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【J2:第37節 大分 vs 横浜FC】プレビュー:勝点3の重みが増す終盤戦。緊迫したスリリングな試合展開必須。(12.10.07)

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ここまで混沌としたレース展開が続いたJ1昇格争い。首位の甲府が抜けた感はあるが、2位から勝点差7の間に8チームはひしめき合う混戦は、まだまだ続きそうだ。
J1昇格――。今節対戦する大分と横浜FCは、この心地良い響きの熱い渦のなかにいる。「心地良い」より「心苦しい」と思われる方もいるとは思うが、今季から下はJFLとの入れ替えがあるのだから、上を目指して戦える状況は、やはり心地が良い。

経営再建中のホーム大分は、先月27日に県民、行政、地元経済界に募った「J1昇格支援金」が、Jリーグに返済するために必要な3億円が確保されたと報じられた。昇格の前提条件となる経営面の課題がクリアされ、あとはチームの成績次第ということになる。
否が応にも選手にはプレッシャーがかかる状況ではあるが、「3億円はプレッシャーにはなりませんね。応援してくれている方の思いが、これだけの数字となって現れたわけだし、頑張れる要素のひとつです」と石神直哉がチームの思いを代弁したように、3億円が選手の背中を押しているようだ。その証拠に、前節の町田戦では3試合ぶりに複数得点を挙げ、快勝している。「当初の目標であった勝点80には届かないが、7連勝して勝点79でJ1にストレートインする」と田坂和昭監督の言葉も現実味がなくはない。

今週からは勝点を積み上げるために、ゲーム形式を増やし、リアリティのあるトレーニングにシフトした。ここ数試合、「いいポゼンション、いいカウンターはできつつあるが、シュートまでいけなかった」(田坂監督)反省を生かし、決定機の数を増やし、シュートまでの形を徹底した。また、試合中にシステムを変更してくる相手に対する対応策も狙い目も整理し、チーム全体で共有した。

システムを変幻させる横浜FCは、メンバー構成によっても戦い方を変えてくる柔軟なチームだ。それは複数のポジションができる能力の高い選手がいることを意味する。直近の3試合では全て中盤の構成が異なり、それぞれの個性を引き出した。さらに、前線にターゲットとなる選手を2枚揃えれば、シンプルにクロスを入れ、後ろから蹴ってくることもある。足元の上手い選手を前線に起用すれば地上戦に持ち込むことができる。
前節では3バックに変更してから試合終了間際に、同点に追いついた。あの手この手で目先を変えながら、揺さぶりをかける横浜FCの勝負強さを見せた。
大分戦に向け、スタート時点からシステムを変えてくるのか、攻撃的なメンバー構成で中盤を形成するのか、1年目監督の采配、かけひきに注目したい。

勝点3を取れば大きくジャンプアップすることもできるが、失えば昇格レースから脱落することもある。終盤戦独特の緊迫した展開になるかもしれない。ただ、互いに勝点1を狙った腰の引けた戦いをすることは考えられない。1点を争うスリリングな試合になるはずだ。

以上

2012.10.06 Reported by 柚野真也
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