●渡邉晋コーチ(※手倉森誠監督欠席のため)：
「コーチの渡邉です。監督の代行というかたちで今日は来ました。
明日の江蘇戦に向けては、ラウンド16がかかった非常に大きな試合だと認識しています。連戦の中ではありますけれども、ぜひチームの総力をかけて、クラブの新しい歴史を築くという意味でも、必ず勝利をおさめて、ぜひラウンド16進出を決定したいと思います」

●梁勇基選手：
「ミッドフィールダーの梁勇基です。
明日の試合は、本当に上がるか落ちるかというすごく大事な一戦になるので、ホームですし、しっかりと勝って上に進めるように、また、出場停止の選手や怪我をしている選手がいますが、全員の力を合わせて明日は勝利を収めて決勝ラウンドに上がれるように全力を尽くして頑張りたいと思います」

Q:梁選手にうかがいます。南京での（3月12日）試合はけっこう向こうに勢いがあったと思いますが、江蘇に対するイメージを教えてください。
●梁勇基選手：
「すごく勢いがあって、やはり身長の高い選手が多く、特にパワープレーは脅威だとアウェイで戦った時に感じたので、そういう部分にどう対応していくのかが明日の試合の中でもひとつ大事な部分なのかなと思います」

Q:渡邉コーチにうかがいます。決勝トーナメント進出を争うブリーラムと勝点などが並んでいますが、ゲーム中に情報を入れて、場合によってはリスクを背負ったり守備を固めたり、というような状況に応じた戦い方も考えていますか？
●渡邉晋コーチ：
「詳しい戦術的なところは監督が判断する部分なので僕の方から言える範囲で言わせていただくと、さっきのミーティングで選手たちと『あくまでもホームで勝点3、勝利を目指す姿勢は示さなければいけない』と話しました。そのなかで、結果的に勝点1で上に勝ち上がれるのかという状況も、ゲームの流れであったり、相手の状況であったり、当然加味しなければいけないと思います。ベンチサイドでは情報は確実に入れておくことになるだろうとは思います。それを踏まえてどういう戦略をとるのかは監督の判断になりますが、その場その場で変化してくるとは思います」

Q:渡邉コーチにお聞きします。今日は監督が不在でしたが、今日の練習や明日に向けて、（監督が）発たれる前にどのような指示を受けていましたか？
●渡邉晋コーチ：
「直接何かを選手に伝えてくれというようなことは、特にはありませんでした。練習のメニューなどの話は、昨日の電話の中で確認しています。僕も監督と付き合いは長いですし、監督の思いというのはわかってはいるつもりでした。
昨日、選手に話したのは、『いちばん辛い状況にあるのは監督自身だ』と。僕たちスタッフもそうですし、選手も、サポーターも、手倉森監督の言葉、言動にたくさん勇気づけられた部分があります。そこで『辛い状況にある監督を今度は逆に僕らが勇気づける番じゃないか』という話を選手にはしました。それがひとつ、明日勝ち上がるうえでのモチベーションになればと思いますし、それが今まで力をもらっている監督への報いになりますし、何より（監督の）お母さんの供養になると思います。ぜひ、そういう思いを背負って、勝利を目指したいと思っています」

Q:渡邉コーチにお聞きします。手倉森監督は明日は戻られるのでしょうか？
●渡邉晋コーチ：
「今日中に戻ってくる予定です。明日は現場に監督はいます」

Q:梁選手にうかがいます。渡邉コーチから「今度は自分達が勇気づける番だ」という話がありましたが、選手として明日の試合に臨む気持ちはどのようなものですか？
●梁勇基選手：
「リーグ戦も含めて今年は勝ちが本当に少ないので、やっている選手としても今は本当に勝ちたい気持が強いです。監督のお母さんがお亡くなりになったことでも、ひとつ勝って決勝ラウンドに進めば、またいい流れが来ると思いますし、選手は勝ちに飢えている状況なので、そういう思いを明日の試合で表現できればと思います」

以上