G大阪が開始42秒に先制した。この後J2史上100回目となるハットトリックを達成することになるFWレアンドロの今季4点目。スローインからの流れでMF家長昭博がキープ、相手を引き付けて出されたパスをもらってFW倉田秋が仕掛けてミドルシュートを放つ。雨上がりのスリッピーな状態もあってGKがキャッチし切れず、詰めていたレアンドロが難なく押し込んだ。MF遠藤保仁が「最初のチャンスで決められたことがその後の試合展開を左右した」と言う。
富山にとってはあまりにも痛すぎる失点。選手たちは悔やんでも悔やみ切れないことだろう。格上の相手にハンディを与え、本気で狙っていた勝利が一気に遠のいた。反撃に転じて攻め込むが、G大阪は守備ブロックをつくって要所への進入は許さず余裕をもって対応した。MFソ・ヨンドクが「ボールを動かしても相手が動かず崩しどころがなかなか見つからなかった」と振り返る。富山らしくないスローな流れになり、逆にG大阪がミスを突いて鋭い速攻を繰り出してゴールを脅かした。
G大阪の追加点はこのかたち。26分、自陣中央でMF今野泰幸がパスカット、倉田の鮮やかなスルーパスによってレアンドロがトップスピードで抜け出した。シュートは一旦GKが止めたが弾かれてこぼれてきたところを流し込んだ。
富山は31分、右サイドで細かいパスをつないでチャンスを創出。最後はMF木村勝太が中央からミドルシュートを放ったがゴール右へと外れた。リードされても怯まずに攻め、健闘ぶりが目立った前半。それでも安間貴義監督はいつものパフォーマンスにはほど遠いと感じていた。ハーフタイムに「最終ラインに仕掛けろ」との言葉とともにFW苔口卓也を投入して前線のターゲットを増やし、攻勢を強めるように指示した。後半立ち上がりから縦にスピーディーな攻めを繰り出し、苔口やMF國吉貴博がミドルシュートを次々と放つ。試合のテンポが上がり、ペースをつかんだ。同13分には木村がペナルティーエリア左の角度のないところから狙ったが得点は生まれなかった。
その間も何度も決定機をつくっていたG大阪は同24分、自らが倒されて得たPKをレアンドロが沈めて勝負を決める。同30分にも家長のスルーパスでDF藤春廣輝が抜け、倉田へ。この日活躍が目立った3人の連係プレーで4点目を挙げてゴールショーを締めくくった。4試合連続の無失点。3連戦を全勝で終えた。
富山はホーム過去最多となった13639人の来場者のためにも1点を返し、強敵に一矢を報いたかったが果たせなかった。安間監督は「これだけの観客が集まってくれたからにはサッカーの面白さを出すために攻めなければいけないし、自分たちの力を試すためにも攻めなければならない。そのうえでの結果。清々しくもある。次につなげなければいけない」と話した。
0−4のスコアだけでは伝わらない中味がある。「富山が非常にアグレッシブに戦ってきてくれたからこそ見ていて楽しいゲームになったと思う。前半ベンチにいて45分がこんなに早く感じたのは久しぶり。それぐらい富山も自分たちのストロングを全面に出して戦ってきた。2点はリードしていたが、このチームは持っているとの印象を受けたので、ハーフタイムには選手たちに『しっかりやらないとやられるぞ』と話した」。G大阪の長谷川健太監督の言葉には立場を超えたフットボーラーへの敬意がこもっていた。
富山は自らのスタイルで真っ向から勝負を挑んで完敗した。すべてをさらけ出し屈辱にまみれて得たものは何か。それを今後に生かさなければならない。DF平出涼は「G大阪との差は大きい。しかし、どうやって倒すかを考えなければいけない。またアウェイでの対戦がある。取り返したい」と語った。
以上
2013.04.22 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
一覧へ- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















