●反町康治監督(松本):
「ベンチに座って見てるだけで汗が出るくらいですから、試合をやっているのは本当に消耗戦で大変なゲームだったかなあと思ってます。これからこういうゲームが続きますからね、そうした意味では、ボールを保持しているほうが少しゲーム的にはラクかなというところで考えますと、我々には有利な8月にはならないかなと感じています。前半、ゼロで抑えられたのがよかったですね。これはもう本当に、最後のところで野澤がよく、間一髪のところをなんとか抑えきったというところがありましたね。やっぱり、(山形は)アンカーがボールをしっかり動かして、両サイドバックがかなりスキルがあって、そこからの展開があると、なかなか我々の攻撃のリズムがつくれなかった。これはある程度は了解したうえでゲームに入っていたので、最後のところは3枚を含めてよくやったのではないかなあというゲームだと思います。
言い方が変ですけれども、初めてアウェイらしい雰囲気だったかなと。いつもアウェイの試合に行ってますけど、かなり我々のサポーターが来てくれますので、いいフィーリングでできたんですけど、今日はいろんなアウェイの洗礼も感じながらのゲームで、選手にとってはいい経験になったかなと思いますね。次のゲームは、ホームとなりますけれども、我々にとっては少しメモリアルな試合ということなので、ぜひともいいゲームをしたいなと思っています」
Q:今までにない2日前の現地入りになりましたが、選手のコンディション等はどうでしたか?
「みなさん、ご存じのように、今松本でインターハイやってまして、グラウンドがひとつもないんですよ。で、移動の距離も、我々はほとんど陸移動はバスなので、たとえば、前日に朝4時くらいに起きて移動してここで練習となると、生活のリズムが狂ってしまう。そんなに予算が大きく変わらないものですから、それでは練習を終えてから金曜日の午後にかけて移動と。夜の9時か10時くらいには着きましたけれども。それが、鳥取とか徳島とか、岡山もそうですけれども、全部バスで行ったんですけれども、肉体的にも精神的にもかなり負担になるもんですから、それだったらばということで、会社にも了承してもらって来たと。あとは、夏休みに入っての陸移動ですので、最初の土曜日で余計、神経と肉体を使ってしまうのもよくないので、土曜日の前移動にしたと。その効果があったかどうかはわかりませんけれども、前に鳥取でかなり動けなかったのを含めて考えますと、その移動はプラスに響いたのではないかなと。もし昨日移動していれば、我々は勝点ゼロに終わったかもしれませんしね。そういう意味では、プラスの効果があったかなと。またこれから帰って、朝の4時か5時くらいに着きますけれども、なるべく早く帰って松本に着けるようにしたいと思います」
Q:1点ビハインドになって3枚同時に代えるという、その意図をご説明いただければ。
「大橋は足がつって、これ以上プレーするのは難しいかなというのと、こういう消耗戦ですから、疲れた人から代えていくという形でしたね。向こうもメンバーを見てわかるとおり、高い選手がサブで3人いたんですよ。岡根と石井と林ですね。そうすると、セットプレーの精度としては非常に向こうは高いので、得点の50パーセントですからね。そこをやっぱり抑えるためには、高いのを少し用意しなくちゃいけないなというのも、少し頭にはありました。さらに入れてくるというのは間違いないと思いましたからね。あと、一発の力があるチェと、中盤でユンがかなり疲れてて、大橋も足が止まりかけてるので、山形はかなりミドルから得点が多いわけですからね。実際、入れられちゃいましたけど、ペナの外でも決められる選手が軽く考えても4人か5人いますから、そこのところを少し早く、ファーストディフェンスでスライドしていかなきゃいけないというのもありました。1点ビハインドでしたから、右サイドは少し攻撃で仕掛けることができる内容ってことですね」
Q:船山選手はここのところずっと好調ですが、監督から見ての評価は?
「フィジカルコンディションは非常にいいですね。最後、前田と競り合ったところなんかでも、みなさんが見てもわかるように、どっちがじゃあフィジカルコンディションがいいか。我々でしたね。向こうのセンターバックというのはほとんど運動量が多くないわけで、我々のほうが運動量が多いわけですから、それにも関わらず、あれだけ力強くできるというのは、非常にコンディションがいいというところですね。最後のところは、もうちょうと雑じゃなくて、精度が高ければもっといいんですけれどもね。中島みたいに。それはどんどんやっていくうちに上がっていくということを期待して、今日は貴之のみならず、貴之のお兄さんもよく頑張ってたと思います(笑)。今日は笛を吹かれたときにみんな倒れてましたけど、よく最後まで粘り強くやったなあと、松本らしさが出たかなという試合だったと思います」
Q:先ほど、前半をゼロで抑えたことを評価されていましたが、前半は決められる場面があったと思います。攻撃に関してはPKの1点のみでしたが、攻撃に関しての手ごたえはいかがでしょうか?
「前半の15分ぐらいまでは、珍しく我々のリズムでしたね。そこで点が取れるほどサッカーは甘くはないんですけれども、そこで仕留めておきたいところは正直あったかなという感じはしました。それからの30分は、少し向こうのアクティブな動きにこちらはかなり翻弄されたと思いますね。向こうの2トップと秋葉ですけど。そういう時間帯もあるし、そういうこともしてくるというのを前提にミーティングでも話をしてきたので、そこは問題なかったと。飯尾が(治療で)いないときに、向こうは亮太(永田)を上げてバンザイする途中だったと思うぐらいのシーンがありましたけども、そこが今日のゲームの大きなポイントだったかもしれないですね。それを防げたことによって、また少し息を吹き返した。こういう暑いゲームだと、やっぱり最初の点というのはかなり大きくダメージを食らってしまうので、今日はダメージももらいましたけれども、そういう意味でも3人代えというのは、ある意味、リフレッシュした部分もあってよかったのかなと感じます。粘り強さというのは前半もあったかなと感じます」
以上















