●ジョルジーニョ監督(鹿島):
「タイトルを獲得できたことを非常に嬉しく思います。選手たちを讃えたいですし、彼らにおめでとうと言いたいと思います。また、フロントやスタッフを含めて、全員の成果ではないかと思います。先ほど、僕はテクニカルスタッフの分析を担当する小杉という者がいるのですが、彼が対戦相手の詳細な分析を与えてくれたおかげで非常に良い対応ができましたし、選手たちにもわかりやすく説明した成果がやりやすい形を生みました。我々は並行してナビスコカップとJリーグを戦っていますけど、そのような短く、時間のないなかでも、分析して選手がやりやすい対戦相手の情報をしっかりと与えることができたのではないかと思います。当然ながら実行する立場の選手たちが、それをしっかり実行した部分も評価すべきだと思います。最後の方は苦しみましたが良い試合をすることができたのではないかと思います。全員で勝ち取った勝利ではないかと思います。また、後押しをしてくれた人が居ます。サポーターの皆さんです。僕が現役のときから支えてもらいました。今日も数多くのサポーターに来て頂いて、声援や応援、苦しい時に声を出してくれたおかげで、こういう国際タイトルを手に出来たのだと思います。
試合に関して話をしていくと、我々は相手に対する情報や敬意を持ってやっていました。対戦相手が、特に今季のリベルタドーレス杯の準決勝まで行っているクラブで、昨年はスダメリカーナ杯を優勝して来ているわけです。力のあるチームであることを謙虚さをもって認めていたわけです。しかし、相手は我々がそれだけの質を持っていることを、もしかして実感として持っていなかったのかもしれません。そういったことで、我々がいい形で試合運びができましたし、FWの良い動き出しであったり、中盤のエリアへの侵入や追い越す動きもあったと思います。正直に言えば、前半でこの試合を決める事ができたというのが、僕の率直な感想です。ただ、相手がそれだけの実力を持っているということもありましたし、1失点目は残念ながら岩政選手のオウンゴールという形になりましたけど、彼はそれにもめげずいつもどおりに戦い続け、チームを奮起させてくれたのではないかと思います。選手全員が目指すべき形を示して、勝利に値するプレーに繋げていったのではないかと考えています」
Q:しばらく負けていませんがチームに変化は感じていますか?
「当然ながら、ビデオで11試合見るなかと、実際に選手と日々を接しているのとでは状況は違ってきます。選手たちがどういう性格であったり、どういうプレーを得意としているのか、いろんなことが日々接しているなかでわかるようになります。同じように彼らも僕がどういうことを求めているのか、僕の許容範囲やいろんなことがわかってきますし、戦術的な狙いについてもどういうことをやっていくのかということについても徐々に理解を深めていきます。互いにそういった信頼が深くなるにつれ、チームがやるべきことがスムーズにできるようになってきたのではないかと思います。ただ、それは想定内のことでしたし、選手の体調管理も各自で意識してもらっていますし、いまは練習するよりも試合に対する準備をしていくということだけなので、今日もこれから寮に戻って、全選手が食事をとって帰宅してもらうなど、いろいろな体調管理の方法を心がけてもらっています。細かな意識や管理を選手も理解して、うまく受け入れてくれていることも成績のなかに表れていると思います。プラス、今後、技術的な部分や戦術的な部分での向上が、うまくやっていけたら、と考えております」
Q:大迫をあの時間で変えたのはなぜですか?パスを引き出せていたと思いますが?
「ずっと90分の連戦を続けている選手が、小笠原選手や両サイドバックや岩政選手です。この試合も勝たなければなりませんが連戦のことも考えなければなりません。鳥栖戦もありますし、ナビスコカップもあるので温存しないといけません。試合中に、小笠原選手には交代するのかしないのかを聞きましたし、もししないのならマネジメントしながらバランスを取って欲しいということを要求しました。そういった意味で、連戦のことを考えて、交代せざるを得ないですし、ジュニーニョ選手が調子が悪いとかコンディション不良ということは一切そういった目線や感覚は持っていません。逆に、調子が良いと思います。前の公式戦で興梠選手が出場停止だったので、興梠選手はもう少しやらせることができるので、そこでジュニーニョ選手を入れて、最後の方でも得点をしそうな場面はありましたし、スピードのキレも良い状態にいるのではないかと考えています。理想を言えば、ボックス内で働くストライカーがいて、興梠選手のようなスピードに特長のある選手の組み合わせの方がバランス的な部分では良いかもしれません。しかし、相手が点を取るためにかなり前がかりになって大きなスペースを与えてくれたので、そこをジュニーニョ選手のスピードでうまく活用できれば、という思いでいました。ですので、確かにスルガ銀行チャンピオンシップを勝たなければいけない使命もありましたけど、その次のJリーグやナビスコ、そのまた次のJリーグの試合のことも考えて、チームマネジメントをやらなければなりませんでした。もう一つは、若い選手もベンチにいたし、交代枠は6名だったので、若い選手にも雰囲気を味合わせる、経験させるということも考えていました。経験だけを考えてもよかったのですが、どうしても勝負に勝ちたい欲も働きます。そうすると、考えられた交代が興梠選手のところであったり、あるいは西選手のところに疲労が見られたので、そこに土居選手というのも考えたのですが、ただ、興梠選手は我々のPKキッカーのひとりでもあります。PK戦があるというルールなので、その状況も考えなければなりませんでした。土居選手には経験させたかった状況でしたが、勝負に徹しなければいけない状況もありましたので、こういった大事な国際大会がホームで開催されるのでしたら、それは獲らなければいけない義務として我々にはあります。この数日間は、ナビスコカップ、Jリーグ、スルガ銀行チャンピオンシップという3つの大会を頭のなかで描きながらチームをマネジメントしなければいけなかったことを、皆さんも理解していただけたらと思っています」
Q:初先発で起用したレナトの評価を聞かせて下さい。
「非常によかったのではないかと思います。正直に言いますと、前半だけで終わるという思いでいましたが、彼もだいぶできるようになりました。僕個人の思いとしては90分やらせることも考えていたんですけど、ただ、彼のフィジカルについてもマネジメントしなければいけないので、やらせるだけであとで怪我をしてしまったら意味がありません。チームの創造性が増してきたところもありますし、彼のクレバーさを発揮した場面もいくつかあったと思います。また中盤の守備についてもスペースを消す、帰陣するということを意識して取り組んだところも評価できると思います。今後も、フィジカルが上がれば技術の部分もあがってくると思いますし、チームの全体の競争力も彼の加入と活動によって高まっていくと考えています」
Q:90分で勝てなかったことに関してはどう考えていますか?
「狙っている形は常に勝つということです。それがどういう形であれ、なんの問題もないと思います。ただ、先ほども冒頭で言ったとおり、前半で2-0になったあとに特に多くのチャンスを作れていたのであって、そこでもう少し落ち着いて保持したり、特に2列目からの斜めの動きだしには相手も手こずっていたところがあったので、もう少しそういったタイミング、特に相手はオフサイドトラップを仕掛けてきたので、もう少しそのラインを見たり、手前からスタートすることを意識していれば、2点目のあとも得点できたと思います。そのあとは少しアンラッキーな形でゴールを与えてしまって、そこで相手は少し息を吹き返したところがありました。自分たちが考えていたことは、試合のなかで表現できたと思いますし、先ほどから言っているとおり、前半の自分たちに主導権があった流れのなかで、試合を片付けることができたのではないかと思います」
以上
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一覧へ【スルガ銀行チャンピオンシップ 2012 IBARAKI 鹿島 vs ウニベルシダ・デ・チリ】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.08.01)















