●影山雅永監督(岡山):
「まず最初に、ここ山形まで今日も岡山のサポーターがたくさん来て我々の背中を押してくれました。今日もですけれども、シーズンを通していつもいつも、我々を温かくサポートしてくれた岡山のみなさんに、まずはお礼を申し上げたいと思います。
相手が早い時間帯で1人少なくなりましたけれども、そこから点を取り、相手が後半、リスクを負ってでも出てくることはもちろん想定内ですけれども、そこでちょっと嫌な時間帯が続きました。けれども、自分たちがもう一度チャンスをつくり、そして突き放すことができたというのは、ここ何試合かやりたくてもできなかった部分でもあったので、後半も1点突き放した、そして2-0にしたというのは、ある程度評価してもいいかなと思っています。ただ思い返してみると、今日勝って8位が決まった。だからこそ、シーズン中にもっともっとあのときに、そしてこういうふうにという悔しさがこみ上げてきています。もっとできるはずだと思っていますので、来年はそういうものも含めてもっとしっかり1年間、頭から戦えるような、そんな準備をしたいなと、終わったばかりですけれども思っています」
Q:6位・大分と勝点差6、6位以内という当初の目標に足りなかったシーズンの総括をお願いします。
「総括はもうちょっとしっかり時間をかけてやりたいところではありますが…。今までも言われていましたけれども、ここで乗っていきたいというところで勝てなかった試合があったと思います。それから、競った試合でモノにできなかった試合も多かったと思います。引き分けの数がそれを物語っていると思いますけれども、ただそういうものをいろいろと考えると、やはり一番は力のなさだと思いますね。連続して勝てなかった。それから、勝てるだろうと思って戦っていたけれどもモノにすることができなかったというところは、自分たちにしっかり目を向けて、勝ちきれるようなもっと強いチーム、そして選手たちに育てていかなければならないなと思います」
Q:そのなかで、42試合戦って得た収穫は?
「先ほどの裏返しというわけではないんですけれども、崩れて連敗が…確か2連敗を2回していると思います。昨年ですとそこからズルズルと崩れて何連敗であるとか、失点を重ねるようなことがあったんですけれども、そういうふうにズルズルと崩れてしまうことは確かになくなったなと思います。失点が少ないというのは、一番のそういうところの表れかもしれません。そういった意味では、精神的なもの、それからチームの戦い方の安定という意味でも、42試合を通して選手たちはやってくれたんじゃないかなと思っています」
Q:後半で嫌な時間が続いたとおっしゃっていましたが、石原選手の投入が効いたと思います。あのタイミングはどのようなことを考えていましたか?
「もちろん後半、山形は1点を取るためにすごいパワーを出してきたと思います。中盤も減らしたりとか、ゴールを奪って前にというところにすばらしいパワーをかけてきたと思います。それを上回らなければいけないんですけれども、そこで自分たちがボールを前に運ぶことによって相手を戻させるということがなかなか、ピッチ上でしたくてもできなかったんですよね。そこで、受けることもできる、そしてスペースに飛び出すこともできる、ちょっとけが上がりでどのぐらいできるか心配だったんですけれども、石原がよく自分の役割を全うしてくれたなと思います」
Q:石原選手を経由しての2点目でしたが、この2点目でかなり流れを引き寄せたところはありましたか?
「選手たちもリードしたときのゲーム展開というのは、常々自分たちの課題だとわかっていましたので、それをなんとかしたいと思いながらの後半立ち上がりだったと思うんですよね。そこから勇気を持って動かした、石原も交代で入ってその役割を果たした。まあ、点を取ってラクになったことは確かですけれども、点を取る前のところからですね、ちょっとずつ自分たちで解決の糸口をつかんでいったものが点になって、それ以降はもうちょっと余裕のあるプレーができるようになったのではないかなと思っています」
Q:来シーズンへの課題は?
「先ほどの繰り返しになってしまいますけれども、具体的に言えば、もっと強いチーム、強い選手にならなければいけないということです。競った試合をもっとモノにするために、安定した守備を続けながらゴールを奪う、リスクを冒してでも点を取るというところに、もっともっとチームの針を持っていくという言い方が…だからと言って、守備が弱くなってはチーム力は上がりませんから、守備力を活かし、そしてさらに攻撃で点の取れるようなチームになっていきたいなといま思っています。ただ、1年間の分析というのはもっともっとしっかりやってから、具体的な課題を出したいなといま思います」
Q:シーズンを通して、チームの成長を感じる部分はありましたか?
「結果で語られる世界だと思っているので、順位が上がっているというのは、ひとつ成長していると見てもいいのかなと思っています。ただ、J2は紙一重ですよ。実力差も下位と上位があるかと言えば、我々も上位に勝つこともあれば、結果的に下位に負けてしまうこともありますし、それぞれの力は伯仲していると思いますね。そんななかで、連敗をしないとか、ズルズルと取りこぼさなかったというところが、もしかしたらここの順位にとどまることができた、最後ちょっと順位を上げて8位で終わることができたという一番の理由なのかもしれません」
Q:来シーズンの目標を改めてお願いします。
「今年6位以内ということを掲げて、そこにはちょっと届かなかったわけです。来年はそこに入り、さらに上のJ1をめざすというところは変わりません。もっともっといいチームになっていきたいと思います」
Q:収穫の部分で「連敗がなくなった」というところがありましたが、メンタルが強くなったのか、どういったところがよくなってこの結果につながっていると思いますか?
「雪山(蒜山雪山登山キャンプ)かもしれませんね(笑)。それはひとつの理由ではあると思うんですよ。自分たちで助け合いながら、どんな問題が起こっていてどうしたら解決できるか、ピッチ上で自分たちで話し合うことができるんですね、うちの選手たちは。そこはひとつのストロングポイントだと思っていますので、そういったものでお互いの力をお互いにカバーし合いながら、粘り強く戦えたのが、ひとつ大きな理由かなと思います」
Q:42試合戦って、どんなチームでしたか?
「もっと上に行きたかったです。いま、この勝点差を見て余計思うんですけれども、『あのときにもう1点入れていれば』とか、『あのときの1点を止めることができていれば、我慢することができていれば』というようなものが、『たら・れば』は禁物ですけれども、敢えて言わせていただければそういったものがあれば、もっと上に明けたんじゃないかなと思っています」
以上













