●高木琢也監督(長崎):
「今日、我々のチームにとって新しいチャレンジが始まった、また2013年の開幕戦ということもあって、特別な試合かもしれませんけど、選手たちには42分の1のゲームだと話して今日はゲームに臨みました。今日は長崎から遠くまで応援に駆けつけてくださってサポーターに感謝しています。
結論から言わせてもらうと、勝点3が取れなかったことは非常に残念です。ただ新しいチャレンジ、チャレンジするステージ、チャレンジの日で、ファジアーノ岡山さんとやるゲームで、いろんなことを考えて難しいゲームにしかならないかなという思いが正直ありました。なぜなら同じシステムで、1対1の局面が多くなるからです。その中で先制することは出来たんですが、ひとつワイドに関しては、長崎に分があったかなと思います。ただ後半はそこをうまく修正されたり、メンバーの入れ替えによって岡山さんもアグレッシブに、ホームの地の利を生かして、狙ってきたのかなと思います。今日の一番感じたことは、戦術等もこれからいろいろな意味でもっと浸透させなきゃいけなと思いますし、いろんなチームとやることで必要なことはたくさん出てくると思いますが、サッカーをやる中で、ハードワーク、切り替え、玉際、を出せたことは、我々にとって僕にとって、選手にとっても非常によかったと思いますし、このベースからさらに上乗せして今後戦っていきたいと思います」
Q:前半はよい攻めが出来たが、後半、押し込まれたところで、手を打つことは考えなかったのでしょうか。
「いろいろなことは考えていましたが、打ってすぐどうにかなるものでもないですし、その間、我々はよく守ってチャンスを作っていたので、選手を入れてリズムを変えてしまうより、現状の中で少し我慢をすることを考えていました」
Q:新しいチャレンジと話されましたが、長崎の初戦としての感慨はありますか。
「特別といえば、特別かもしれないですけど、長崎の親戚や友人からいっぱい電話やメールが来たことが、それが長崎を率いるということの特別なことなのかなと思いました」
Q:試合前とハーフタイムに、どういう指示を出しましたか。
「試合前はとにかく恐れないこと、とにかく思いきったプレーをしていくこと。細かいことはあるんですけど、ファジアーノ岡山さんとまた当たるので。ハーフタイムに関しては我々、アウェイに乗り込んでいる中で、後半は岡山さんも前に出てくるし、前半以上にハードワークすると、選手たちの口からそういうことが出ていました。メンタル面は全く心配しなかったんですが、押谷祐樹選手ら2シャドーに対してのDFの対応、1トップでやる中で押し込まれた時のタメを頑張って作ろうと。我々も頑張ってましたが、岡山さんもボールを収めさせないというところで非常に見どころがあったんじゃないかと思います。ゲームとしてはハードにやれたのでよかったと思います」
Q:今日初めてJリーグでプレーする2人(古部健太、岩間雄大)に期待したこと。
「古部に関しては、アップダウンと、ワイドに関しては同じシステムなので大きなウエイトがあったので、先ほども言いましたが、後半は少し難しかったんですが、前半はイニシアティブが取れたプレーをしていたと思います。岩間に関してはゲームの入りが今ひとつかなと、固さかなと思いましたが、最後まで自分の持ち場とカバーリング、ボールを配る、相手を潰すことをよくやってくれたと思います」
Q:次節ホーム戦(vsG大阪)はどういう戦いにしたいか。
「今日のピッチでやったことは最低限やらなければいけないと思います。あとは技術だったり、アイデアなど、個人レベルでは、間違いなく今の日本のトップクラスだと思いますし、その相手とやるには数的優位を作るということを攻撃でもディフェンスでもやっていかなくてはいけないと思います」
Q:今日戦って得られた、今年1年間戦う手応え。
「これだけでは判断できない部分がありますが、選手たちには、これが(今日のこの戦い)ベースだということがわかった時点で、ここから落とせないので、選手達は厳しくなっていくと思います。ここからが勝負だと思います」
Q:FW佐藤洸一選手に期待したこと。
「ストライカーなので点を取ること、タメをどれだけ出来るか。ですね。ターゲットになるシーンが多かったんですが、前半はとくに流動的に動いてくれたと思います。練習試合を含めて今日が一番良かったと思います」
Q:コンビネーションについてはどうでしたか。
「すべてが成功したわけではないですが、チャレンジ、トライすることはかなりやっていたのかなと思います。ただ5m位内、10m位内のパスはイージーな状態で取られることが多かったので、不満ですね。経験値としてこういうゲームを積んでいけば修正できると思いますので、それほど心配はしていませんが、ショートパスのミスが多かったので、そこについては注文をつけないといけないと思っています」
以上













