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【J2:第6節 京都 vs 徳島】プレビュー:好調徳島を迎えての一戦。京都は、前節を糧にして強くなっていく姿を見せたい(13.03.31)

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西京極の第6節は京都と、好調・徳島が激突する。
京都は前節、富山と対戦し、0-1の惜敗。今季初黒星を喫した。2列目のソ・ヨンドクが飛び込んで来て、カウンターでの失点。福岡戦でも石津大介に飛び込まれての失点だった。カウンターをもっと警戒すべきだったのでは、と後日の囲み取材で問われた大木武監督は「試合後の会見で『カウンターで』と話したが、あれはカウンターじゃないね」と明かした。
「左サイド、富山の右サイド、木本に展開されて持ち込まれて、その時は、ソ・ヨンドクのマークにはついていた。ウチは『ボールに行く』というのが一つあるからソ・ヨンドクのマークを外してボールに行った。だからソが空いた。飛び込んできたと言われるけど、飛びこまれていないし、カウンターでもない。福岡戦の失点とも全然違う」と、流れを説明してくれた。「木本に行かないで待てば、秋本がポジションを戻していたからそこで奪えたかもしれない。ボールに行ったから、後ろのDFも瞬間、スライドしたけど間に合わなかった」(大木監督)。
こうした背景があっての失点となった。難しい判断ではある。ボールに行くことがコンセプトだからボールに行くことは悪いとは思わない。ならばDFのスライドをもっと研ぎ澄まさないといけない。時に、ボールに行かず待つ判断も必要だが、それならば個人戦術のレベルアップが必要となる。要は、その局面の守り方は一つではなくて「その瞬間々々の局面での、個人、或いはグループでの判断、プレーの質の向上させなければならない」となる。つまりは「まだまだ実力をつけなければならない」ということである。敗戦は悔しいが、これを経験としてさらに力を付けてもっと強くなる、もっと上手くなるという空気が生まれるか、だろう。富山に勝てていないので「相性が悪い」だとか「苦手意識がある」と言われる様なことは絶対にあってはならない。「もっと強くなって、今度は富山に勝つ」「もっと上手くなって富山から点を取る」という気概が充満することを望みたい。

対戦相手の徳島。ここ2戦連勝を果たし西京極に乗り込んでくる。京都に勝って3連勝とするべく、モチベーションは高いはずだ。
前節はアウェイで岐阜と対戦。キム・ジョンミョンがゴールを奪っている。徳島について大木監督は「ロングボールが多い。(大崎淳矢が来るのかキムが来るのか分からないが)徳島は津田、大崎と能力の高い選手がゴロゴロしている、誰が来ても注意しないといけない」と口にした。ロングボールの多さについて「斉藤、那須川、柴崎、後ろから蹴れる選手がいる」とした。
斉藤大介が試合に出ているのは京都サポーターとしては嬉しいところだろう。ポジションにこだわらず、自分の持っているものを出して試合に絡んでいるところは、学ぶべき点もあるだろう。

京都は前節、中山博貴が復帰した。工藤浩平は「去年もずっと一緒にやってきたし、能力の高い選手ですし、助かっています」と素直に中山の復帰を喜んだ。前節は、スタートポジションこそ中盤右だったが、守備の粘り、攻守の切り替え、前へ飛び出す果敢さ、とポジションに関係なく力のある選手だということをみせてくれた。
京都の攻撃に関しては、今節、ということではなく一貫してゴール前に期待したい。ゴールへ向かう「トライ」である。「トライ&エラー」とよく言われるが、相手陣内へ何度でも向かい、繰り返しゴール前へ詰め、最後はゴール奪取を成し遂げる。そんなゴールへの強い意識をサポーターに伝えてもらえればと思う。その為にゴール前に誰が、どう入っていくのか。そこに注目したい。
染谷悠太は今節に対し、「負けた次の試合。負けを続けてはいけない。勝つためにプレーしたい」と力強く口にした。「勝つためのプレー」、それをピッチで存分に表現して欲しい。

以上

2013.03.30 Reported by 武田賢宗
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