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【第92回天皇杯 4回戦 C大阪 vs 清水】プレビュー:天皇杯2年連続長居対決! 若き逸材が並ぶC大阪と清水、チームの一体感を出して勝ち上がるのはどちらか!?(12.12.14)

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天皇杯では、前回大会の準々決勝に続いて、大阪長居スタジアムでのC大阪と清水の直接対決が、約1年ぶりに、この第92回大会の4回戦にて実現。12月15日(土)、日の入り近くの17時からキックオフされる。今季2度の対戦では1勝1分、J1リーグ戦でも最近5試合負けなし(3勝2分)とC大阪に分があるものの、2012年の成績ではJ1(C大阪:14位、清水:9位)でも、ヤマザキナビスコカップ(C大阪:ベスト8、清水:準優勝)でも、清水のほうが上。果たして、近年の相性で勝るC大阪がホーム長居で昨年同様に勝利の凱歌を上げるのか。それとも、今季は上位争いにも絡んだ清水が、1度の優勝、4度の準優勝という天皇杯での強さを今回も示すのか。鍵となるのは、両者に揃う若き逸材の活躍、そして、チームの一体感となるだろう。

J1では最後まで厳しい残留争いに身を置いたC大阪。それでも、劣勢だった最終節の川崎F戦では、アディショナルタイムの横山知伸のゴールにより土壇場で引き分けに持ち込み、自力でのJ1残留をつかみとった。あれから約2週間が経つなかで天皇杯4回戦を迎えるが、チームの状況は大きく変わっている。来季の続投がすでに決まっているレヴィークルピ監督とマテルコーチをはじめ、ヘベルチ(期限付き移籍契約満了)、シンプリシオ、キム ジンヒョン(以上、家庭の事情のため)も、すでに母国へと戻った。そのため、この天皇杯では小菊昭雄コーチが監督代行として指揮を執り、日本人選手のみでの戦いを強いられることになった。

藤本康太、柿谷曜一朗ら主力に負傷者が相次いでいるなか、一見すると、指揮官や主軸の外国籍選手が不在となり、クラブの天皇杯への姿勢も問われるところはあるだろう。だがしかし、桜色のチームは、悲願のタイトル獲得に、大いに意欲を燃やしている。特に一体感という意味では、チームのまとまりの強さ、ベクトルの向きが揃っていることを、練習のなかから感じさせる。「いろいろ環境的に変わったなかでも、本当に高いモチベーションで選手たちは日々取り組んでくれている」と、小菊コーチも選手たちを称賛。そのうえで、「日に日にレヴィー(クルピ監督)のサッカーにちょっと修正を何点か図り、その辺の肉付けがきっちりできているという実感もある。本当に、フィジカル的なコンディションを含めて、いい準備ができていると思う」と、この清水戦への調整に関して自信も示した。

また、C大阪のイレブンも「お世話になっている小菊さんのためにも頑張りたい」という横山をはじめ、どの選手も小菊コーチへの忠誠心、熱い想いを口にする。それもそのはず、2005年からアシスタントコーチにつき、現場での実績も豊富な37歳の若き指導者は、香川真司、乾貴士、清武弘嗣らをはじめ、数多くの選手のよき相談相手として、ときには厳しい指導役として、チームを支えてきた、今のC大阪に不可欠なスタッフのひとりだ。また、今回出番が巡ってくる選手たちは、ほとんどが一度は控え組として出番に恵まれない悔しい経験をしており、その面倒を親身になって見ていたのも、小菊コーチだった。この相互信頼の関係、「絆」を示すときが、今、天皇杯の舞台でやってきたのだ。山口螢、扇原貴宏、杉本健勇のロンドンオリンピック日本代表トリオや、来季のトップ昇格が決まっている17歳の南野拓実らをはじめ、若き生え抜きタレントを中心に、「小菊セレッソ」がどんな戦いを展開するのか、楽しみは尽きない。

対する清水では、大前元紀がデュッセルドルフ(ドイツ)へ完全移籍することが決定。チームの柱として今季J1で13得点の活躍を見せた背番号11の清水でのプレーは、この天皇杯が最後となる。ただし、12月10日に23歳を迎えたばかりのストライカーのモチベーションは非常に高く、天皇杯優勝を置き土産に旅立ちたいという思いは強いようだ。

また、一方で、アフシンゴトビ監督の続投が7日に決まっており、来季に向けたチーム作りという面でも、今回が第一歩となるだろう。8日の練習試合においては、1本目にて、負傷離脱中の河井陽介に代わって出場停止明けの吉田豊が入り、前線の一角には鍋田亜人夢が起用されていた以外、高木俊幸、村松大輔をはじめ、J1最終節の大宮戦に先発していたメンバーが並んでいたが、本番ではどのような布陣で来るのか。こちらも石毛秀樹をはじめ若きタレントが揃うなか、その采配に注目が集まる。

「たぶん平均年齢的にも(J1で)1、2を争うくらい若いチーム同士の対戦になると思うが、絶対に負けたくないし、ウチの若手のほうがJでもナンバー1のクオリティを持っているということを示したい。1勝したら、ぐんと力を付けると思うし、チームとしても個人としても勢いに乗れると思うので。本当に、一発目が一番の正念場だと思う」と、C大阪の小菊コーチ。その思いが叶うのはC大阪か、清水か。昨年同様、PK戦まで決着がもつれるのか。C大阪MF枝村匠馬の古巣との対決、C大阪の南野と清水の石毛との2011年U-17W杯日本代表対決など、見どころも尽きることはなさそうだ。

以上

2012.12.14 Reported by 前田敏勝
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