首位を走る神戸と19位の北九州。数字から見て、神戸が優勢になるというのが大方の見方だろう。だが、神戸は前節の富山戦で今季初のスコアレスドロー。J1昇格のライバルと目されるG大阪が2位に浮上していることを考えると、5月の直接対決を前に1試合も落とせない戦いが続く。その中で、今節の北九州戦で注目したいのが神戸の若手だ。
富山戦を控えた4月11日の練習後、神戸の安達亮監督は記者たちにこう話した。「今日もBチームがいいね。若いヤツらが伸びている。なかなか勝っている状況でメンバーを変えるのは難しいけれど、そういう伸びてきている若い選手に成功体験させたら、もっと伸びるんだろうなぁ。そういう1日だったね」
富山戦のベンチには有田光希や松村亮、森岡亮太といった成長著しい若手が顔を並べた。試合に途中出場したのは有田と森岡。特に第5節の群馬戦以来の出場となった有田は、最初の入りこそ苦戦したものの、徐々にペースをつかみ、試合後には「途中からボールも引き出せたし、シュートも何本か打てました。でも、そこで決め切れないと、長いシーズン、この勝点1が大きかったのか、失った2が大きかったのかということになるので、ここで勝点3を取れるようにしていきたい」というコメントを残している。中二日で迎える今節をはじめ、厳しい連戦が続く神戸にとって、有田ら若手の台頭が一つのカギを握るのは間違いないだろう。無得点で終わった富山戦を受け、神戸がどう動くかに注目したい。
対する北九州は、前節の福岡ダービーに敗れたものの、後半途中の激しい雨さえ無ければ違った結果になっていたかもしれない惜敗。J2通算100試合目を自らのゴールで祝福した左サイドバックの冨士祐樹の攻撃参加は、神戸も警戒が必要だろう。また、前節の福岡戦では、開幕戦以来となる7試合ぶりのスタメン出場となった高卒2年目の渡大生と3試合ぶりのスタメンとなった大卒ルーキー柿本健太の2トップが躍動。北九州も同じく、若い選手の成長は長いシーズンを戦い抜く上で外せないファクター。死力を尽くした福岡ダービーから中二日で迎える首位との大一番は、北九州の真価はもちろん、今後の方向性を問われる重要な一戦になりそうだ。
以上
2013.04.16 Reported by 白井邦彦
J’s GOALニュース
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