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【J2:第42節 草津 vs 東京V】プレビュー:サポーターに届ける来季へのメッセージ。今季の目標が達成できなかった草津と東京Vの最終戦は「消化試合」ではない。クラブの誇りをかけたゲームだ。(12.11.10)

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前節、東京Vが横浜FCに屈したことで、東京Vのプレーオフ進出の道が断たれた。その結果、草津対東京Vのシーズン最終戦は「消化試合」となってしまった。だが、シーズン最終戦はやはり特別な舞台だ。草津、東京Vともに今季掲げた目標に到達することができなかったが、まだシーズンは終わっていない。残り1試合。選手たちは、最後のホイッスルが鳴るまでサポーターのために闘い抜く。

今季シーズン序盤から低迷が続いた草津は先月24日、副島博志監督の今季限りでの退任を発表。今月7日には、林勇介、金成勇ら6選手へ契約満了を告げた。早くもシーズンオフの“からっ風”が吹き始めているチームだが、それぞれが抱える複雑な心境を封印して、ラストゲームへと臨む。副島博志監督は「プロの世界では(契約満了は)毎年のこと。プロフェッショナルとして最後まで役割を果たさなければならない」と話し、最終戦へ向けて選手にムチを入れる。

草津が最終戦で遂行すべきことはただ一つ。草津のサッカーをピッチ上で披露するだけだ。草津が培ってきた伝統のポゼッションスタイルと、副島監督がチームに植え付けた守備そして縦と横を使い分ける臨機応変な攻撃戦術の融合。副島監督のラストタクトとなる最終戦で、最高のフットボールをみせることがチームの使命だ。主将・御厨貴文は「3年の集大成と言える戦いをみせたい」と、指揮官の花道を勝利で飾るべくゲームへ挑む。

草津のサッカー。それはボランチを中心とした戦いの歴史だ。草津のスタイルが、確立したのは2008年。松下裕樹、熊林親吾、島田裕介、高田保則、秋葉忠宏、本田征治ら個性あふれるプレーヤーたちが、ときに激しく意見をぶつけ合いながら、一つひとつの形を築いていった。まさに、熱き魂の結晶だ。島田、高田ら多くの選手が去った中、その伝統を背負いながらチームをけん引してきた熊林親吾は「この最終戦は、いろんな思いがあるが、自分らしいプレー、自分が納得できるプレーをみせたいと思う」と出番を待つ。

前節横浜FCとの大一番を制することができず“終戦”を迎えた東京V。J1昇格の夢が断たれたダメージの大きさは、シーズン序盤から低迷した草津の比にはならない。昇格という目標こそ叶わなかったが、東京Vのスタイルを前面に出しながら昇格レースを戦い抜いたプライドは決して色あせることはない。最終戦は、次世代のチームを担う若手選手の起用も予想されるが、正田スタへ駆けつけるサポーターへ向けて来季への “メッセージ”を届けなければいけない。魅力あふれるサッカーを披露することがサポーターへの報いとなる。

草津にとって、ポゼッションをベースとする東京Vとの対戦は、己のスタイルを示す格好の舞台だ。今季の草津は、戦力補強の失敗によって極度の攻撃の駒不足に陥った。そのため守備的な戦いを選択せざるを得なかったが、ラストゲームは勇気を持って攻撃に出る。「今季は不本意なシーズンになってしまったが、最後は勝利という形でサポーターに感謝の気持ちを届けたい。ラストゲームはみんなのチカラを一つにして絶対に勝つ」(松下裕樹)。このラストゲームは、単なる消化試合ではない。クラブの矜持をかけたゲームだ。

以上

2012.11.10 Reported by 伊藤寿学
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