●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「最終的にこういう結果となったが、監督として(この状況を説明するのに)合う言葉が見つからない。選手たちは非常にいいゲームをしてくれた。シーズンを通して3位にいながら、前節で鳥栖に負けて下に落ちてプレッシャーもあったと思う。今日はいいゲームをしてくれたし、それを後押ししてくれたサポーターに感謝したい」
Q:とても美しいゲームでチャンスをたくさん作ったが、それ以上に守備も良かったように見えましたが?
「我々のやっているサッカーは理解するのが難しい。最初の頃(広島監督当時)、広島のサポーターは我々のやっていることをなかなか理解できず、DFラインでボールを下げたらブーイングをされたこともあった。浦和のサポーターは我々のサッカーを早く理解してくれた。この間の広島戦(32節)は、ホームで守備的な試合をやってもおもしろくない。サッカーはスペクタクルなもの。攻撃的なサッカーは守備のリスクが伴うし、守備がうまくいかなくて負けたら批判もされる。攻撃と守備のバランスを取りながらやるのは簡単なことではないし、うまく進められるようになるには時間が必要だ。我々はゴールに運ぶのに7、8回のパスをつながないといけない。タイプ的にワシントン(元浦和)を置いて、ロングボールを蹴ったほうがリスクは少ないのかもしれない。C大阪戦(30節)も守備はよかったが得点できなかった。バランスをうまく保てるようになるには時間がかかる。昨日の練習で、(原口)元気がいなくてマルシオ(リシャルデス)を前に置く0トップを試したら、会見で質問が飛んだ。今日の前半は多くのチャンスを作ったと思うし、0トップと言ってもシュートの時は4、5人が後ろから飛び出して絡む。今日初めてこの形で戦って負けたら批判されたと思うが、サッカーはスペクタクルなもの。今日の試合の攻撃の形でサポーターが反応を示したのは素晴らしかった。守備的なサッカーで0−0ではおもしろくない。坪井(慶介)は33歳だが、これまで見なかった新しい坪井が見られた。ドリブルで運んで縦パスを入れたりと、テクニシャンに変わっている(笑)。そういう彼をあまり見たことがない。1対1の守備をして長いボールを蹴るというのが彼だったが、今の彼のプレーは素晴らしいと思う」
Q:槙野は楽しいことを考えてみんなでやろうというリーダーシップがあると思うが、そのキャラクターが成績にどれくらい影響を与えたと思うか?
「槙野という選手はどこに行ってもすぐにチームの中心になる選手。彼は非常にポジティブなキャラクターで、周りを明るくできるものを持っているのと同時に勝者のメンタリティを持っている。浦和というチームで戦うには、そういった勝者のメンタリティを持っている選手でなければならない。浦和は常に勝利が求められるクラブだからだ。1年前に彼が浦和に来たときは難しい時期だった。気持ち的にも沈んだチームだったが、彼は周りを明るくしたし、チーム自体も明るくなった。そういった彼のポジティブなパワー、人間性がチームに大きな影響を与えたと思う」
Q:そういう選手が欲しかったのか?
「そういう選手だからこそ、彼はここに来た。槙野のことは彼が18歳の頃から知っている。(柏木)陽介とともに、広島の頃から一緒に仕事をしてきた。彼という人間はチームに炎を灯せる選手だ」
Q:ACL出場が決まった感想と今シーズンの総括を
「ACLに出場できる権利を得たことは、クラブにとって大切なこと。2007年にアジアチャンピオンになったが、5年ぶりに再び出場できるのはクラブにとって栄誉になる。クラブにとって、選手にとってACLに出ることは大切なこと。浦和が再び戻ってきたということを示せるし、これだけ多くのサポーターがいるので、浦和が出ることは喜ばしい。
今シーズンの総括になるが、私が来てキャンプから始動して、選手たちには厳しく、難しい入りだったと思う。選手たちはまったく新しいスタイルにチャレンジするということで、簡単ではないスタートだったと思う。序盤はそれほどいいサッカーではなく、表現したいサッカーはそれほどできていなかったが、その代わりに我々は規律を守り、球際で戦って結果を積み上げることができた。1試合1試合、成長できた。負けた試合もあったが、選手たちはそこからしっかりと学び、次の試合につなげてきた。少しずつではあったが、しっかりと積み上げてくれた。おかしなことに終盤に入って、今シーズンのベストゲームで結果が出なかった。それは仙台戦、C大阪戦、川崎F戦だったり。選手たちは今シーズン、とにかく全力で1試合1試合戦ってくれた。選手のことは批判できないが、私自身に関しては今シーズンの仕事に満足していない。札幌戦(28節)の前まで優勝を狙えるところにいたし、勝っていれば優勝していたと今でも確信している。あの敗戦が我々を間違った方向に進めてしまった。素晴らしいサッカーはしていたけれど、残念ながらポイントを取ることができなかった。ただ、そういったものがあるのがサッカー。選手たちは敗戦後もいいトレーニングを積んでくれたし、いいゲームをしてくれた。私自身は終盤、札幌戦以降のことには満足していない。明日以降、私は腰の手術のため帰国するが、何が足りなかったのか自問自答しながら分析して、次のシーズンにつなげたい。ホームでの広島戦を終えて確信したことは、広島よりベターとは言わないが、広島より悪いとは思っていない。広島は今季優勝したが。非常に大きなチャンスがあったと思う。やはり札幌のゲームがターニングポイントだった」
Q:梅崎を代えた理由は?
「梅崎に関しては、ケガの影響。肉離れではないと思うが、本人から危ないという話があったので」
Q:鈴木啓太も大きく変わった?
[彼は今シーズン、自分のスタイルを変えたと思う。今シーズン前、昨年の天皇杯の浦和対愛媛、浦和対F東京を見たが、彼は非常に良くなかった。ボールを受けてはバックパス、ボールを受けてはバックパスとやっていた。フリーで受けているのにバックパスする。私が来てから彼とともにプレーしてきたが、非常にプロフェッショナルに日々の仕事をこなしてくれた。元日本代表選手だが、彼は歳をとっても学びたいという姿勢を持ってくれた。啓太は以前、おそらく視野の狭い選手だったと思うが、1年を通して非常に視野の広い選手に変わってくれた。非常に大きな前進を遂げた。日々のトレーニングがあってこそだと思うし、プロフェッショナルな姿勢で取り組んでくれた」
Q:それは監督がチャレンジした結果のミスをとがめないからという声もあるが?
「何かポジティブなこと、いい結果が出たときには、選手、チームを私は称えたい。うまくいかずにメディア、サポーターから批判されれば、私がチームや選手の前に立って彼らを守るのが私の役割。かつて素晴らしい指導者の方々から学んだのは、試合に負けてサポーターにブーイングされるようなことがあれば、まず監督が前に出て批判を受け止め、選手を守るということ。そしてチームが勝ったら、チームがサポーターとともに勝利を味わい、私は後ろに戻ってたばこを吸っているのがいいと思う。勝利して、監督が一番前に出て、サポーターの前で騒ぐのは監督のスタイルではない。最近は監督という人物にスポットが当たることが多い風潮にあるが、監督というのは脇役で選手がメインです。最近の若い監督たちは、勝利したあとに前に出てサポーターと騒ぎ、負けてしまうとすぐにロッカールームに帰ってしまう。もしかしたら、新しいスタイルではそうして前に出て行かなければいけないのかもしれないが、私は皆さんと試合がどうだったかを話すほうが好き。サポーターと勝利を分かち合うのは選手たち、私はそういう哲学を持っている。また、今日も話が長くなってしまいました(笑)。来年はもう少し、短くします(笑)」
以上
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