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【第92回天皇杯 2回戦 岡山 vs 富山】レポート:岡山の2つの得点はPKとFKから。プラン通り進めながらチャンスを決められなかった富山を破り、岡山が3回戦への切符を掴む(12.09.10)

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天皇杯のゲームではあるが、キックオフ前にはお互いのサポーターによる、リーグ戦成績をネタにしたコール合戦があった。「落ちるなよ」、「昇格は来年一緒に」。この対戦カードを見るのはいつだって楽しい、そう思わせる時間だ。気温は30.8℃、湿度は62%。じんわりと身体にダメージを与える蒸し暑さと厳しい陽差しは、ゲーム開始とともに曇り空に変わり、風のない蒸し暑さだけが残った。ハーフタイムにはミストシャワーのような通り雨があり、ゲーム終了間際にはまた晴れ間がやって来た。前半は富山が引いて、重い展開。後半は互いの長所を出しきる内容だった。

先発メンバーは、岡山が今季初出場となったGK真子秀徳をはじめ、攻守のキーポジションとなる左ワイドに7月以来の出場となる服部公太、右は新卒ルーキーである田中奏一が初出場した。トップのチアゴ、シャドー関戸健二ともに先発としては7月以来で、もうひとりのシャドー三村真は初先発だったが、3人とも途中交代で出場を続けているためゲーム感には問題がない。富山は、最終ラインに約1ヵ月ぶりで吉川健太が入り、左ワイドには7月に東京Vから期限付き移籍で加入した19歳・舘野俊祐が初出場。前線3枚に木本敬介、西川優大、木村勝太が入った。

富山・安間貴義監督はデーゲームの暑さを考慮して、持ち味である前線からのプレッシャーをあえて控え、「少し引いた位置から始めることを選択した。それに対して上手く、前半なんかは力を吸収できたと思う」と話した。岡山は富山の狙いどおり、ポゼッションしながらも前への推進力を発揮できず、低いポジションにいる富山のボランチ・大西容平に奪われることが多かった。それでもFWチアゴは積極的にボールに行き、FW三村との連係は、昨季のチアゴ&臼井仁志コンビを彷彿とさせたし、関戸は判断よくプレーした。「前半は相手のプレッシャーが緩かったこともあって、自分たちがコントロール出来ていた」と、第32節町田戦に続き先発出場したボランチの大屋翼。しかし富山のディフェンスに隙を見つけることは出来なかった。

前半0-0は富山が狙ったとおりの展開だった。前半のシュート数は岡山が5、富山が0。後半に入ると富山が中盤で奪ってサイドからのクロスを送るなど、富山らしいポゼッションからチャンスメイクを始める。しかし富山がもう一段階ギアを上げる前の後半9分、岡山がPKを得る。右ワイドの田中が、ボランチの森泰次郎に倒されたという判定に対して安間監督は口を濁したが、これをチアゴが余裕を持って決め、理想的な時間帯に岡山が先制する。田中は「こういう内容ではなく、走って、仕掛けて点に絡みたい」と試合後に話したが、田中の身体、気持ちの強さは前半から効いていた。さらに岡山は後半31分、フリーキックからDF後藤圭太がヘディングシュートを決めて2得点とした。

富山の選手は、セットプレーからの2失点を悔やむより、自分たちが得点できなかったことを悔やんだ。「今日は攻撃にもっと工夫が必要だった。朝日大輔が入ってからうまくボールを運べていたので、続けていきたい」と大西。この日のメンバーは、リーグ戦とほぼ変わらず、残りわずかなゲームのひとつとして捉えていただろうか。

岡山側からは、これまで出場機会のなかった選手や新たなタレントを確認するゲームとなった。試合前に監督、多くの選手が口にしたように、まさにチームの底上げを図っている状態だ。DF後藤はこう話した。「田中奏一であったり、巧いのに試合に絡めなかったりする選手のモチベーションを上げるためにも絶対勝ちたかった」。またGK真子は控えに回った今季も、常に自分の仕事を高いレベルで続けてきたことを証明した。岡山に与えられた次なるチャンスは、10月10日(水)19時キックオフで行われる富山県総合運動公園陸上競技場での3回戦。相手はJ1名古屋だ。

以上

2012.09.10 Reported by 尾原千明
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