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【ACL2013】対戦チーム&注目選手紹介:北京国安編〜サンフレッチェ広島同組〜(13.03.11)

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・3月13日(水)北京国安 vs 広島@北京 19:30※現地時間
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北京フォトレポート

ここ5年で4度のACL出場を果たし、2010年大会ではベスト16の成績を残すなどACL常連チームとして、今回参加の4クラブ中最も経験値の高いクラブ。

前任のポルトガル人ハイメ・パチェコ監督のもと、4-5-1、もしくは4-4-1-1の厚い中盤を基点にポゼッションフットボールを取り入れるなどチームのベースを確立し、新任のセルビア最優秀監督のスタノジェビッチ氏はこのベースを元にディフェンス面では、マンツーマンからゾーンへ、アタック面では、サイド攻撃重視から中央突破重視へと就任より2ヶ月間徹底して新たな戦術理念を植えつけている。

布陣は、昨シーズンより大きな変化はないものの、昨年チーム最多7得点を挙げプレスキッカーとしてチームを牽引したボランチMF徐亮(Xu liang)がチームを離れた。この穴を埋めるため、朴成(Piao Cheng)、ダルコ・マティッチ(クロアチア)のダブルボランチを試すなど、新加入選手に頼らずチーム内での調整を進めている。
また、ウズベクリーグのFCパフタコールより期限付き移籍で獲得し、身体能力と空中戦において高いパフォーマンスを見せるイゴール・クリメッツはアジア枠選手としての公算だが、ミスも多く、プレーも荒いことから不確定要素のひとつ。加えて、昨年6月に新加入した元マリ代表FWフレデリック・カヌーテもシーズン10試合に出場しわずか1ゴールと突破口を見出せないでいる。
そんな中、キャプテン徐雲龍(Xu Yunlong)、GK楊智(Yang Zhi)、邵佳一(Shao Jiayi)などの代表経験のあるベテラン勢と、レフティのMF王暁龍(Wang Xiaolong)、昨年リーグ新人王の張稀哲(Zhang Xizhe)、DF于洋(Yu Yang)といった生え抜きの若手選手らのコンビネーションは、チームの柱になる。この柱を軸として2008年コパ・リベルタドーレスMVPのエクアドル出身ホフレ・ゲロンと前述の王暁龍が持ち前のスピードを生かした攻撃をどこまで展開できるかが勝敗の鍵を握る。ACLに参加する中国の他3クラブとは異なり、外国人ビッグネームの不在の中、チームサッカーで勝利をもぎ取りたい。

新監督の手腕が試されたアウェイの初戦浦項スティーラーズとの1戦では、下馬評を覆す引き分けで勝点1を獲得。また、同時にこれまで15年間韓国のチームに10連敗中という長年抱いていたトラウマを克服し状態は上々といえる。
国安にとって「死の組」と揶揄される同グループで勝点を稼ぐためには、ホーム初戦となるJリーグ覇者サンフレッチェ広島との1戦をまずは大事にしたい。

【注目選手】
FW フレデリック・カヌーテ
マリ代表時代にはアフリカネイションズ2004に出場し、4得点を挙げ得点王になる。2005年からはセビージャ(リーガ・エスパニョーラ)でプレーし、2007年にはアフリカ最優秀選手に選出。ワンツーやヘディングでの落としなど、見方を活かすポストプレーを得意とする。また、高い得点能力だけでなく、ゲームメイクもできることから、チームでは一番怖い選手といえる。不調なだけに、調子をどこまで上げてくるかが鍵となる。

MF 邵佳一
ドイツのTVS1860ミュンヘン、エネルギー・コットブスなどで、8年間プレーし、古巣の北京国安に復帰。ドイツメディアは「アジア黄金の左足」と称賛。高いボールキープ力とその左足から繰り出される正確なパスは大きな武器といえる。また、プレスキッカーとしてだけでなく、ロングフィード等、チャンスメイクもできるチームにとっては貴重な存在。中国でも屈指のテクニシャンとして、そのプレーに注目。

以上

Reported by 蹴揚康修(OCEANS)
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