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【J2:第42節 富山 vs 水戸】プレビュー:富山、残留あるのみ。水戸、勝ち越しなるか。(12.11.10)

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創設5年目の富山がクラブの命運をかける一戦だ。ここまで残留を決められなかった以上、最終戦の目標は最高でも残留、最低でも残留となる。「残留しなければ次はない」(MF朝日大輔)。決意をもって挑む。
降格の恐れがある最下位・22位の可能性があるのは富山、岐阜、鳥取、町田の4クラブ。19位の富山は最下位の町田を勝点3・得失点差7リードしており、最も優位な状況にはある。最終戦が勝ち・引き分けなら自力で決めることができ、負けても大量失点さえしなければ残留が濃厚になる。だが、人間のやることに絶対はあり得ない。安間貴義監督は「サッカーを軽く扱ってはいけない」と選手に語った。自分たちがすべてを注ぎ込んでいる競技とその仲間を尊重するならば、未来は変えることができるし不可能はないと理解できる。油断は禁物だ。富山の選手、スタッフは周囲が思っている以上に緊張感をもって戦いに備えている。

最終戦のキーワードは「いつも通りに戦う」。失点を避けるためのリスク管理はより厳密に行うが、戦術の基盤が持ち味であるアグレッシブで粘り強い守備であることに変わりはない。ボールホルダーへのチャレンジとカバー、走り込みへのしつこいマーク、素早い攻守の切り替えと帰陣などを徹底することだ。そうすれば失点は最小限に抑えられ、おのずと得点チャンスも生まれて勝機も広がる。残留がみえてくるわけだ。「選手のやらなくちゃいけない仕事に変わりはない」。MF木村勝太はきっぱりと話した。
“いつも通り”には勝利を欲する闘争心も含まれる。DF吉川健太は「これまでもすべての試合で勝つためにやってきた。2012年にやってきたものを発揮して、いつも通りに勝ちにいく」と話す。冷静さと情熱をもち戦う。

13位の水戸は09年以来の勝ち越しを目指す。今季はJ1昇格を目標に掲げ、プレーオフ進出の6位以内を目指してきた。達成はならなかったが、前半戦から堅調に勝点を重ねて終盤まで6位と差のない戦いを続けた。来季へとつながる有意義なシーズンだったのではなかろうか。
最近5試合未勝利(4分1敗)だが、攻撃は好調。町田と1−1で引き分けた前節も20本のシュートを放って攻めに攻めた。柱谷哲ニ監督は「あとは決めるだけ。力がついているとあらためて感じた」「(チームづくりは)8割まできた。あと2割が決定力」などと手ごたえを口にしている。
残留をかけて守備意識の高い今回の富山から得点を奪えるかどうか。培った地力を試すには格好の舞台といえよう。

富山の安間監督は残留確率を100%に近づけるため、さまざまな状況を頭でシミュレーションしている。今季を象徴するように終盤にまた負傷者が増えたことも采配を難しくしているが、「クラブに関わってくれる多くの人のためにも、絶対に残留しなければいけない。後悔しないようにやれることはやりたい」と話す。7日の紅白戦では5バックで守りを固める方法も試した。腹はくくっている。石橋を叩いて渡り、名より実をとらなければならない。試合中は他会場の途中経過も把握しながら戦い方を判断していく。
FW木本敬介は「降格の危機感をもって最終戦を迎えることになったが、だからこそ最後までサポーターと同じ気持ちで戦うことができる。自信をもって全員で戦い、勝って残留を決める」と話した。選手だけでなく見る側にも緊張と忍耐を強いるゲームになるかもしれない。最終戦特有のセンチメンタルな気分は後にして、最後の1分1秒まで戦い抜かねばならない。この得難いシーズンをともに見届けよう。

以上

2012.11.10 Reported by 赤壁逸朗
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