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【第92回天皇杯 2回戦 仙台 vs S仙台】プレビュー:3年連続の仙台ダービー。ベガルタ仙台はアグレッシブに、ソニー仙台は粘り強く、ユアテックスタジアム仙台を盛り上げる(12.09.07)

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通算5度目、天皇杯では3年連続3回目の「仙台ダービー」が9月8日にユアテックスタジアム仙台で開催される。1998年に当時のJFLにソニー仙台FCが参加したときに、まだブランメル仙台という名称だった現在のベガルタ仙台と対戦。これが仙台ダービーの始まりだった。翌1999年のJリーグ2部化に伴い両チームはプレーの場をJ2とJFLにそれぞれ移していたが、2010年に天皇杯の場で12年ぶりに仙台ダービーが実現した。

もともと「自分が大学(仙台大学)時代にそうだったように、天皇杯では上のカテゴリーと戦うときには『やってやろう』と、いつも以上に強い気持ちになる」と、今季からベガルタ仙台でプロ生活をスタートさせた奥埜博亮は言う。もともと天皇杯では上のカテゴリーの相手を倒す「ジャイアントキリング」が起こりやすいものだが、この仙台ダービーでは2010年にソニー仙台が延長戦の末に桐田英樹のゴールでベガルタ仙台に勝利したことが話題となった。翌2011年にはベガルタ仙台が勝利したが、太田吉彰のPKで先制したのも束の間、谷池洋平のゴールで追いつかれて、延長戦に突入している。武藤雄樹のPKによるリードを守って試合を終えることができたものの、厳しい一戦であることをあらためて証明する格好となった。

ベガルタ仙台の手倉森誠監督はこの天皇杯2回戦を前に、チームには「ソニー仙台はただ『格上とやろう』というだけではなく、J1首位のチームとやろうという意欲で来るぞ」と呼びかけたという。そこに注意した上で、ベガルタ仙台が目指すのは、今シーズン重点的に取り組んでいる高い位置でのプレッシャーと攻守の切り替え。スコアが0-0のままで推移したとしても主導権は握り、「受けて立つのではなく、チャレンジャーの気持ちで挑む」(渡辺広大)意識で戦術の実践をはかる。

6日の練習後、手倉森監督は「ソニー仙台の田端(秀規)前監督が見に来ていたのでメンバーをごちゃまぜにしました(笑)」と冗談交じりに語ったが、実際に紅白戦などの戦術練習では様々な組み合わせを試していた。J1相手の練習試合で結果を出し「自分自身もチームプレーのなかで自信をつけることができました。コレクティブな戦いの中で貢献したい」と意気込むサッコーニのようにこの試合でチャンスをつかもうとしている選手もいる。どのメンバーがピッチに送りこまれるにしても、高い位置で主導権を握りたいところだ。

立場としてはチャレンジャーの側になるソニー仙台は、石川雅人監督のもとでJFL暫定5位(9月6日現在)に位置する。センターバックの谷池、比嘉隼人、ボランチの瀬田貴仁に加え、今季加入の山藤健太がボランチに入った中央の守備は堅い。失点数は23試合を終えてリーグ最少の16と、過去2年にベガルタ仙台を苦しめた堅守に磨きをかけている。ボールを奪えば大瀧義史の正確なパスを中心としたチャンスメークで逆襲する。JFLでの戦いほどアグレッシブに主導権を握ることができなくとも、我慢強くベガルタ仙台最終ラインの裏を狙うことは可能だ。

2回戦の段階で宮城県勢同士が激突してしまうことについては「勿体ない気持ちもある」(手倉森監督)というのが正直なところだが、天皇杯を盛り上げるこの一戦には好内容を期待したい。「去年の震災からの復興をサッカーで盛り上げてきたチーム同士。強い気持ちでゲームをすることで、宮城を盛り上げていきたい」という奥埜のコメントに表れた気持ちを、両チーム、そして両サポーターはスタジアムで表現してくれることだろう。

以上

2012.09.07 Reported by 板垣晴朗
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