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【J2:第5節 神戸 vs 群馬】プレビュー:群馬戦の勝利で前節の敗戦を財産に。神戸は34歳のモヒカンが躍動の予感!(13.03.24)

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中2日で開催された前節。神戸はアウェイ京都戦で今季初黒星を喫し、群馬はホーム横浜FC戦で今季初白星を挙げた。連敗を許されない神戸と連勝で勢いに乗りたい群馬、対照的な両チームの激突は今後の命運を左右する大事な一戦になりそうだ。

群馬は今季から秋葉忠宏監督が指揮を執っている。神戸の安達亮監督とは、市立船橋高校の先輩・後輩の間柄。先輩の安達監督は、後輩の秋葉監督について「やっかいだよね。若いし、うるさいし(笑)」と愛情を込めて揶揄する。その言葉の端々に絶対に負けられないという先輩の意地をにじませながら。
また、前節の横浜FC戦でゴールを挙げた平繁龍一に対しても「(年代別の)代表の時の子。得点感覚があるよね」と褒めながらも牽制する。そして「ボランチの坂井洋平も教えていたし、加藤弘堅は彼が高校の時に声をかけにいったことがある。みんなよくやる選手たちだと思いますよ」と続けた。

新加入選手の多い群馬だが、安達監督の中ではイメージはできているというわけだ。むしろ、今節の神戸にとって、敵は自分たちの中にある。京都戦1−4の敗戦から完全に気持ちを切り替え、連敗ストップに集中することが今節の大きなミッションとなる。
神戸のボランチ橋本英郎は言う。「前節は結果的にチャンスを決めた京都が勝った。でも、1失点したあとも落ち着いて(前半に)きっちり1点を返せたし、内容は悪くなかった。もちろん、1−0の状態でリスクを背負ってボランチが高い位置を取るべきだったかどうかなど、反省点はある。群馬戦でもそういう展開になる可能性もあるけれど、落ち着いて、バランスを崩さずにやることが大切でしょうね」

ただし、群馬は今季4試合で1失点と堅守を誇るチーム。その守備をどう崩すかが、神戸にとっては大きなテーマだ。そういう意味で注目したいのがポポである。
京都戦の翌日に、ヘアスタイルをモヒカン風に変えた34歳は「髪型を変えたのはちょっと変化をつけただけ。縁起担ぎとかでは無いけれど、ゴールできたらうれしいね」という冷静なコメント、いや個性的な髪型の中にやる気をみなぎらせる。「京都戦は自分たちのミスで負けたけれど、それを教訓にして戦うことが大切。90分間落ち着いて自分たちのやることをすれば自然とゴールは生まれると思うよ」とも話す。

「京都戦は神戸に迫力が足りなかった」と振り返るエース小川慶治朗は、ポポの髪型について「何年か前も髪型を変えて(ゴールを)決めたような気がする。まぁ、もう少し頭の上の部分を少なくしたら、迫力は出たと思いますけれど(笑)」と評す。京都戦では緩い入り方から先制点を許した神戸にとって、ポポのヘアスタイル変更は“闘魂注入”のいい起爆剤になっているのかも知れない。

“良薬は口に苦し”ではないけれど、京都戦の大敗を神戸の“財産”にするためには、この群馬戦は絶対に落とせない。それは神戸に関わるすべての人が知っている。

以上

2013.03.23 Reported by 白井邦彦
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