前節終了時点で20位と苦戦が続く鳥取が、10位に浮上した栃木をホームに迎える。今季11節の対戦ではアウェイの鳥取が1―0で勝利を収めているが、今回はどうなるか。
鳥取は前々節の草津戦に勝って連敗を6で止めたが、前節はホームで北九州に1―2で敗戦。開始4分に先制したものの、29分に福井理人が退場となり、前半に2失点して逆転されると、後半には北九州にも退場者が出たものの、最後まで追い付くことができなかった。吉澤英生監督が「やられ方がもったいなかった」と振り返った、2失点した場面での守備の甘さは当然、改善が必要な一方で、失点した時間帯以外の出来は悪くなく、数的不利になってからも多くのチャンスを作るなど、連敗中と比べればチーム状態は上向いている。とはいえ、どんな形であれ勝点を積み重ねなければいけない現状を考えれば、立ち上がりの先制点を生かせなかった敗戦は痛い。ホーム連戦となる今節は、まず連敗をしないことが大きなテーマとなる。
栃木は前節、ホームで首位の山形を1―0で撃破。前々節の松本戦に続く連勝で、J1昇格プレーオフ圏内である6位との勝点差を6に縮めた。前節のレポートにもある通り、今季10節にアウェイで1―2と敗れていた相手に雪辱を、という思いが、球際の激しさなどに表れ、それ以前からのバランスの良さも加わり、力強い守備が実現。攻撃は前半のシュートがゼロだったものの、良い形からの攻撃で誘発したオウンゴールで先制し、そのまま勝利を収めている。
勝敗のカギを握る要素の一つは、主力の穴をどのように埋めるかだろう。鳥取は福井が前節の退場処分、栃木はパウリーニョが警告累積で出場停止。前々節の草津戦から3トップの中央で先発していた福井は、その草津戦では全2得点に絡み、運動量を生かした守備でも貢献していた。先日、千葉からの期限付き移籍が発表されたFW久保裕一は、Jリーグへの追加登録後となる7月22日の25節・横浜FC戦まで出場できない。3トップの残る2人、住田貴彦と奥山泰裕のポジション移動も含め、穴埋め策には複数の可能性が考えられる。一方、パウリーニョも中盤の要として欠かせない存在。昨季途中から今季開幕当初まで、不在だった時期を戦い抜いた経験を生かし、誰が代わりを務めるにしても、影響を最小限に食い止められるかが問われる。
球際の競り合い、セカンドボールをめぐる攻防もポイントになりそうだ。鳥取は、連敗を止めた前々節から先発している森英次郎、三浦旭人、熊澤圭祐などの若手が、競り合いで譲らない守備を見せ、チーム全体の守備の安定に貢献している。戸川健太は前々節の戦いについて「新しく入った選手が体を張って、目の前の相手、こぼれ球の争いで絶対負けないという気持ちがプレーに出ていたから、後ろ(ディフェンスライン)は今までと比べて数段、楽だった」と振り返っており、同様の戦いができるかは大きなポイント。栃木は前述したように、山形戦での厳しい守備につながったのが、今季最初の対戦で敗れたことに対する雪辱だったことを考えれば、やはり今季初対戦で敗れている鳥取への思いも強いはず。前節終了後、高木和正は「鳥取にはホームで負けているので、アウェイでリベンジしたい」と強い意欲を見せていた。
今季初戦の11節では、当時12位だった栃木が、最下位だった鳥取を圧倒して何度も決定機を作ったものの、シュートミスや、鳥取GK小針清允の好セーブに遭って得点を奪えず。逆に鳥取が終了直前に鮮やかなカウンターで決勝点を奪い、勝利を収めている。鳥取はその後、12節でも富山を1―0と下し、昨季のJ2昇格後初となるリーグ戦連勝。今回も同じように良い流れにつなげたい鳥取に対し、上位が見えてきた栃木も勢いを止めるわけにはいかず、譲れない両者の戦いは90分間、一瞬たりとも目が離せない。
以上
2012.07.06 Reported by 石倉利英
J’s GOALニュース
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