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【J2:第31節 千葉 vs 水戸】プレビュー:千葉にとってはJ1昇格争いに生き残るための正念場。ハードワークと粘り強さが特長の水戸に走り勝ち、賢くアグレッシブにゴールを狙いたい。(12.08.26)

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岐阜と対戦した前節(第30節)はスコアレスドローで、連敗は2で止めたが、プレーオフ出場圏(3位から6位)外の7位に留まったままの千葉。前節終了時での勝点差は、首位の甲府とは7、2位の京都とは4。千葉は甲府と京都との今季の対戦はすでに終わっているため、J2優勝どころかJ1へ自動昇格できる2位になるのも、完全に他力に頼る状況だ。だが、他力に頼るにしても、まずは千葉が勝点3を積み重ねなければ話にならない。

千葉は第26節岡山戦に1−0で勝ったあと、第27節栃木戦からの4試合は2分2敗で、その4試合は得点1、失点3。第28節からは町田、鳥取、岐阜と3試合連続で19位以下のチームと対戦したが、各チームのJ2残留にかける思いを体現した気迫あふれる攻守の前に屈した形となった。前節では鳥取戦前の時点で取り組んでいた3−6−1システムを採用し、前半にはいずれもクロスバー直撃だったMF伊藤大介のミドルシュートや直接FK、FWリカルド ロボのゴールポストわずか横のヘディングシュートなど得点機を作ったが、決定力を欠いて無得点。結局、それが最後まで響いた形となった。

決定力不足はかなり深刻だが、それ以前にボールを保持してもパスをつなぐだけで、相手に脅威を与える効果的な攻撃が少ないのが問題だ。ボールを奪ってカウンター攻撃ができるような場面でも思い切って良いポジションに攻め上がる選手が少なく、攻撃がスピードダウンして前にボールを運べないうちに相手は帰陣して、せっかくのチャンスを無駄にしている。また、対戦相手は千葉のパス回しにプレスをかけ、千葉のミスを狙ってボールを奪い、カウンター攻撃を仕掛ける傾向がある。マイボールにしたらアグレッシブに、焦ってではなく賢く速くフィニッシュまで持ち込みたい。

DF塩谷司が広島に完全移籍したのちの第28節甲府戦は0−1で敗れた水戸は、F東京から期限付き移籍で加入したDF吉本一謙が初出場した第29節大分戦を吉本の決勝ゴールで2−1と競り勝った。だが、前節の横浜FC戦は7分に失点したのち、吉本が10分に負傷交代。さらに、43分にはDF尾本敬が2度目の警告で退場処分と、守備陣にアクシデントが続いた。前半のアディショナルタイムにG大阪から期限付き移籍で加入したFW星原健太が同点ゴールをゲットし、数的不利の状況ながらも逆転勝利を狙って粘り強く戦ったが、62分に失点して競り負けた。だが、横浜FCの山口素弘監督が敬意を表したように『ハードワーク』『ファイト』という持ち味は試合を通して発揮した。

吉本は左膝前十字靭帯損傷、尾本は出場停止と守備陣が苦況の水戸だが、持ち前の堅守とスピーディーなサイド攻撃は簡単にはパワーダウンしないだろう。千葉は前回対戦のように走力と球際で勝たなければ勝利はない。また、千葉は町田戦の失点、鳥取戦の2失点目の場面はいずれもサイドからクロスを簡単に上げさせ、ゴール前で相手をマークしきれなかった。千葉もサイド攻撃、そしてクロスが特長だが、サイドの攻防で後手を踏むと苦戦は必至だ。第29節大分戦で1得点1アシストの水戸の右サイドバックのDF市川大祐は、その大分戦でGKの好守で得点にこそならなかったが、フクアリ開催の2006年J1リーグ戦第22節の先制点のような豪快なミドルシュートを打っていた。千葉は、オーバーラップしてのコンビネーションやクロスだけでなくサイドからのシュートも警戒したい。

逆に、千葉は豪快なミドルシュートが少ない。相手の守備を崩す意識が強すぎるのか、手数と時間をかけすぎてシュートチャンスを逃している。J2リーグ戦は今節を含めて12試合。J1昇格争いに生き残るため、思い切りのいいゴールで勝利を獲得してほしい。

以上


2012.08.25 Reported by 赤沼圭子
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