●影山雅永監督(岡山):
「開幕戦で1万人近くの方々に集まっていただいて、『2013年、本気を見せます』というところを出したかったんですが、簡単ではありませんでした。来てくださった方々に感謝し、一緒に喜べなかったことを残念に思いながらも、J2は難しいリーグという気持ちを新たにしています。
展開としては前半、いろんなプレッシャーがあったのかもしれませんが、相手がシンプルに徹底した戦いをしてきて後手を踏み、不運なミス、相手がいいプレッシャーをかけてたんですが、そこから勢いに押されて失点をしてしまいました。後半何とか持ち直し、前へのパワーを高めて追いついた点は選手たちを評価したいと思いますが、そう簡単には勝点を取れないです。相手も必死、こちらも必死で戦っていますが、そこで劣る時にゲームを落とす可能性が出てきます。最後まで諦めなかった姿勢を保ちつつ、我々が大切にしているサッカーの根本の部分をゲームの頭から出せるよう、1週間準備をしていきたいと思います」
Q:長崎というチームの印象を聞かせてください。
「我々も5年前にチャレンジャーとして臨んだ試合をここで行いました。チャレンジするんだ、勇気を持ってボールを拾う、運ぶんだというハードワークがよく出ていたんじゃないかと思います。我々が後手を踏み、最後に追いつきましたが、フレッシュなパワーを感じました」
Q:今日の勝点1はプラスに捉えていますか。
「長崎の監督さんも勝点3を取りたかったと思っているでしょう。お互いにお互いの時間がありましたし。悪い時間があって、ぎりぎりで追いついて『勝点1が取れてよかった』では足りない。本気で全員でJ1を狙う以上、もっと早くに追いつく、最後に突き放すというところまで求めていかないと、僕らにはそんな余裕がないと思います」
Q:昨シーズンよりも選手交代が早かった印象です。
「今年の決意はありますが、昨シーズンも「この試合に勝つ」ためにやっているので、必要のないときは変えていませんし、今日はもっとやらなければいけない部分がクリアでしたので、早めに送る判断をしたまでです」
Q:交代した選手がよく機能していたと思いますが、いかがでしょうか。
「交代する選手も何を期待されているかを、よく理解して入っていたと思います。試合前に、18人全員で呼ばれた時はパワーを出すようにと控えの選手も含めてやってやろうという準備が出来ていたと思います。バージョンや交代の選手を効果的に生かせるよう、高めていきたいと思います」
Q:前半の戦い方で、前からはめてくるんじゃないかという予想どおりだったことについて。
「スカウティングなどで、予想は立ちますが、その場でないと実際はわからない。始まってすぐ選手達も相手の意図は掴んでいたんですが、わかっていながらそれぞれのバトルの部分で後手を踏んだことは残念でした。難しさを感じる一方で、選手たちがピッチでもっと早い段階で改善、修正するようなチームになっていきたいと思います。」
Q:新加入の荒田智之選手が得点を決めました。新加入の選手
「試合の後で評価を聞かれて僕が評価することは1シーズン通してないんですけれども、最後、荒田が取りましたが、全員で取った点だと思います。何とか追いつきたいと、人数もかけましたが、競るところ、こぼれるところ、反応を相手より上回って、あそこに荒田がいたことはさすが嗅覚はあると思います。前半から出せていたらもっといい展開になっていたんじゃないかなと思います」
以上













