本日JFAハウスにてＪリーグ２０周年記念 Ｊリーグ＆東京フィルハーモニー交響楽団 「ハートフルコンサート 2013」 開催発表記者会見が行われました。

会見でのコメントは以下の通りです。

●大東和美 Jリーグチェアマン：
「本日はＪリーグ20周年を記念した東京フィルハーモニー交響楽団様とのタイアップコンサートの開催発表記者会見にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。まずは、多大なるご協力をいただきました東京フィルハーモニー交響楽団様に、御礼申し上げます。

私は以前、ある少年少女合唱団の演奏会プログラムの御挨拶文を依頼された時に、「カルチャー」という言葉の語源についてお聞したことがありるのですが、元々は、ラテン語の「コレレ」という言葉に由来しており、「土地」を耕す意味だったものが「心」を耕すという意味に転じて、次第に「教養」や「文化」も意味するようになったと聞きました。

今回、コンサートをご一緒させていただく東京フィルハーモニー交響楽団は日本で一番古い歴史を持つ交響楽団で、実に101年の歴史をお持ちでございす。日本国内において、長年多くの方々の「心を耕し続けてきた楽団」ということです。その輝かしい実績と多方面でのご活躍は、私が申し上げるまでもございません。

私どもＪリーグも創設当初から豊かな文化、「スポーツ文化の醸成」を理念として掲げてまいりまして、今年が20周年です。スポーツの力で人々の心を耕すために、我々になにができるのかということを20周年を迎え、あらためてその使命の重さを強く感じております。

私どもは、スポーツでもっと幸せな国をつくろうと、「Ｊリーグ百年構想」というメッセージで活動を続けてまいりました。スポーツがこの国で「文化」となり、人々の生活のうるおいになるためには、まだまだやるべきことがたくさんあると思います。日本で音楽を文化として根付かせてきた東京フィルさんに学ぶところはたくさんあると思います。

スポーツ、そして音楽を愛する皆様と共に、Ｊリーグは更なる夢の実現に向けて、新たな一歩を踏み出してまいります。このような意味を込め、今回のタイアップ企画を実現することに至りました。御関係者の方々に、改めて御礼申し上げます」


●東京フィルハーモニー交響楽団　黒柳 徹子 副理事長（コンサート MC）：
「黒柳徹子です。よろしくお願いいたします。8.15のコンサートの司会もいたしますが、東京フィルハーモニー交響楽団の副理事長も務めさせていただいております。

まず皆様にお伝えしたいのが、サッカーで歌われるサポーターの歌をクラシックCDとして発売しているくらいですので、サッカーと音楽はものすごく関係があります。また、サッカーではありませんが、大正13年から春の高校野球の第１回から昭和13年までの入場行進曲を東京フィルハーモニー交響楽団が演奏しておりました。こういった事も含め、スポーツ全体とオーケストラでつながりがあったりもしています。

また私はサッカー選手と音楽家はそんなに変わらないと思っております。長い期間努力を続け情熱を持ってないとできない。だから、似ている部分があるなと思いました。ですので、今回のお話をいただけてよかったと思いました。

ハートフルコンサートは今年で23回目になりますが、8月15日を絶対に忘れないと、心を傷つけた人、悲しい思いをした人たちの心を少しでも優しい気持ちにできればいいなと思っておりますし、このような機会に川淵さんと一緒にできることを大変うれしく思っております」


●公益財団法人日本サッカー協会 川淵 三郎 最高顧問（コンサートゲスト）：
「川淵三郎です。よろしくお願いいたします。
今回はサッカーとクラシックの有名な曲、人気の曲が多く選曲されているので、クラシックが好きな人は当然ですけれども、あまりクラシックに興味のなかった人、縁のなかった人達も今回のイベントに来ていただいて、サッカーとクラシックの両方に興味を持っていただければと思っております。

今回はJリーグ20周年という事で、おおきな舞台での交流をさせていただくことになったのですが、これは今回がJリーグとして初めての試みとなりますので、是非多くのかたに体験して頂きたいと思っております。音楽に対して詳しい人も来てほしいが、サッカーのファン・サポーターで、初めてクラシックを聴く人にも来てもらいたい。これをきっかけに『「クラシックっていいな、オーケストラっていいな、音楽っていいな』という思いを、子供から大人まで年代を超えて、多くの人がオーケストラ、音楽を好きになるきっかけになればと思います」

以上

※Ｊリーグ２０周年記念　Ｊリーグ&東京フィルハーモニー交響楽団　「ハートフルコンサート2013」の詳細はこちら