またまた久しぶりとなった日記。6月はなかなか勝てずで、天気も勝率も、そして、日記も湿りがち、ということで、って許される訳ないか……。そんな中、水戸戦で三根和起がとうとうデビューした。
ベンチメンバーに入って、そこからスムーズに出場機会を得たのだが、実はそこには伏線も。水戸戦の前に行われた関西ステップアップリーグ(対G大阪)で、「試合前に大木さんから『頑張れば、チャンスあるぞ』って言われたんで、よしやったろうと思って。で、試合でいいプレーできていたので、来る(出場がある)かなとは思ってたんですけど。前線のポジションなので、ディフェンスとかより、ベンチでも出る機会が多いと思うので、だから、メンバー入ったら出る気持ちでおりました」と、ベンチの中で意気込んでの、満を持しての出場。
「別に、思っていたよりも緊張とかもしなくって。ただ単に(笑)…、ちょっと硬い所でアップしてて、いきなり芝の上に乗った時にフカフカし過ぎてちょっと始め、足にボールがつかなかったんですけど。ま、途中から慣れてきて、って感じっす」
攻撃のアクセントとなったが、試合結果では思う様にならず。「(ボールを)収めたりとかはできたんですけど、シュート1本しか打っていないので、ゴール前でシュートを打てたらもっとよかったかなと思います」というデビュー戦となった。
忘れもしない、あれは、新体制発表会。この選手は自己紹介からはじけていた。
「こんにちはー! ユースからの昇格しました三根和起です。得意なプレーはハートのこもったゴール前での点を取るところです。三根和起という明るさを失わずに、サッカーにパッションを持って京都サンガに貢献するのでよろしくお願いします」。頭の先から声が出ているかの様な、能天気な声。
そして、駄目押しがサポーターからの「趣味は何ですか?」に対する答え。他の選手が「漫画を読むこと」(久保裕也)、「寝ること」(原川力)、「服が趣味」(國領一平)と如何にも的なことを言う中で、三根和起は違う。開口一番、「餃子作りですね―」。サポーターの心わし掴み。
(なかなかやるぞ、コイツ)、そう思わせる大器ぶりである。
改めてその時のことを聞くと、笑いながら「全然、作ったことないです。流れが来てたんで、何か言わなアカンと思って。せっかくやし、ああいうところやったんで、普通に言うよりかは(おもろいことを)言うた方がいいかなと思ったんで、言うただけです。餃子も全然作ったことないし、そんな好きでもないです」
笑いのためなら平気で話を作る。その根性恐るべし、である。
大阪出身で、小さい頃から人を笑わせたりすることが当たり前だったという。でも、意外な一面も。同期の原川力の証言では「高3の時に同じ部屋やったんですけど、部屋ではメッチャ静かですよ。休みの日とか、部屋から出ないです」とのこと。そのことを尋ねると―。
「自分の空間は大事にしたいみたいな。寮とか、ホテルとか行っても、そういう所は自分の空間なんで、あんまり人入れたくないですし、そこにいたい。でも学校とか行ったらメッチャ騒ぎますね。でも、自分のそこに戻ってきたら、あんまり、そんな…。自分の部屋にいたいし、そんな、あんま人に入ってきて欲しくないし、って感じです」。ある意味、舞台から降りると静か、という芸人さんみたいな性格だ。
そんな三根和起に、京都で、三根和起のライバルになるくらい一番おもろいのは誰?と聞くと。「ウヨンが関西弁使った時が一番ですね。『おもろいなぁ』っていっつも言ってやりますよ」とのこと。チョンウヨンの関西弁!「ナンデヤネン!」とか「サッキ、ユウタガナ!」とか言うのだろうか。これはかなり気になる。
磨かけば磨くほど、どんどんレベルが上がりそう、サッカーでも、それ以外でも。そんな三根和起の今後に注目です!
以上
2012.06.29 Reported by 武田賢宗















