●手倉森誠監督(仙台):
「まず、本当に残念な結果になってしまいました。本当に頭の中は、優勝してCWC(クラブワールドカップ)というとことまで描いていたのですけれど、そういうことも考えながら『もしかしたら終戦もあっけない形かな』というのもよぎった中でした。
ゲームの入りとしては、相手の置かれている状況も考えたときに、厳しいタフなゲームになるということも考えて覚悟しながら、富田のポストを叩いたシュートが決まっていれば、また大きくゲームが変わっていたのかなというところと、前半に立て続けのチャンスで勢いを持って入れたのは我々の力だったし、そこで仕留めていればというようなゲーム展開でした。
残留争いをしている新潟の中でも、ブラジル人のスキルということには十分に警戒したつもりでしたけれど、スルーパスを出されてえぐられ1点を相手に与えてしまったというところが、また優勝への重圧を感じながらの試合になってしまったと。そのあとの攻撃のチャンスを作れたシーンでも、なんか勢いのままシュートで終わっていたという感じだったし、あそこで少し0-0で推移していて、落ち着いてまずこっちが最初に取れればなという悔しいゲームでした。
これまでのホームゲームでは、このピッチが我々には良い方に傾いていたけれども、今日は逆にいえば最後の最後に災いしたのかなと感じました。選手たちも、前半に帰ってきてからピッチに対してすごくストレスがあったという感じでした。ただし、去年の4位で躍進したチームが、希望の光としての証明をしてみせる年だというシーズンで、また昨年の順位を上回れたというところは間違いなく選手たちの成長だし、さっきのセレモニーでも言いましたけれど、このクラブは今度はアジアの舞台を交えながら戦える。タイトルは逃しましたけれども、日本の被災地の、東北・仙台がここまで強くなったということなので、これから先も、海外にも示していければと思います。
優勝を最後まで争っていた広島にまずは『おめでとう』と言いたいし、広島がこうして初優勝という栄冠を手にしたことをつくづく感じたときに、やはりクラブとしての経験の差というところで、今回はシャーレが広島に流れたのかな、と。広島は2009年に4位になって、2010年にACLを経験して、今年にタイトルを取ってみせました、というところだと思います。自分たちもいよいよ来シーズンにタフなACLで戦えて、また逞しくなれる。その先にタイトルが取れるチームになれる。広島の優勝を考えたときに『仙台はまだまだだ』というのも、今日はあらためて感じました」
Q:チーム史上最高位の2位と、監督が就任時に掲げていた5年でのACL出場を達成しました。あらためて、チームの成長をどこに感じますか?
「まずは自分が目標を掲げてから長く継続させてやらせてもらったこと、選手たちも契約が切れる選手以外は誰一人抜けていかずにそれを信じてついてきてくれたこと、それによって育まれてきた一体感というものが、このチームの強さだと思う。震災が起きて、チームに生かされている我々が地域に対して力を注がなければいけないという、人としての、プロとしての心構えというものが育まれた成果だなと。
去年の4位でも浮かれた様子はなかったし、今日2位になっても浮かれてはいないし、そういった心構えというところを人間的な成長としてきたからだろうと思います」
Q:試合前に選手たちにどういう言葉をかけられましたか?
「こうして、最終盤まで優勝争いをできているということは、ホームの利があったからだと。そこにはサポーターの後押しなくては考えられない。つまり、ホームの最終戦でその感謝の思いを込めて、優勝の可能性をしっかり広げるために頑張ろう、という話をしました。逆に、肩に力を入れさせてしまったのかと思いました」
Q:2人はけがの交代でしたが、渡辺選手から関口選手への交代はどういうものでしたか?
「まずは新潟が自陣深く守って、カウンターねらいだったというところに対して、ただ自分たちは打ちこむ、放りこむというよりも、まず持ちこめるということを考えたときに、角田をセンターバックに置いても十分にボランチの役割はできる、サイドのところで関口のドリブルとスピードでかき回せれば、ゲームの終盤に体力がきつい中で、相手が嫌がることになるだろうと思って、そういう交代をしました。
最後はカウンターのシーンでオープンになって、相手にも決定的なチャンスを与えてしまいましたけれど、(林)卓人の神がかり的なセーブがあった先には、神がかり的なゴールが生まれるのが仙台、今日も仙台らしいサッカーだなというドラマが待っているのかなと思いました。でも最後の最後は出ませんでした。ただ、仙台らしい何が起こるかわからないようなサッカーを演出できたような、サポーターも演出家だし、僕も演出家だし、選手たちも主人公としてよくやってくれたなと思います」
Q:ホームは最終戦で、順位も2位が決まりました。しかし、あと1試合残っています。アウェイですが仙台サポーターも多数駆けつけるという情報もあります。最後の試合で、何を見せますか?
「今年は復興元年で、タイトルを取るべく戦った選手とサポーターと、最後の1試合を共闘する姿勢を、首都で東北の力を表現したいと。本当に、タイトルのかからない試合になってしまいましたけれど、震災があってもたくましく戦い抜いているベガルタ仙台、そしてそれを後押ししてくれるサポーターと、本当に逞しい、力強いゲームを最後に表現できればと思っています」
Q:セレモニーの挨拶でもありましたが、「仙台をアジアのチームにしたい」とのことですが、来年も自分がチームを率いていきたいという思いもありますか?
「ACLが目の前でやめるわけにはいかないので、やれと言われれば、Makoto Teguramoriでやります」
(退席時に、ひとこと)「残念!」
以上
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