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【J2:第32節 町田 vs 岡山】レポート:前半28分に2枚替え!アルディレス監督の思い切った采配から、町田は悪い流れを断ち切った。(12.09.03)

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アルディレス監督の思い切った采配が、悪い流れを断ち切った。試合がまだ3分の2も経過していない28分、FC町田ゼルビアは早くも2枚の交代カードを切り、CBを一人減らして〔4-4-2〕に布陣を変更する。この試合はもちろん、先制された試合の通算成績が“0勝0分19敗”というゲンの悪さまで断ち切る、選手交代だった。

試合を遡るとファジアーノ岡山の先制は19分。川又堅碁が右サイドでフォアチェックを仕掛け、津田和樹のコントロールミスを誘う。川又はボールを奪うと中に折り返し、金民均がこれを受けてゴール前で反転。金はDFを振り切ると、左足のグラウンダーでGKの脇を破る。雨でピッチが滑りやすくなっていた状況から生まれたミスを、岡山が生かした。

その後も岡山は攻勢で、20分に石原崇兆がドリブルでゴールに迫り、23分にも金民均が右足ミドルで枠を捉える。「このままではいけない、何か変えなくてはいけないと、すぐに感じました」というアルディレス監督が、「自分の思いを選手達へしっかり伝えるために」とった策が早い時間の2枚替えだった。町田はDF津田和樹とMFコリン マーシャルを下げ、FW勝又慶典、MF鈴木崇文を投入。鈴木崇を右MF、ディミッチを左MFに置くことで、サイドを厚くした。

岡山の影山雅永監督は「流れを断ち切ったというところは、流石の采配だなと思います」と敵将の妙手を称える。そしてサイドのミスマッチから「我々の守備がはまらなくなった」と指摘する。攻撃に関わる枚数を増え始めた町田が、少しずつ岡山を受身に立たせるようになる。

しかし「強気で後半を始めること」という影山監督の指示を受けた岡山も、後半の開始から流れを一旦押し戻した。50分には澤口雅彦の折り返しを、石原崇兆がうまく生かしてスルーパス。川又堅碁が抜け出してシュートを狙ったが、GK修行智仁は片手でこれをブロックする。すると55分、町田は鈴木崇文の右CKから、太田康介がニアに飛び込んで頭で合わせて追いつく。「彼らを勢いづけ、それから我々の出足を鈍らせた」(影山雅永監督)このゴールが、60分の2点目にもつながった。町田は鈴木崇文が右サイドからグラウンダーで中に当てると、勝又慶典は「後ろからも人が来ていて、前を向くと取られる」というとっさの判断から、相手ゴールとは遠い側にボールを置く。この動きでシュートコースを作ると、「カツさんのスーパーゴールだった」(鈴木崇文)というライナーを、ゴール右隅に突き刺した。町田が今季のホームゲームでは初、アウェイを含めても4/30の横浜FC戦以来21試合ぶりとなる複数得点で、試合を2-1とひっくり返す。

町田はその直後の64分、FW北井佑季を下げてCB薗田淳を起用し、3バックの布陣に戻す。ただし早い時間に交替選手を使った結果として、「後ろは安定したと思うんですけど、前の選手が疲れていた」(太田康介)という町田は、攻撃の迫力が落ちていく。一方の岡山もなかなかフィニッシュまで持ち込めず、2失点目以降の30分間に放ったシュートは2本。しかし勝負強さを見せ、そのうちの1本を決め、試合を振り出しに戻した。86分、岡山は後藤圭太が右に開き、澤口雅彦はフリーで中に折り返す。「自分はヘディングが全然強くないし、身長も小さい」という金民均が、DF2人のマークを受けつつ執念で合わせる。これがゴール左隅に収まり、残り5分で試合は振り出しに戻る。

試合はそのまま2-2でタイムアップ。町田は上位の岡山を相手に「ポゼションを見ても、ゲームの支配を見ても、彼らを上回っていた」(アルディレス監督)という戦いを見せた。しかし監督の妙手、逆転を生かしきれず、勝点3を取り切れなかった。岡山も「ペースを向こうに持っていかれたときに何とか踏ん張った、もう一度持ち直して追いついた」(影山雅永監督)という執念の試合運びだった。とはいえプレーオフ圏内の6位以内を目指すチームにとって、勝点1は充分でない。両チームにとって、苦さの残る試合結果だった。

以上
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