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【J1:第28節 C大阪 vs 鳥栖】レポート:C大阪3戦連続3-2での逆転勝利! 鳥栖を下して今季初の3連勝!(12.10.07)

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三たび、C大阪が劇的な白星を収めた。キンチョウスタジアムで行われた12位C大阪と5位鳥栖の一戦は、2度のビハインドを追い付いたC大阪が、終盤の86分に柿谷曜一朗のPKゴールで勝ち越し、3試合連続3-2での逆転勝利。勝点を38に伸ばし、16位新潟との差を8に広げてJ1残留争いから抜け出した。それだけでなく、5位磐田との差も5に縮まり、上位進出への視界も開けた。逆に、鳥栖は今季リーグ戦で初の連敗を喫し、順位を8位に落とした。

「本当にこういうスコアが続いているということは、説明のしようがないところでもある」、記者会見の冒頭でそのように述べたのは、C大阪のレヴィークルピ監督。この3試合、先手を許し、2失点ずつ喫しながら、最後に相手をうっちゃり、いずれも3-2というスコアで勝ち切ることができたのだから、指揮官が驚くのも無理はない。ただし、「間違いなく言えるのは、チームが本当に輝いているということだと思う」、「サポーターの皆さんの素晴らしい後押しがあるから、今こうしていい流れで結果が出ているんじゃないかなと思う」と、約1カ月前に浪速の地へ戻ってきた名伯楽が述べる言葉は、十分にピッチでも、そしてスタジアムでも証明されていた。

今回の試合で、C大阪には様々なアクシデントやミスが起こった。前節退場処分を受けた丸橋祐介が出場停止になっただけでなく、高橋大輔も負傷欠場。今季2試合目の先発となる児玉新、負傷明けで即出場することになった酒本憲幸が両サイドバックに入った形となり、新たな陣容で臨んでいた。そのなかで、20分にはスローインから一瞬の隙を突かれて左サイドを破られて失点を喫してしまう。

1-1で迎えた後半、主導権を握りつつあったC大阪だが、1枚目の交代カードで扇原貴宏をベンチに下げた直後、センターバックの茂庭照幸、左サイドバックの児玉がともに足を傷めてしまう。70分には、シンプリシオのヘッドでのクリアミスから右サイドを崩され、再びリードを許した。74分には児玉が途中交代となり、左サイドバックができる選手が不在に。その後、3-2と逆転して迎えた試合終了間際にはFKをクリアしようとしたGKキム ジンヒョンがゴール前でファウルを取られ、PKを与えてしまう。二重三重にも、C大阪には苦況が待っていた。

それでも、C大阪は度重なるハードルを乗り越えた。最初の失点からわずか7分後に、ヘベルチの左CKから最後は柿谷がヘッドで押し込み、キンチョウスタジアム5戦連発弾を記録。先制された嫌な流れを断ち切った。後半の2失点目のあとには、2枚目の交代カードとして入った吉野峻光が指揮官の期待に応えて中盤を活性化すると、吉野の組み立てから、「その瞬間のフィーリングで決めた」とレヴィー クルピ監督が急遽左サイドバックに抜擢したヘベルチが、絶妙の左クロスで相手のオウンゴールを誘発した。

そして、扇原に代わってピッチに入っていた枝村匠馬が、85分にワンツーで抜け出してPKを獲得すると、柿谷がこれをきっちりと決めて、シーズン10得点目をマーク。さらには、最後の鳥栖のPKでは、「自分からのファウル(で与えたPK)でしたし。絶対止めないといけないと思った」というキム ジンヒョンが、スタジアムの大「ジンヒョン」コールの後押しも受けて、豊田陽平のキックを最後までよく見て反応し、キャッチ。こうして様々な劣勢をチーム一丸、いや、スタジアムが一体となって跳ね返したC大阪が、大きな1勝を手に入れたのだ。

一方の鳥栖にとっては、アウェイでまたも敗戦。「鳥栖は守備が堅くて、真ん中をしっかり固めてくる感じだったので、攻撃の仕事があまりできなかった」とC大阪の山口螢に言わしめるような、組織的な守備を随所に発揮し、攻撃面でも2度にわたってリードを奪ったが、結果的には跳ね返されてしまった。また、最後も同点に追い付くチャンスで、PKを豊田が決めきることができなかった。こちらも中盤の要である岡本知剛を負傷交代せざるを得なかったことが最後に響き、また、先制点をお膳立てするなどC大阪に脅威を与えていた水沼宏太を80分でベンチに下げたことが、結果としてマイナスに作用したとも言えるだろう。試合後、「監督となって2年目となるが、連敗は初めてでとても残念」と振り返った尹晶煥監督は、「選手たちは90分間を戦い続けてくれた。残り6試合に向けて、シッカリとやります」と、気持ちを切り替えていた。

試合当日に22歳になった山口をはじめ、扇原、村田和哉、児玉といった、この鳥栖戦前後に誕生日を迎える選手が多いなか、『バースデーウィーク』を白星で飾ったC大阪。最近6試合を5勝1敗と絶好調で、ようやく今季初の3連勝を果たした今、秋の桜は満開に咲き誇りつつある。

以上

2012.10.07 Reported by 前田敏勝
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