ボールへの執着を見せ、自分たちのスタイルをアグレッシブに戦った群馬はゴールを決められず、凌ぎ耐えることを仕事として出来た岡山がセットプレーから先制。その先制点で光明を見出し、追加点を決めて岡山がゲームに勝利した。
今節、群馬が採用したフォーメーションは【4−4−2】。2列目にFWエデルを置いたことが機能し、岡山の攻撃の起点となる中盤にプレッシャーを掛け続けた。「チャンスメイクすることを意識していた」と話すエデルは、低い位置まで落ちてボールを奪い、攻撃のアクセントを作る。
前半はほぼ、群馬がボールを保持した。前半11分、MF加藤弘堅がミドルシュート。これはGK中林洋次がパンチングで逃れる。15分、エデルがドリブルからシュートまで持ち込み、19分には、加藤からのサイドを変えるパスを右SB夛田凌輔が受け、ドリブルで抜け出す。夛田はいったんトップのFW平繁龍一に預けて、スピードに乗った状態で中央に入り込んでシュート。岡山の守備の隙を突く、理想的な攻撃の形を次々に披露する。
岡山は、裏への抜け出しを許さない群馬の守備に対し、停滞した局面の打開を図るため、前半の終わりからFW荒田智之とFW石原崇兆をワイドに開いた高い位置に残したまま、群馬のポゼッションに対応。しかしボールの出どころを押さえられたまま前半が終了した。岡山・影山雅永監督は、「群馬はボールを奪いにくるところ、奪われてもすぐにプレッシングに入るところ、奪った後に前に出てくるパワーが、とくに前半はよかった」と振り返る。
岡山が修正して臨んだ後半9分、群馬のプレッシャーは前半と変わらぬ勢いだったが、石原の積極的なトライがチャンスに結びつき始める。そして石原のワンタッチ、荒田のシュートでCKを得た岡山は、MF田所諒のキックをDF植田龍仁朗が頭で綺麗に流し込んで先制。今季、最終ラインのDF後藤圭太、DF竹田忠嗣がセットプレーから得点しており、「合わせるだけだったし、今日は僕の番でした」と植田。
リードされた群馬は後半12分にMF坂井洋平、後半21分にMF小林竜樹を入れ、前半からの攻撃を続行する。しかし3枚目のカードを切った直後の後半28分、中盤でボールを奪った岡山のボランチ・仙石廉が相手DFをかわして荒田につなぎ、荒田の空いたコースを狙ったシュートで2点目。仙石の視野と巧さが存分に生かされたアシストで、岡山がゲームを決めた。
岡山の多くの選手が前節・京都戦の後、「攻められても、それほど怖さを感じていなかった」と話した。今回は、群馬にボールを回される時間が長かったが、ある程度ボールを持たれても、GK中林を中心とした対応で失点は防げるという自信が、ハードワーカー岡山に、試合巧者の面を付加しつつある。
群馬は、ディテールの精度があとわずか高まればゴールがついてくる。逆に言えば、それだけディテールの重要性を痛感させられるゲームでもあった。岡山はこの勝利がJ昇格後50勝目となった。まだ50勝、もう50勝。どちらにしても「100年続くDNA」を持つクラブの、J加入5年目にこのような戦いを見ていられる人たちは幸せだ。
以上
2013.04.22 Reported by 尾原千明
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