勝利への執念を見せたい岡山と福岡。岡山は第34節(9/17)ホーム湘南戦の勝利後、アウェイの第35節愛媛戦に0-1で敗れ、第36節富山戦には引き分けて、9月の成績は1勝2分2敗。甲府、湘南とのゲームで見られた岡山の良さは、愛媛戦では相手の気迫に押され、台風の影響で横殴りの暴風雨の中で戦った富山戦では、もうひとつ発揮できないなど、内容にばらつきがあり、現状はこう、と捉えにくい。つまり、ひとつの勝利がもたらす力が大きくなっている状態と言える。
福岡は、第30節(8/22)ホーム富山戦の勝利以降は4分2敗の成績。両チームともに2013シーズンのJ1クラブライセンスが交付されているが、福岡は前節の敗戦と他チームの結果により、1年以内のJ1復帰の可能性が消滅した。しかし前節・ホームでの横浜FC戦は、前田浩二監督が、「今シーズンの中でのベストゲームに近いゲームが出来たんじゃないかと思っています」と話すほど、スピーディなパスを繋ぎ、ドリブル突破を織り交ぜながら相手ゴールを脅かし続けた。横浜FC対策として、FW高橋泰とFW坂田大輔の2トップで挑んだことで、前線から激しくプレスをかけることができ、またFWオズマールの切り札としての存在も心理的プレッシャーを与えた。先制点は、CKのこぼれ球をMF成岡翔がボレーで放った見事なロングシュートだった。
この左SH・成岡翔(6得点)をはじめ、現在11得点でチーム得点王の右SH城後寿、トップの坂田大輔(8得点)、夏に加入してここまで4得点のオズマールら、前線に高い決定力を持った選手が揃う福岡は、得点数は48でリーグ9位。しかし36試合を終えた時点で、失点数はリーグワースト2位の57。前節、後半アディショナルタイムのオウンゴールによる失点に現れてしまったが、立ち上がりや前半終了間際、得点後すぐの失点など、自らの気持ちを挫くような時間帯の失点の解消にはまだ至っていないだろうか。
岡山も前節・富山戦で、得点から4分後の失点を喫している。交代で入ったMF石原崇兆のファーストプレーでのゴールで先制点を挙げたが、その4分後、セットプレーから失点。「あそこはポジショニングとか集中より、気合いです。セットプレーからの失点は、ゲームプランが崩れちゃうんで絶対に避けたい」と話すのは、DF竹田忠嗣。竹田は、福岡の前節の戦いについて、こう話す。「惇(鈴木)から城後に入った縦パス(後半11分)に象徴されているように、速かったです。守備の目標としては、攻めている時のリスク管理が一番大事だと思っています。後ろは一枚剥がして良いポジショニングをとることが、相手の攻撃の起点を潰す上でも大事な所だと思います」。
前回、5月の対戦では、岡山はオウンゴールで失点した後、MF田所諒のヘディングのゴールで追いついて引き分けに終わった。田所は、「自分たちは繋ぎが上手くなってきたりしているけど、以前はもっと走っていた。原点に帰って、走り勝ちたいと思っています」。2試合連続ゴールを狙う石原は、「万全のコンディションで、しっかり、ちゃんとしたプレーが出来るように」と話す。福岡はCBの山口和樹が累積で出場停止だが、ボランチ・末吉隼也と最終ラインの連係でルーズなプレーを修正し、統制のとれた守備を敷き直す。ゴールを近づけるピンポイントのパスを出す鈴木、突破力のある両SBも揃った手強い相手だが、互いに前線からプレスを掛け、中盤での奪い合いが予想されるだけに、ミスのない冷静なプレーと奇襲のアイデアがポイントとなる。
福岡は前節の1万人以上の観客を集めたレベスタでの熱く、らしい内容のゲームの激しい悔しさを晴らすために。岡山は心機一転、ラストスパートの時を迎えて、今季の成長と意地を見せるために。年に一度、津山陸上競技場で行われる岡山のホームゲームに、岡山はJ加入後の09年以来勝利がない。津山で初めての勝利を掴みとることが出来るかどうかを、爽やかな風の吹く現地に赴いて確認したい。
以上
2012.10.05 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第37節 岡山 vs 福岡】プレビュー:残りわずか6戦。6位以内目指して弾みをつけたい岡山と、前節の善戦で状態上向きの福岡が、来季にもつながる戦いを見せられるか。(12.10.05)
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