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【J1:第30節 G大阪 vs 広島】プレビュー:熾烈な残留・首位争いの渦中にある両者が激突。このカードで圧倒的勝率を誇るG大阪、データ通りの快勝なるか(12.10.26)

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前節・アウェイの地に乗り込んでの川崎フロンターレ戦で、粘り強く勝利を引き寄せたガンバ大阪。今節は約1カ月ぶりにホーム・万博記念競技場での試合で、サンフレッチェ広島を迎える。

今季のアウェイでの同カードによる対戦(第5節)では、1−4と大敗を喫したG大阪だが、J1リーグ戦におけるホームでの対戦成績に目をやると、02年以降、7勝1分と負けなし(*広島がJ2リーグで戦った03、08年は除く)。圧倒的な強さを示している。今節もその“お得意様”を相手に久しぶりのホーム戦で勝利を引き寄せてほしい。いや、引き寄せなければいけないというべきか。
というのも、前節の勝利で順位こそ1つあげたものの、G大阪が残留争いの渦中にある状況に変化はないからだ。と同時に、残留を決めるにはまず自分たちが残り5試合で出来る限り多くの勝点を積み上げるしかない。その『勝点』への執念がピッチに漂う90分を期待したい。

ただし、対する広島も『勝利』が欲しいのは言うまでもない。前節の柏戦では1−2と敗れ、また2位を走るベガルタ仙台が勝利したため両者の勝点は同じ54に。首位独走にストップをかけられた。加えて、前々節の横浜F・マリノス戦もスコアレスドローと2試合続けて足踏み状態が続いていることからも、ここはすっきりと勝って、残り試合に弾みをつけたいはず。広島にとっての『鬼門』とも言うべき万博の地で勝利を引き寄せられれば、否が応でも優勝に向けた追い風になるだろう。

注目は29節を終えた時点の総得点数で、リーグトップの58得点を叩き出しているG大阪と、54得点で2位につける広島の『攻撃力』のぶつかり合いだ。過去の対戦に目をやると、互いが自らの『攻撃』を前面に押し出した戦いを挑むせいか、ハイスコアでの試合になることが多い同カード。今節もその総得点数にも表れている『攻撃力』を前面に押し出した戦いになるのか。あるいは終盤戦、『残留』『タイトル』という目標が明白な中で両者ともに『勝点』をしっかりと積み上げたいという意識が、その戦いに変化をもたらすのか。G大阪の失点数が例年よりも圧倒的に多い57に及んでいるのに対し、広島はリーグ2位タイの失点の少なさを誇る。この事実が現時点での両者の明暗を分けていることも踏まえ、相手の攻撃にどう対峙するのかも見どころとなるだろう。

それぞれチーム状況に目をやると、G大阪は今季チーム最多タイの得点を挙げていたFW佐藤晃大が前節の川崎F戦で負傷。長期離脱を余儀なくされるアクシデントに見舞われたが、一方でケガで長期離脱をしていたFW川西翔太やDF中澤聡太、GK木村敦志が完全合流。GK木村については未だ実戦復帰を果たせていないが、FW川西については7日の大阪産業大学、21日のジュビロ磐田との練習試合を2試合戦って既に公式戦を戦える状況にある。DF中澤についても同じく21日の磐田戦で初の実戦復帰を果たし「いきなりJクラブのスピード感にぶつけて、どうかなと思っていたが、違和感なくやれていた」と松波正信監督も手応えを語っている。今節は残念ながらMF倉田秋が警告累積のため出場停止だが、総体的には戦力な厚みが感じられる中で正念場の戦いに挑めそうだ。

対する広島は今節、出場停止の選手はナシ。先日、約2年半ぶりに日本代表に復帰したエースFW佐藤寿人は現時点で20ゴールを挙げ、得点王争いでは独走態勢に入っている。ただ、ここ数試合の戦いを見ての通り、対戦相手が広島対策を徹底していることもあってか、あるいは優勝争いのプレッシャーか、自慢の攻撃力がやや形を潜めているのは事実。シュート数そのものが減っているのも懸念材料だ。また主力を預かる11名のうち3分の2の選手がほぼ顔ぶれを変えずにシーズンを戦っていることがチーム力を安定させている一方で、累積による出場停止の選手やケガ人の出る可能性が高まる終盤戦だからこそ、代わってピッチに立つ選手がチーム力を落とすことなく戦えるかも課題となっていくだろう。

今節、ともに攻撃力を誇るチーム同士の対戦になることは先に書いた通りだが、G大阪は今季、先手をとった試合では6勝3分2敗と勝率がいい。これに対し広島には前半をリードで折り返した試合の勝率が9割を超えるというデータもある(状況別勝敗)。『先制点』『前半』に注目しながら試合の行方を見守りたい。

以上

2012.10.26 Reported by 高村美砂
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