現在17位の新潟は、残留のために勝点3を積み重ねたい。リーグ戦ワーストの17得点と、決定力不足が指摘される中、調子を上げているのがFW平井将生だ。トレーニングから見せる精度の高いシュートを、大事な一戦でも発揮したい。6位の名古屋は優勝争いに踏みとどまるために、こちらも勝点3が必須。昨季から相性のいい新潟を相手に、白星を奪いたい。
一瞬のスピードは群を抜く。ハーフコートでの実戦形式。平井は味方のパスに反応すると、守備の裏を取ってゴールに流し込む。23日の福島ユナイテッドとの練習試合では2得点。練習試合に限れば、5試合連続ゴールだ。「シュートの感覚は、いつも通りです」。さらりとした物言いながら、「いいパスが出て、反応できれば」と自信はチラつかせる。
名古屋戦はベンチスタートが濃厚。ただ、「調子が良ければ出番も回ってくる」。コンディションを上げながら、備えを怠らない。前回の名古屋戦はフル出場した。1-2と敗れたが、バイタル付近からゴール前をうかがう動きを繰り返した。「速い動きを活かせればチャンスはある」と相手守備陣に脅威は感じていない。
ここまでリーグ戦はベンチスタートがほとんどで、得点はゼロ。今季、G大阪から期限付き移籍し得点源として期待されたストライカーは、不完全燃焼のシーズンを過ごしてきた。練習試合で結果を出し続けることでアピール。練習でも、ボールを待つのではなく、パスを引き出す動きを意識した。「目の色が変わってきた。戦えるようになってきた」。柳下正明監督もここにきて心の奥底にある闘争心を感じている。
チームは残留争いの中であえぎ続ける状態。自らもゴールに飢えている。名古屋戦の重要性とゴールの価値の大きさは、十分に感じている。「コンディションはぼちぼち。出番がきたら仕事をします」。淡々とした表現の中にも意欲をにじませた。
名古屋は優勝戦線のがけっぷちに立たされた状態だ。勝点50の首位広島とは勝点差9の6位。昨季の6連勝を超える白星量産を、チーム全体が意識している。
前節はその広島に1-2と惜敗。終了間際に勝ち越しを許して力尽きた。前節は前半40分に先制点を許すなど、時間の経過とともに集中力が薄れる傾向があった。今節は立ち上がりから主導権を奪い、それを持続することがテーマ。
リーグ戦の対新潟は昨季から3連勝中と相性はいい。相手のマンマークを外して一気に抜ける形が効いている。前線のスピードを活かす展開に持って行けば、優位に進められる。
勝ちを狙う気持ちの強さは互角。力が入りがちな中、どちらも攻守のバランスを崩さずに粘り強く戦うことで勝点3に近づく。
以上
2012.09.28 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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