リーグ戦ホーム初勝利がかかる新潟は、横浜FMの連勝を止めることで、勢いをつけたい。中でも気持ちを入れているのがセンターバックの金根煥だ。横浜FMはプロ生活で最初に所属したチーム。尊敬の念を込め、相手を失速させることで成長ぶりを示す。6連勝で首位を走る横浜FMは、要所をものにする戦いぶりが続く。自信を持って7連勝を視野に入れる。
「絶対に負けたくないチーム。わくわくしています」。首位との対戦に、金根煥は闘争心をあらわにした。
横浜FMには2008年から所属。山形、鳥栖への期限付き移籍期間を除いて、08、09、11の3シーズン、プレーした。古巣対戦は山形時代の2010年以来。このときは後半29分からの出場だった。主力の1人として戦うのは今回が初めてだ。
古巣には「初めてプロとして所属したチーム。若手からベテランまで能力が高い選手がそろっている」とリスペクトしている。そのため、警戒すべき部分も分かっている。中村俊輔に対しては、「セットプレーだけでなく、流れの中でも視野が広い。とにかくキックに対して集中すること」、中澤佑二、栗原勇蔵との攻防になるセットプレーは「高さと強さで負けるわけにはいかない。守備のときは抑え込み、攻撃では上回りたい」と真っ向勝負を挑む。
新潟の攻撃は6試合で3得点と、不完全燃焼気味。今は先制点を許さない守備力が求められる。「立ち上がりの守備が大事。自分のマークを離さないように」。ベースにしているマンマークの徹底を自分に言い聞かせる。その上で攻撃につながる守備を意識する。今季はここまで2得点。得点力不足の中、守備だけでなく、ゴール前の高さと思い切った攻撃参加には、期待がかかる。「最初に得点したから、注目されているのかな」と苦笑い。それでも「まず守備。そして必要なときは得点を狙いたい」と、応える覚悟はできている。
横浜FMは安定した内容で6連勝。前節の川崎F戦は、一時は追いつかれながらも、最後はセットプレーの流れから決勝点を奪った。6試合で無失点は1試合と、得点は許しているが、それ以上に自分たちの得意な形でゴールを奪っている。
ここまで19得点中7点がセットプレー。中村俊輔のプレースキックから生まれるチャンスを高い確率でものにしてきた。また、昨季よりも高い位置でボール奪って、仕掛ける形も目立つ。
新潟も高い位置からのプレスが戦い方の軸。そこでのぶつかり合いと、要所を突く攻守のバランスで連勝を伸ばしにくる。
対照的なチーム状況にあるが、序盤から主導権は握りたいのは同じ。新潟は前線からのプレス、横浜FMはそれを交わしてからの展開。自分たちの形に持ち込む時間帯を多くしたい。
以上
2013.04.19 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第7節 新潟 vs 横浜FM】プレビュー:新潟はCB金根煥が古巣の連勝ストップに意欲。横浜FMはしたたかに7連勝を狙う(13.04.20)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













