2人のFWがヤマハスタジアムで激突する。実力は共に日本人トップクラスであり、彼らのプレーがこの試合のポイントの一つとなる。
2014FIFAワールドカップブラジル大会のアジア最終予選・ヨルダン代表戦を終え、27日夜に成田空港に帰国した前田遼一、駒野友一、伊野波雅彦の3選手は28日にチームに合流。29日も練習をこなしており、過密日程ながら今節のホームゲームもピッチに立つことになりそうだ。
このうち最も難しいコンディション調整を余儀なくされるのが前田である。先の国際親善試合・カナダ代表戦、アジア最終予選・ヨルダン代表戦の2試合で先発出場。ワントップとして献身的な動きを見せ、惜しいシュートシーンもあったが、結果的には無得点。代表戦の悔しさをこの一戦にぶつける。29日の練習後は自身のコンディションについて「多少時差はありますが、大丈夫です」と語り、鳥栖戦を見据えた。長距離移動や時差からくる疲労もあり、万全の状態とは言えないだろう。だが、それでもピッチに立つのがエースである。今季磐田ではいまだにノーゴールだが、その実力、実績を改めて説明する必要はないだろう。磐田の大黒柱はやはりこの男だ。ヤマザキナビスコカップで2連勝を飾るもリーグ戦ではいまだ未勝利の磐田に、今季リーグ初勝利をもたらすことができるか。
対する鳥栖は今季もワントップ・豊田陽平がチームを牽引している。3月23日(土)のヤマザキナビスコカップでは対戦した名古屋・ストイコビッチ監督は試合後、鳥栖の印象についてこう語っている。「いい“ジャンパー”がいるし、ロングボールを蹴ってそのこぼれ球を拾って攻めてくることが強み。ロングボールという点ではストーク・シティ(イングランド・プレミアリーグ)に似た特長を持ったチーム」。いわゆるポゼッションスタイルのチームが多いJリーグの中で、伝統的かつ屈強な“英国スタイル”を彷彿とさせる鳥栖のスタイルは、『いい“ジャンパー”』、つまり前線の豊田のプレーで脅威をさらに増す。この試合もロングボール、クロス、カウンターといったパワフルかつエネルギッシュな攻撃の起点となるだろう。昨季J1得点ランク2位の19得点をマークしており、今季リーグ戦も3試合で3得点。一部報道によれば、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が6月のコンフェデレーションズカップで招集を検討しているという。今後の活躍次第では日本代表のワントップに推薦する声がさらに増えるだろう。今季リーグ戦でここまで1勝2分の鳥栖に、今季初のリーグ2連勝をもたらすことができるか。
以上
2013.03.29 Reported by 南間健治
J’s GOALニュース
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