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【J2:第38節 草津 vs 水戸】プレビュー:北関東ダービー2012、ラストバウト。草津が意地をみせるか、水戸が優勝を決めるか?(12.10.14)

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今季低迷が続く草津にとって、北関東ダービー水戸戦はサポーターの信頼を取り戻すラストチャンスだ。

副島博志監督は「ダービーは1勝以上の価値がある。これに勝てばすべてが帳消しというわけではないが、これまでのツケを返したい」と選手に喝を入れる。草津と水戸の通算成績は6勝11分6敗と全く五分だが、2010年以降の5試合では3分2敗と一度も勝つことができていない。現在は水戸の11位に対して草津は16位となっているが、過去の成績や順位は関係ない。草津は、北関東の宿敵水戸を倒すことで、失ってしまった信頼、そして自信を取り戻す。

かつてはレアル対バルサのクラシコにも劣らないほどの熱いバトルをみせた北関東クラシコ草津対水戸。だが今季は草津の低迷によりその熱気が薄れつつある。今季の草津は、闘えないチームになってしまった。新卒の若手が育たない現状の中、闘える選手を切り、さらに補強失敗のツケが回ってきているのも事実だが、チーム全体の闘争心が消えているのも確かだ。

前節アウェイ千葉戦で敗れたあと、副島監督は、敗戦の悔しさを見せなかった選手の一人を怒鳴り飛ばしたという。温厚な指揮官にとっては極めて稀なことという。だが、それはチーム全体への喝にほかならない。指揮官の愛のムチを選手たちはどう受け止めて、行動に移すのか。ダービー水戸戦は、その答えを表現するのには最適な場所だ。

水戸戦は、ダービーにおいて絶大なパワーを発揮する闘将・松下裕樹が警告累積で出場停止となる。北関東ダービーを迎えるたびに「ダービーは戦争だ」というコメントを繰り返す松下の不在は、チームにとってあまりにも痛い。だが、松下の魂をほかの選手たちが引き継いで、サポーターのために闘ってくれることを信じたい。2連敗中の草津は決してチーム状態が良いとはいえないが、選手たちは意地をみせてくれるはずだ。

対する水戸は、15勝8分14敗で現在11位。7日のリーグ前節岐阜戦ではドローとなったが最近5試合は3勝1分1敗。シーズン終盤に向けてチームは着実に勝点を積み上げている。本来であれば草津との完成度の差は歴然だが、今節は鈴木隆行とキムヨンギが警告累積で出場停止。さらに10日に天皇杯3回戦でG大阪と対戦(0−1)したため中3日のスケジュールとなる。ハンデを背負う中で水戸がどんなパフォーマンスをみせるか興味深い。水戸は今ゲームで、引き分け以上の結果を収めると北関東ダービー優勝が決定する。

草津と水戸の両クラブは、9月末に発表されたJリーグクラブライセンス制度でJ1ライセンスが交付されずJ2ライセンスに留まった。水戸は、プレーオフ進出の可能性を残しながらもJ1昇格を断念する結果となった。草津は順位が低迷したためにその実感がわかないが、水戸と同じ状況に陥った可能性はあった。ライセンスは毎年の審査となるため来季どうなるかはわからないが、北関東の小規模クラブ同士、スタジアムや財政など抱える問題は同じだ。この現状を変えるには、魅力あるクラブ作りを行う以外に方法はない。クラブは何のために存在し、誰のため戦うのか。北関東ダービーラストバウトで、その答えを確かめたい。

以上

2012.10.13 Reported by 伊藤寿学
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