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【J2日記】岡山:チームスタッフの仕事(12.06.29)

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チーフトレーナー・冨崎裕一さん

トレーナー・京谷洋佑さん

アシスタントコーチ兼マネージャー・丸谷明さん

3月に怪我で戦列を離れていたFW川又堅碁選手の復帰直後の言葉が記憶に残っている。「トレーナーさんに声をかけてもらいながら楽しくリハビリが出来てたんですよ。それまではどうやったらいいか迷ってたし、フラストレーションというか、考えこみながらサッカーしてたんですけど、何かふっきれたのかなって」。先日まで別メニューをこなしていた服部公太選手もパイロンスラロームを前に、「えー、これ、きついよ」と笑いながら大きな声を出していたが、その声にはトレーナーへの信頼感があった。

岡山のリハビリ中の選手がどうしてこれほどハイテンションに別メニューをこなせるのか、岡山のチーフトレーナー・冨崎裕一さんにそのコツを聞いてみた。冨崎さんは鍼灸師の資格を持ち、今では選手の身体をさわるだけで、トラブルを抱えている場所がある程度わかる。「彼らが普段とは違う状態にあることを常に意識しています。(怪我をしている時の精神状態を)そのまま受け止める器があればいいんですけど、それはまだ無理だから…。とにかく、ほかの選手と同じステージに立たせてあげたい、力を出せる状態にしてあげたいと思ってやっています」。チームのトレーナーの仕事の目的は、「けが人を減らすこと、チームを勝たせること」と明快だ。

同じ質問をトレーナーの京谷洋佑さんにも聞いてみた。「僕、よく冨さんから気分屋だって言われるんですけど、自分の気分が上がってないと、選手の気分も盛り上げられないので自分を盛り上げてます」。京谷さんは、アスレチックトレーニングの勉強を3年間し、チームではリハビリの最終段階のメニューを考案している。「どこが悪いかを考えながら、その時の直感で決めてます」と言うが、その内容は多彩で、服部選手も声を上げたように、楽しさとハードさを併せ持つ。見本のため、そのメニューをやって見せる際も選手顔負けのパフォーマンスだし、ランニングの際もペース調整のためストップウォッチを手に、時間を読み上げながら選手と同じ速度でグラウンドを何周も走っている。

次に新人コーチを紹介しよう。丸谷明アシスタントコーチ兼マネージャーは、09年まで岡山でプレーしていた。紅白戦で人数が足りない時は、若宮直道コーチとともにピッチに入ることもある。ポジションは現役時代の左サイドバックだ。「滞りなく、進行を妨げないように考えてやれ、と先輩の若宮コーチからアドバイスされてます(笑)。例えば重なる形でコートを使っていることもあるので、次の、その次のことまで頭に入れて練習を見ておけと」。選手時代との違いを聞いてみると、ちょっと笑いながらこう話してくれた。「選手だった時は、環境を作ってもらって、練習に集中しているだけでした。今、選手が練習場に来るのが、開始の1時間前で、僕らは2時間前に来て、水を作ったり、ボールの空気圧を規定の数値に合わせるなどの準備をします。終わった後は片付けをして、帰るのが1時間後くらいになるのかな。ネクスの練習があれば、影山雅永監督をはじめチームスタッフは全員行きます。両方が一部練習で終わる時は、午後、事務所に戻って次節の対戦相手の映像を見たり、色々な準備を進めます。僕は、グラウンドの調整やマネージャーとしての仕事など、今後どういうやり方をすればより円滑にトレーニングを進められるか、といった話をして帰ります。慣れない事務作業もちょいちょい覚えて」。

アスレチックトレーナーになりたい人は多いと思うので、アドバイスを聞いてみた。「とにかく人とたくさん会って、いろんな話をして、コネクションをつけること」と京谷さん。コミュニケーション能力も重要で、「イジられてナンボです」。トレーナーはムードメイカーでもある。ちなみに京谷さんは学生時代、テニス、バドミントン、バスケットの競技も見ていたが、お兄さんがプロのサッカー選手だったため、最終的にサッカーのアスレチックトレーナーの道を選んだと言う。

以上

2012.06.29 Reported by 尾原千明
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