天皇杯2回戦から出場する鹿島アントラーズの初戦は、去年と同じく筑波大学との対戦となった。1回戦ではFC琉球に先制されるも延長戦の末3−1で勝利した筑波大。エースFWの赤崎秀平が1得点1アシストと、期待通りの活躍を見せ2回戦に進出してきた。関東大学サッカー1部リーグでは勝点16の5位(11節終了時)に付ける名門が、2年連続で鹿島に胸を借りることとなった。
鹿島としては2試合連続のカップ戦。先日のヤマザキナビスコカップは、準決勝第1戦を制したことで一歩リードを奪ったが、この天皇杯もACLへの出場権を手にできるだけに是が非でも手に入れたいタイトルである。
とはいえ中二日での試合というだけでなく、残暑の中ではまだまだ暑さが残る13時キックオフ。その時間での試合を日常的にこなしている学生チームの方がアドバンテージを有しているはずだ。運動量を前面に出されても慌てずに対応することが必要だろう。
そうした部分も考慮してか、ジョルジーニョ監督は少し慎重な選手起用を見せそうだ。若いメンバーを重点的に起用するというよりは、これまでベンチに控えていた選手たちがピッチに立つことになるだろう。
昨年の対戦では、前半に田代有三(現神戸)と大迫勇也が2点を奪い、あとは流してゲームを終えることができた。ただ、あのときは筑波大の方が1回戦からの連戦でコンディションを整えるのが難しい立場にあった。また、5月に練習試合を行い、そのときはジュニーニョの2ゴール2アシストで8−1と快勝している。ただ、筑波大のメンバーはあのときとは大きく異なるはずであり、サッカーの質という意味ではもっと良いはずだ。あの試合でも筑波大の独特のパスまわしを捕まえきれずにペースを握られた時間帯もあったので注意したいところだ。
注目は、昌子源と赤崎秀平のマッチアップだ。昨年の対戦では開始直後に、赤崎に裏に抜け出され、昌子がギリギリの対応でシュートを防ぐという間一髪の場面があった。あのときがプロ初先発だっただけに、成長した姿を見せる必要がある。ヤマザキナビスコカップでも先発したが「なにもやってない」という反省の弁ばかりが口をついていた。その試合でA契約を見事に勝ち取っただけに、プロ選手としてのプレーを見せて欲しい。
出場が期待される選手のひとりであるキーパーの佐藤昭大は「つねに良い準備をして、いつでもいけるようにしたい」と、特に気負うことなく落ち着いていた。経験のある選手たちが出場するとなれば、同じような心の準備をしていると思われる。どの選手が出場するにしても連勝している流れをリーグ戦に繋げる戦いに期待したい。
以上
2012.09.07 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
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