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【J1:第4節 C大阪 vs 仙台】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(13.03.30)

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●手倉森誠監督(仙台):
「2週間ぶりのJリーグになり、アウェイから始まった(公式戦)5連戦の一発目というところで、いいスタートを切りたいと。今の好調なC大阪に対して、負けていないチームに対して、『負かせよう!』という思いで挑んだ試合でした。ゲームの入り方の部分で、今、C大阪が好調な理由には、コレクティブさが十分あると。前からの守備と、ブロックを組んだ守備というところに対して、非常にコレクティブにサッカーができている。仕掛けの部分では、若い選手たちのクオリティの高さという部分があり、好調なんだろうと。自分たちとしては、彼らの守備の出方をしっかりと察知すること、そして、隙を突いていくこと、彼らの仕掛けに対しては厳しさを持ってしっかり対応するんだというところで、試合に入りました。ゲームを通じて、我々が先制点を取って、追い付かれたという形になりましたが、お互いの仕掛けの特長、工夫というのが観られて、非常に好ゲームになったと思います。勝点3がどっちに転んでもいいようなゲームで、勝点1は妥当だろうなと思いますし、アウェイに乗り込んだ我々にとっては、勝てなかったですが、C大阪を走らせなかったということに対して、最低限のことはやれたというふうに思っています。東北地方もこれから桜が満開になるだろうというところですが、今日満開にさせなくてよかったかなというところです(笑)。このあとのACLも含めて、今日やった戦いで出た課題というのをしっかり修正して、ボールを入れたときの失い方がもう少しもったいない部分があるので、そこを高めて行ければ、もっと我々もゴールを奪える。その可能性を信じて、修正していきたい」

Q:ヘベルチ選手投入後、彼を1.5列目、トップ下においたことについて。
「まずは、4-3-3で守ったとき、(C大阪の)扇原(貴宏)が開いて、シンプリシオが真ん中でフリーになっている状況で、押し込まれて同点ゴールを許してしまった。その部分で、そこのケアを、守備のところでは考えて、中盤の構成で、4-4-1-1のように、4-2-3-1にして、オーガナイズすること。彼(ヘベルチ)のところでボールが収まったとき、梁(勇基)、太田(吉彰)がサイドで高い位置を取れればいいなというのがあった。富田(晋伍)もその後に(ピッチへ)投入しているが、(ボールを)握れる選手を作ったなか、交代していくというところでは、彼は本当にチャンスを演出してくれたんじゃないかなと思います。もう少し、ウイルソンとの関係が、もっと表現できればいいかなと思ったのですが、お互いに引きつけすぎて、ひっかけられた部分はちょっともったいなかったと思います。でも、十分、あのポジションで脅威になれる選手ということは、今日確認できたと思います」

Q:前半わりとスローなスタートだったように思いましたし、ハーフタイムでもシュートで終わるようにというコメントもあり、大事に試合を進めていたようだったが、攻撃の工夫のところについては?
「お互いに大事に行っていた試合でしたよね。C大阪はおそらく負けたくないというところがあったと思うし、我々は相手の出方を見ようというのがあった。アウェイですから。そういう部分では、十分駆け引きのあったゲームだったなと思います。そのなかで、崩しきること、シュートまで行こうとして行けたことというのは、それぞれのチームにあったと思います。おそらく(レヴィー)クルピ監督も、僕も、そこのクオリティの部分は、これからもっともっと高めなければいけないと思っている部分。それはやり続けるだけです。攻勢、劣勢になったときの、大胆さ、慎重さというところに対して、もう少し共通理解をもって、アクションをはっきりとれるようなことをしなければいけないと感じました」

Q:新たなケガ人が出て迎えた試合になったが、それが今回、戦術の変更に結び付いたようなことはありましたか?
「いや、おそらく、赤嶺(真吾)がいても、今のやり方を続けていたと思います。今、積み重ねている部分に関して、どの試合でもボールポゼッション率が十分に高まっているので。彼が抜けた分をみんながカバーしようとする姿勢は、十分に伝わってきましたし、誰が出てもやれるようにという意識は、ウチのチームは高いので。本当にバリエーションを増やせるチャンスだというところでは、みんな前向きに取り組んでいきたい」

Q:駆け引きのあるゲームのなか、後半の交代カードの仕掛けが早かったように思われましたが、勝ち切ることをあくまでも狙っていましたか?
「負かしたかったですよね(苦笑)。やっぱり、優勝争いするライバルに対して、自分たちの手で土をつけるということは、優勝を目指すチームの条件だと思いますから、何としても勝ちたかった。でも、本当に、後半リードして折り返したときに、ホームの圧力というのを上回るのに対して、守備での強さというのが、少し緩んだ部分なのか、相手が強めた部分に対して、取り切れなかった。取ったあとのパスが握り返せなかった。そこで、与えてしまった同点ゴールだった。でも、アウェイに来て、失点ゼロに抑えれば最高でしたが、最少失点というのは覚悟しながら戦っていましたから。こういったゲームで2点目を取りに行く姿勢というのがあればこそ、これからの戦いで2点目を取れるチームになっていくだろうなと、ポジティブに捉えていきたい」

以上
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