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【J1昇格プレーオフ:決勝 大分 vs 千葉】千葉側レポート:『1点』が取れなかったことが響いてJ1行きの切符をつかみ取れなかった千葉。この敗戦を糧とバネにして来季はJ1自動昇格達成へ。(12.11.23)

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千葉には『1点』が遠かった一戦だった。千葉は『1点』が取れなくても、スコアが0−0でもJ1行きの切符をつかみ取ることができた。だが、千葉は大分に勝つことを目指して臨んでいた。ましてや誰も経験したことのない一発勝負の大一番で、相手は千葉同様にJ1昇格プレーオフ準決勝では不利な条件下から4−0のスコアで勝ち上がってきた大分だ。J2リーグ最少失点の堅守を誇る千葉でも失点することはありえた。

実際のところ千葉のディフェンスラインはほとんどの時間でうまくコントロールしていたが、先制点であり、決勝ゴールとなった『1点』が生まれた、あの瞬間はオフサイドをとれずに大分のFW林丈統に背後にフリーで飛び出されてしまった。大分のFW森島康仁がアシストとなるパスを出すのも抑えられなかった。千葉が先制すれば大分に大きなプレッシャーをかけられただけに、やはり千葉は大分よりも先に『1点』を取るべきだった。『1点』が取れなかったことが響いて、千葉はその手につかみかけたJ1行きの切符を逃した。

千葉の戦い方は決して悪くはなかった。ディフェンスラインからパスをつないでの組み立てでは焦らずに落ち着いてボールを動かし、大分の攻撃時はパスカットから素早く前線へと、ピッチを大きく使って攻める。5分にはボールを奪ったMF谷澤達也が右サイド前方のスペースにロングパスを出すと、走り込んだMF米倉恒貴がシュート。両サイドからもコンビネーションを使って仕掛け、13分には左サイドバックのDF渡邊圭二のクロスを米倉がファーサイドでヘディングシュートして、大分のGK丹野研太がセーブという場面もあった。もちろん大分も両サイドから仕掛けてチャンスを作ろうとするが、前半で怖かったのは25分の森島のヘディングシュートの場面くらい。この場面では、前回対戦で逆転ゴールを喫した時には森島について行きながらもマークを外してしまった渡邊がしっかりと競り合ったことで、森島のヘディングシュートはゴールマウスを外れていた。

ただし、準決勝ではポストプレーが効果的だったFW藤田祥史は、DF阪田章裕を中心とした大分守備陣に厳しくマークされていた。粘り強い守備に防がれた場面もあったが、ラストパスが精度を欠いたのも目についた。それでも、いずれもCKからだったDF山口智の13分のGKにセーブされた右足シュート、37分のゴールポスト横に外れたヘディングシュート、GKにセーブされた38分のMF兵働昭弘の直接FK、さらにはGKにセーブされた80分の藤田のシュート、クロスバーの上に外れた82分の米倉のクロスに合わせた藤田のヘディングシュートなど得点機はあった。だが、『1点』になる精度を欠いた。

昨季までもそうだったが、千葉は今季もここぞというところの『1点』が取れずに勝点を取りこぼしてきた。先制できれば勝率は高いが、逆転勝ちは1試合だけ。特殊な状況下の一戦での試合運びの難しさ、対戦相手の高い守備力という問題があったにしても、結局、J1昇格がかかった最後の試合で今季を通しての得点力の課題がまた露呈してしまった。

ピッチから引き上げる時に大分の様子を見ていたことを記者に問われたMF佐藤勇人は「やっぱり忘れるべきではないと思うし、本来ならば自分たちが喜ぶべきところで、この結果によっての大分の姿を目をそらさないで見ておくことが自分の中ではすごく重要だと思った」と話した。確かに、この一戦でのあらゆることを千葉は忘れるべきではないし、来季の糧に、飛躍するためのバネにしなければならないと思う。だが、来季の千葉が『喜ぶべきところ』はJ1昇格プレーオフ決勝の国立ではない。千葉がJ1自動昇格を、それもできればJ2優勝で達成したJ2リーグ戦の試合会場でなければならない。それが千葉の選手やサポーターが愛してやまないフクアリならば、それ以上何も言うことはない。

以上

2012.11.24 Reported by 赤沼圭子
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