「相当良い。しぶとい戦いを徹底しており、前半戦のイメージとは全く違う。拮抗したゲームになることは間違いない」
反町康治監督は、現在の鳥取のチーム状態についてこう評する。それほど現在の鳥取は危険な相手ということだろう。
両チームとも、前節は昇格争い中のチームとドロー。アウェイでのゲームながら勝点1を手にしている。ホーム・松本は、横浜FC相手に試合開始直後にセットプレーを森本良に決められ、その後も主導権を握られる厳しい展開を強いられたが、後半頭から投入した渡辺匠をアンカーに配置した4-3-3にフォーメーションを変更したことで、流れを掴んだ。70分に途中出場の木島徹也が同点ゴールを上げて試合を振り出しに戻すと、勝ち越しは叶わなかったものの、幾度もビッグチャンスが訪れるなど試合終了のホイッスルが鳴るまでホームチームを苦しめ続けた。強豪相手に勝点1を拾ったという結果はもちろん、やや急造に近かった4-3-3を機能させるなど内容も悪くなかった。この勢いを残り試合へと繋げたい今節も先発メンバーに大幅な変更はなさそうで、チームの真価が問われる一戦となりそうだ。
一方のアウェイ・鳥取も明らかに上昇傾向だ。ここまで8勝22敗4引き分けで21位と残留争い中ではあるが、第33節は山形から2-1で勝利、前節は昇格争いのトップを走る甲府と1-1の引き分けで、上位相手に互角以上の結果を出している。現状は4-3-3のフォーメーションを採用することが多く、久保裕一・住田貴彦・小井手翔太らが前線に並び、中盤には実信憲明が怪我から復帰したことで、決定力の高い美尾敦と共に厚みを持たせている。
アグレッシブな攻撃面に比べると守備面には課題があり、66失点と2位以下を大きく引き離してリーグワーストとなっているが、「一つ崩れると大量失点、という傾向だが、今見ると何故失点が多いのか分からない」と反町監督は警戒感を隠さない。アウェイ(第20節)では1-0で勝利したが、鳥取がその真価を発揮しつつある今はあまり参考になるとは言えないだろう。
その鳥取を指揮する“敵将”こそ、吉澤英生監督。昨シーズン途中まで3年半の間松本を率いて、地域リーグからJFLへの昇格、また天皇杯での湘南・浦和相手の『ジャイアント・キリング』を成し遂げてきた。個人としても当然思うところはあるだろうが、プロフェッショナルとして鳥取の勝利のために策を練ってくることは間違いない。ある意味松本のことは知り尽くしているチームが相手となるが、成長した姿を見せるためにも貪欲に勝利を狙って欲しい。
以上
2012.09.22 Reported by 多岐太宿
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