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【ヤマザキナビスコカップ 湘南 vs 大宮】プレビュー:ヤマザキナビスコカップ初陣の湘南と前節敗戦の大宮。ともに重要な意味のこもる一戦(13.03.22)

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横浜FMに敗れ、鳥栖と清水には引き分けた。開幕からここまで、湘南がリーグ戦3試合で積み上げた勝点は2だ。勝点2を取ったのか、それとも勝点2しか取れなかったのか。「取りこぼした感覚」と武富孝介が明かした気持ちは、チームとしても等しく抱く思いだろう。「勝ち越しているときのアドバンテージを自分たちがうまく使えずに失点してしまった」武富がそう続けたように、試合の流れがその感覚を物語る。横浜FM戦では一度は逆転しながら再びひっくり返され、鳥栖戦と清水戦では先制しながらその後追いつかれた。

相手に特徴的なのは、いずれも思いのほか長いボールを多用してきた点だ。曹貴裁監督も、「我々のよさを消してくるチームが多い」と、ここまでの印象を語っている。解釈を加えるなら、ゴール前の勝負でトップの強さを最大限に活かさんとする、すなわちストロングポイントがそのまま湘南対策に重なる鳥栖のみならず、横浜FMも清水も中盤を省く攻めが想像以上に多かったということだろう。「それに対するリアクションは考えていかなければいけない」と、指揮官は対策の必要を示唆している。

思えば、2月に大宮とプレシーズンマッチで対戦した際も、攻勢に出ながら裏返されて失点していた。大宮の組織された堅守とゴール前での個の力が印象深い。くだんの試合では、立ち上がりから自陣での展開が続きながら瞬時に湘南ゴール前での勝負へと転じ、長谷川悠のキープから青木拓矢が先制ゴールを決めた。また湘南の3バックの横のスペースを使い、右サイドバックの今井智基のクロスをノヴァコヴィッチがヘッドで押し込みもした。裏へ長いボールを通してファウルを誘うなど、2度に渡り手にしたPKもまた、湘南の守備を後手に回らせたことを示している。荒堀謙次の鮮やかな無回転シュートによって湘南も1点を返したものの、4−1で大宮が勝利を挙げたのだった。

その大宮はヤマザキナビスコカップ予選リーグ第1節、ホームに磐田を迎え、0−2で敗れた。ズラタンとノヴァコヴィッチのスロベニア代表招集もあり、リーグ戦の先発から計6名を入れ替えて臨んだが、結果は掴めなかった。チーム力の底上げという意味では、週末のゲームにサイクルが戻る今節の湘南戦もまた引き続き大切な位置づけとなろう。

そして大宮と同様、湘南にとっても大切な週末である。「自分たちの立ち位置をさらに高めるためにも大事な試合」と曹監督は語る。たとえば武富が「アグレッシブにプレーできているのはいいこと」と口にしたように、あるいは荒掘が「これまで先制はできているし、自分たちのよさは出せていると思う」と語ったように、課題とともに一定の手応えもまた、積み上げた勝点2には含まれる。ゆえにこそ大宮戦を通してもう1ステップを踏みたい。

先週の清水戦後、会見で語られた指揮官の言葉が脳裏に残る。
「チームのオプションを増やすためにいろんなトライもしていこうと思っている。ただ、メンバーを変えることがチャンスを与えることだとは思ってない。チャンスを奪った選手がピッチに立つべきだと思っているし、全員そうしてくれている」
日々のトレーニングを通じて誰がメンバーに選ばれるのか。これまでもこれからも総合力で勝負する湘南である。幹をさらに逞しくすべく、大宮に挑む。

以上

2013.03.22 Reported by 隈元大吾
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