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【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs F東京】プレビュー:大胆な若手起用がありそうな鹿島。好調F東京をホームで迎え撃つ!(13.03.22)

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試合前々日の恒例となっている紅白戦でのことだった。パッと見てもどちらが先発組なのかわからない組み分けがなされている。メンバーをシャッフルして戦力が均衡するように配慮されたのかと思っていると、トニーニョ セレーゾ監督が若手選手が中心となったビブスを着用していない組の方に近づき、細々と指示を与えていた。そこで初めて、次の試合のメンバーが「彼ら」だということに気がついた。2トップこそ、いままで通り大迫勇也とダヴィがコンビを組んでいたが、その後ろからはガラリと顔ぶれが変わる。普段はサブ組としてプレーする選手たちが、次の試合の先発メンバーだった。

リーグ戦の3試合、いずれも監督は同じメンバーを先発出起用してきた。その理由はどうやら戦術理解度の高さにあったようだ。昨季のジョルジーニョ監督が速攻型のチームを作り上げたのと違い、今季のセレーゾ監督は自らが積極的にプレスを仕掛けてボールを奪いに行くやり方を浸透させようとしている。それは、昨季とは180度違うやり方だ。それをいち早く飲み込み、自分のプレーに還元したのがベテラン選手たちだったため、先発メンバーが固定されてきたのである。
とはいえ、若手選手たちも黙っていた訳ではない。紅白戦では主力と同じように守備ラインの微調整が課され、激しいプレッシングを求められてきた。さらに、 2部練習や居残り練習が追加されることが多かったのは若い選手たちだった。
鹿島移籍後、初先発となるだろう中村充孝は、監督もその能力を高く評価する一人である。
「チームでやりたいことも、求められていることもわかってきた。練習量もあるのでフィジカルの部分は戻ってきているけど、試合の体力は練習だけだと戻すのは難しい。でも、与えられたなかで結果を残さないとスタメンを奪うのは難しい」
そう言って、このチャンスに高い意気込みを見せた。
出場すればプロ初先発となる植田直通も「自分の体の強さなどを活かして無失点に抑えたい」と表情を引き締める。

とはいえ、練習のなかではセレーゾ監督の指示に耳を傾けすぎる場面も多く、「セレーゾの指示にばかり頭が言ってしまう」と岩政大樹が懸念する状態でもある。試合前に、やるべきこととやれることを整理して臨むことが求められるだろう。

対戦相手のF東京は、公式戦2勝1分1敗と好スタートを切っている。日本代表として高橋秀人、権田修一、韓国代表としてチャン ヒョンスが招集されたため、若干のメンバー変更を余儀なくされているが、それでも代わりにピッチに立つのが李忠成などの実力者であることに変わりは無い。広島時代、チームメイトだった佐藤昭大は「なにより貪欲な選手なので、こっちも貪欲に抑えに行きたい」と、かつての盟友との対戦を楽しみにしていた。

Bグループの第1節は3試合すべてが引き分けということで、試合の無かった鹿島以外のすべてのチームが勝点1で並ぶ状況だ。そこから抜け出すためには、第2節で勝点3を得ることが重要となる。鹿島はヤマザキナビスコカップ3連覇がかかるシーズンだが、タイトルへの渇望はF東京も変わらない。楽しみな一戦である。

以上

2013.03.22 Reported by 田中滋
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