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【目指せ!聖地・国立 ヤマザキナビスコカップ 柏 vs 鹿島】プレビュー:駆け引きに長けた鹿島を相手に、13年ぶりの決勝戦進出を目指す。2つのアウェイゴールを持つも、柏には勝利が絶対条件(12.10.13)

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第27節浦和戦のショッキングな負け方と、その試合で大黒柱のレアンドロ ドミンゲスが全治4週間の怪我を負ったことは、柏を奈落の底に突き落とすには十分すぎるファクターだった。だが、第28節川崎F戦、天皇杯3回戦湘南戦と連勝し、しかもスランプに陥っていた田中順也、8月の加入以来ノーゴールだったネット バイアーノ、天皇杯ではこの2人にゴールが生まれるなどプラス材料も少なくはない。ようやく一時の不振から復調の兆しを見せている。この連勝を踏み台にして、ヤマザキナビスコカップの決勝進出を手にしたいところだ。

1999年の初優勝以来となるヤマザキナビスコカップ制覇を狙う柏の、決勝進出の条件を確認しておきたい。とにかく柏には勝利が絶対条件。2点差以上の勝利と、1点差でもスコアが1−0、2−1ならば無条件で柏の決勝進出が決まる。3−2ならば延長戦突入。4−3以上の1点差勝利は、アウェイゴールの差で鹿島が勝ち上がりとなる。

リーグ戦では今ひとつ調子に乗り切れない鹿島だが、それでもベスト4まで勝ち上がるのはさすがである。準決勝第1戦では、鹿島のポテンシャルの高さが際立ち、中盤をボックス型にした柏のウィークポイントを的確に突いてきた。中盤ボックスの両脇のスペースをフル活用し、西大伍、新井場徹が起点となって柏の守備陣形に亀裂を作るあたりは、彼らの優れた能力と高い戦術眼の証明だった。ゴールの局面だけを見れば、大迫勇也の豪快なミドルシュート2発に敗れたという言い方もできるが、大迫のポジショニングの妙が光ったからこそ柏のDFも寄せ切れず、シュートまで持っていけたことを忘れてはならない。

天皇杯の影響で、中2日の試合という点は柏も鹿島も変わらない。ただ、鹿島は天皇杯の鳥取戦は数名のメンバーを入れ替えて戦っており、延長戦までもつれ込んだとはいえ、週末の試合への影響は最小限に食い止められると思われる。懸念らしい懸念といえば、小笠原満男を出場停止で欠くことになるだろうが、ただそれも準決勝第1戦でも輝きを放った若きタレント・柴崎岳が中盤に君臨しているため、中盤のクオリティが大きく低下するとは思えない。唯一、チームが苦境に立たされた時、あるいは追い込まれた時に小笠原の不在がどう影響するかだろう。

そんな鹿島を迎える柏は、この試合もレアンドロは負傷で不在、栗澤僚一が出場停止となる。布陣としては茨田陽生がボランチに降りてからの湘南戦のメンバーが基本になると見ている。レアンドロ不在のため、攻撃力アップの鍵は、ようやく初ゴールの飛び出したネット バイアーノの起用法になる。天皇杯終了後、ネット自身も「やっと決められてホッとした。これに続き、次の試合ではセカンドゴールも決めたい」と連続ゴールを公言し、これまで取れなかった分を取り返すという意欲を体全体から漲らせていた。ただ、このところゴールという結果を残せていない工藤壮人も、昨シーズンJ1第28節、リーグ戦でのカシマスタジアム初勝利をもたらした自分のゴールを引き合いに出し、「僕にとっては鹿島戦には良いイメージしかない」と何とも彼らしい強気の発言を残す。ようやく一発の出たネットか、鹿島を打ち砕いた成功体験を持つ工藤か。この大一番で、智将ネルシーニョの眼力に適うのはどちらになるだろうか。

そして、全体的なゲームの進め方では、第1戦のビハインドを背負っているからとはいえ柏は最初から前がかりになりすぎないことが大事である。もちろん引き分けでは敗退となるが、駆け引きに長けた鹿島を相手に、焦らず、急がず、90分間で1点を取って勝てばいいという、昨シーズンの老獪な気持ちを持ってゲームを進めてほしい。

日立台のスタジアム構内には、サポーターが作り上げたヤマザキナビスコカップのビラが至る所に貼り付けられており、そこには書かれている以下の言葉には優勝への強い思いを感じる。

柏がナビスコを獲る。

以上

2012.10.12 Reported by 鈴木潤
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