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【J2:第37節 千葉 vs 草津】レポート:攻守に攻撃的な姿勢を見せた千葉がサイドの攻防を制して5試合ぶりの勝利。前半の2失点が大きく響いた草津は攻撃時のミスも悔やまれる(12.10.08)

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自陣で守備のブロックを築くのではなく高い位置からボールを奪いに行き、ボールを奪ったらスペースのあるところを生かして攻めきる。千葉にとって5試合ぶりとなる勝利は、攻守両面でのアグレッシブで攻撃的な姿勢から生まれた。

千葉の木山隆之監督は、前節のスタメンのDF武田英二郎(今節は出場停止)に代わって左サイドバックにDF渡邊圭二を起用。守備重視ならばDF坂本將貴の起用も考えられたが、今節は渡邊の攻撃力が生きた。それは一昨日の選手だけでのミーティングで「自分たちは前でボールを奪って行く攻撃的なチームとしてやろう」(MF佐藤勇人)と意思統一ができ、実践できたからだろう。また、草津の右サイドバックが本来はFWのDF後藤涼で、守備力よりも攻撃力に長けていたことも千葉には好都合だった。攻めることで相手を押し込み、結果的に守れるという点で、違うタイプの突破力を持つ渡邊と左サイドハーフのMF谷澤達也の連係プレーは、草津の後藤と右サイドハーフのMF小林竜樹を上回った。

とはいえ、早い時間に失点していたら、先制しても2−0にできずに追いつかれていたら、落ち着いて攻守の集中力を維持しつつ戦い、勝ちきるのは難しかったかもしれない。そういう意味では、千葉の先制点が生まれる直前の19分、草津は出場停止のFW土井良太に代わってスタメン出場のFWアレックス ラファエル、MF櫻田和樹、FW遠藤敬佑とつないでゴール前に抜け出したアレックス ラファエルが決定機をシュートミスでモノにできなかったことが千葉を助けてしまった。その直後、千葉は自陣の右サイドの深いところでDF大岩一貴がボールを奪って前へグラウンダーのパスを出すと、MF兵働昭弘がマイボールにする。兵働のパスを受けた谷澤がドリブル突破からシュートするも、草津のGK北一真が左足で好セーブ。こぼれ球に反応したFW荒田智之のシュートが先制点となった。

そして、このあと、千葉がペースダウンせずにたたみかけるように攻めたことも奏功した。31分には谷澤からパスを受けて突破した渡邊がグラウンダーのクロスを入れ、ニアサイド寄りに入った荒田がワンクッションの形で触ったあとのボールを、右サイドから走り込んだFW田中佑昌がうまく左足で合わせて追加点をゲット。今節の田中は相手に2点差をつけたゴールの功績も大きいが、ポジショニングよく効果的な守備をするのも目立った。ボランチの佐藤勇がゴール前によく出てシュートを打っていたことも含め、千葉の攻守に連動性があった証といえる。また、結果的にパスが長すぎるなどして右サイドバックのDF高橋峻希にはうまく通らなかったが、12分に谷澤、17分にMF佐藤健太郎が左サイド寄りから大きなサイドチェンジのパスを出したように、「草津は中をしっかり守るという守備をするチームで、サイドの中盤にすごくスペースが空く」(木山監督)ことを意識して序盤からダイナミックな展開の攻撃をしたことも、草津の守備に綻びを作った。

前半の2失点が大きく響いた草津。持ち前のサイドチェンジのパスで局面を打開して反撃しようとしていた松下裕樹は「縦に速く攻めたいというのがあっても、それだけでは前の選手はどんどん体力を失っていってしんどくなるので、ボールを動かせる時はしっかり動かして相手を走らせたいですけど、それが今は自分たちの問題でなかなかできていない」と悔しそうに話した。また、ボールを奪ったあとに何回か攻め上がっていたDF中村英之は「攻撃は全体的に選手の距離感が悪くて、ボールもあまりうまく回らなかったし、すぐ失ってしまった。でも、後ろの選手は我慢してやり続けるしかない。残り5試合、先制点を取らせないで、先制点を取るところまでもっていけるように頑張ります」と前を向いた。

今節では第33節から2分2敗の時期の攻守の修正の成果が出た千葉だが、相手によってはプレスがはまらず、攻めるスペースがない時もある。そこで試合中にどれだけ修正を図れるかが問題だが、やはり受け身ではなく攻撃的な姿勢を貫けるかがカギとなりそうだ。

以上

2012.10.08 Reported by 赤沼圭子
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