●手倉森誠監督:
「まず、記者会見の最中に電源が切れないか…(笑)。前回(のホーム、ブリーラム戦前日の記者会見で)、切れましたから。
リーグ戦も進んできて、一巡して順位も色分けされたなかで、自分達は負けられない試合が続くと。そして、先週に対戦したばかりのソウルと再戦します。前回に敗れはしたけれども、自分達はソウルに対してのホームでの勝利というところに対して自信を得たゲームでもありますから、それを証明してみせたいというところと、我々が今はJリーグでも思うような成績が出ていないなか、今週に迎えるふたつのゲーム、明日のソウル戦と、次のJリーグのF東京戦と、各国の首都のチームとの対戦を杜の都の仙台が迎えるわけですけれども、ビッグシティにしっかり東北の杜の都が勝つところを示して、仙台がここからなんだと、ACLもJリーグもここからなんだと示す結果を出したいと思います」
●鎌田次郎選手:
「とりあえず一回り戦って、まだ勝ってはいませんが手応えは出てきているので、ホームの力を借りて、明日からまた勢いに乗って予選突破を目指していきたいと思います」
Q:手倉森監督にうかがいます。今日の練習は15分のみ(報道陣に)公開ということで、明日の試合に対する執念が見えたのですが、その真意を教えてください。
●手倉森監督:
「はじめて前回ソウルで公開して、負けて後悔していますから(笑)、今回は非公開で後悔しないように。意気込みというか、チームの中には『もう負けられない』という気持ちもありますし、きついスケジュールの中でコンディションを整えながら…という部分では、心と体との集中力を高めたい思いもありますし、みなさんにも申し訳ありませんでしたが、いいトレーニング、いい準備ができました」
Q:15分間のみ公開で情報戦も入っていたと思いますが、けがから復帰を目指している角田誠選手の復帰のタイミングをずっとはかっていると監督はおっしゃっていました。そのあたりで言える範囲で彼の復帰予定と、彼が入ったことでの、前回のソウル戦で早い時間帯に失点して試合を苦しい展開にしてしまったところ(からの改善)をお願いします。
●手倉森監督:
「まず、ソウルに対しては、『全体で立ち上がりの勢いがあるチームだということは、みんなで共通理解を高めて入らなければいけない』という話はしました。あとは、この出方のところで、前回(対戦で)最初に点を取って、自分達にボールを持たせるかたちを作りました。今回の再戦で彼らは、『ともすれば勝点1を持って帰れればいい』という戦い方をすれば、もしかすればその勢いのある入り方よりも、最初から陣形を組んで守る可能性もあることです。いずれにせよ、自分達は積極的に、我々の方が勢いを持って入らなければいけない試合になるので、その部分をみんなと共通理解を持って入りたい、という話をしました。
角田に関しては、昨日のトレーニングから今日はリバウンドなしで、今日の練習も確かにできました。ただし今日の練習でのリバウンドも考えて、トレーナーとのコミュニケーションをとって、どこからどのタイミングでどれくらいというところをしっかり詰めた後、起用を考えたいと思います」
Q:鎌田選手にうかがいます。先週にソウルの強力な外国人選手ら攻撃陣と実際に当たってみての印象と、今回彼らを止めるにあたっての意気込みを教えてください。
●鎌田選手:
「トップのデヤン(ダムヤノビッチ)選手のところにいいボールが入ってしまうと起点を作られてしまうので、そこに出させる前のパスコースの限定と、そこに当たってしまった時の対応、それから飛び出てくる選手のスカウティングを今日はしたので、それをいかにおさえるかということを、ディフェンスラインとボランチ、サイドハーフを含めて、しっかりケアをしていきたいと思います」
Q:おふたりとも前回のソウル戦で「ある程度自信が持てる戦いができた」とおっしゃっていましたが、具体的にサッカーのどの部分で自信を持てたのでしょうか?また、明日の試合ではそれを踏まえて、勝算はどのあたりに見出しているのかを、チェ ヨンス監督に悟られない程度にお話しいただければと思います。
●手倉森監督:
「前回の試合が終わった後に、チェ ヨンス監督が『仙台のポゼッション、ビルディングアップが非常にうまいな』と言ってくれたのに対して、彼らの守備意識を持った時の対応の仕方に対しては、今シーズンあまりうまくいっていないのだろうと感じています。実際に自分達は、ポゼッションできたし、何回か突破できたということもありますから。そうなったときの我々のしかけの速さ、彼らのそれに対する守備における敏捷性のところでは、ウチに分があるのかなと感じています。
あとは、90分トータルした時の後半のエネルギーという部分に対しては、ウチの方はじゅうぶんスピード感を保てているなと。逆にソウルは確実に足が止まるチームだとも分かっていたので、本当に入りのところだけ気をつければ、時間とともに一進一退から優勢になっていくと、そういうゲームになるんじゃないかとは感じているし、あの時にボールを握れたことで、最後にああやってしぶとさを示してあわよくば追いつけるところまで追い詰めたというところでは、あの勢いというところでゲームに入れれば、自分達は確実に点を取って勝てるだろうという、そういう部分です」
●鎌田選手:
「今、監督がおっしゃった通りなのですけれど、ソウルでの戦いの失点の後での自分達の戦い方を、キックオフからできれば、かなりいい試合になるとは思うし、アウェイであれだけ後半に圧倒できたというのは、ホームに帰ってきてからもさらにできるだろうと思うし、けが人が帰ってくるかもしれないという強みもあることも考えると、チャンスだと思います」
●手倉森監督:
「そうですね。あとは、ソウルはおそらく同じメンバーでくるだろうな、とは思っています。自分はこの一週間でまた二戦戦う相手に対してはメンバーを変えて戦いたかったという意図はありましたから、そういう意味ではまた違ったメンバーで我々がこの試合を組めると考えています。ソウルはあらためてまた出てくる選手に対するスカウティングに対して、まだまだじゅうぶんではないだろうということで、そういった部分での隙は、今回は我々の方がつけいれるし、分があると思います」
Q:これだけの連戦ということで、体のコンディションを整えることもそうですが、心のコンディションを整えるのも大変だと思います。どう選手の頭を整理するか、何か心がけていることがあればうかがいたいです。
●手倉森監督:
「『自分達の目標に対してぶれないこと』は、常に話をしています。今は結果が思うようについてこなくても、高まりを見せているものも確かにあるし、我々は強豪チームになるために取り組んでいるものを…それに対して結果は常につくんですけれど、その結果も良かれ悪かれ、とにかく『我々がとっている行動全ては今シーズンに優勝するためだ』という話をしていますから、いかにポジティブにいられるかということを、じゅうぶん選手たちも理解してくれています。
あとはこのACLという初出場している大会に対して、しんどさよりも楽しさの方を感じてみんなやっているし、本当にすべてが自分達を高めてくれるものだとポジティブにとらえてやっているからこそです。
確かに体はしんどいけれども、国を背負って戦うことの幸せもみんな感じているし、そっちの方を増して、結果もよりついてくれば、ベガルタ仙台の選手たちは本当にタフで、粘り強くて元気で切り替えもいい選手たちなので、ひとつきっかけを取れれば、疲れも吹き飛ばして、ここから勝ち続けられるメンバーだと思います」
以上
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一覧へ【AFCチャンピオンズリーグ2013 仙台 vs ソウル】手倉森誠監督、鎌田次郎選手(仙台)前日会見でのコメント(13.04.09)
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