勝点14で17位に沈むガンバ大阪と勝点20で同じく15位に低迷する大宮アルディージャ。残り15試合という状況において、まだまだ勝負の行方は分からない今季のJ1リーグだが、いずれにせよ、今後の『残留争い』を語る上ではキーポイントの1つになるであろう両者の対戦が、4日、万博記念競技場で行われる。
G大阪は、前節のヴィッセル神戸戦で4試合ぶりに勝点を手に。その数は狙っていた『3』ではなく『1』に留まったものの、連敗を食い止めるという意味でも、また、浮上の狼煙を上げるという意味でも、そして何より、その戦いにおいてチームとしての狙いが全う出来たという意味でも、この『1』はチームにとってのプラス要素だと言える。実際、チームを率いるキャプテンMF明神智和も、それを手応えの1つだと受け止めている。
「神戸戦前に選手だけでミーティングをして、プレーのことはもちろん、気持ちの部分をしっかり出して戦い切ろうという話をしていた中で、そこは90分を通してしっかり出せていた。中2日という厳しいコンディションではあったものの、考えながら動くのではなく、自然に身体が動く、というガンバ本来の戦いも出来ていましたしね。それはプラスに考えていいと思う。ただ、それを1試合で終わらせずに続けていくことが大事だし、何より僕たちが目指すのは勝点3ですから。当然、次の大宮戦も勝点3を獲らなければいけない試合だということは僕はもちろん、チーム全員が自覚している。その気持ちをピッチでしっかりと示したい」(明神)
結果を求めた戦いを目指す上で、好材料はいくつかある。前節の神戸戦で移籍後初のフル出場を果たしたことにより、FWレアンドロがよりチームにフィットしつつあること。長らくケガで離脱していたDF加地亮が完全合流を果たし、戦列復帰の可能性が高まっていること。実際、そのDF加地の起用について、松波正信監督は「コンディション的にはスタートからいける状態」とコメント。先発の可能性も示唆した。
また、7月30日に期限付きでの移籍が発表されたMF家長昭博の古巣復帰もその1つだ。ここ最近は失点の多さを反省し、守備意識を高くもって試合に入ることが増えているG大阪だが、『攻撃』でリズムを作ることが本来のチームスタイルだと考えても、彼の加入によってみられる前線の厚みは、今節に限らず今後の厳しい戦いを乗り越えていく上でも、大きな力になっていくことだろう。
「アキのポテンシャルは誰もが認めるところ。あとは、それをピッチでどう表現していくか。アタッキングゾーンでの仕事はもちろん、ゴールという明確な結果も期待している」(松波監督)
対する大宮も現在3戦、白星のない厳しい戦いを続けている。直近の川崎フロンターレ戦ではさい先よく先制点をものにし、流れに乗るかと思われたが、前半終了間際に同点に追いつかれ、試合を振り出しに戻されると、後半は運動量の低下もみられる中で川崎Fの攻撃に翻弄され3失点。1−4とまさかの大敗を喫した。ただしその大宮も、FWラファエルに代わって獲得した新外国選手、FWズラタンが川崎F戦で途中出場ながらJリーグデビューを果たすなど、徐々にフィットをみせており、こちらも巻き返しに向けた準備は整いつつある。というより、現時点でワースト3位の得点数の少なさを踏まえても、スロベニア代表として2010年の南アフリカW杯に3試合出場し、1得点を挙げた経験豊富な点取屋・ズラタンの活躍が今後の大宮の明暗を分けることになりそうだ。ちなみに、そのFWズラタンは身長186センチ、体重80キロという恵まれた体格を見ての通り『高さ』は当然、武器だが、スピードもウリの一つ。今節でJ1リーグ初先発を飾るのかも含めて、注目してもらいたい。
以上
2012.08.03 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第20節 G大阪 vs 大宮】プレビュー:まずは『降格圏』脱出を目指す両チームによる、裏天王山。(12.08.03)















