゴールに向かったチームが最後に笑うこととなるだろう。
以上
2012.06.23 Reported by 佐藤拓也
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