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【J2:第13節 群馬 vs 東京V】レポート:寝ていた群馬は、最後まで目覚めることなくホームで完敗。東京Vは金鐘必の2戦連続ゴールで3試合ぶりの勝利!(13.05.07)

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4月の6連敗中も選手をフォローし続けた秋葉忠宏監督だったが、この日の監督会見では様子が違っていた。怒りを押し殺した表情で記者陣の前へと表れた指揮官は開口一番「観に来てくれたサポーターに失礼なゲーム。最悪のゲームだった」と選手をばっさりと切り捨てた。ホームに東京Vを迎え撃ち今季3勝目を狙った群馬だったが前半に失点すると、そのまま0−1で試合を終えた。選手からのメッセージが伝わってこない、寂し過ぎるゲームだった。

中2日の日程で迎えた3連戦の3試合目。群馬は4−2−3−1のトップ下にフレッシュな小林竜樹を配置し機動力で堅守東京Vの牙城を崩しにかかる。対する東京Vは、Jデビューとなるルーキー井林章を3バックの一角に起用、2列目には安田晃大を入れるなどメンバーを入れ替えてゲームへ臨んだ。

群馬は前半を無駄に過ごした。秋葉監督が「前半は寝ているサッカー」とハーフタイムまでの45分間を評したように、キックオフの笛が鳴り響いても群馬のエンジンはかからなかった。ふわりとした雰囲気の中でゲームが進む中、群馬のゴールネットがあっさりと揺れる。13分、東京VにFKを与えると2次攻撃へのマークがズレてアタッキングサードが混乱。東京Vの左クロスを内藤圭佑が弾いたところを金鐘必に押し込まれ先制を許してしまう。

「もっと戦え!テンポを上げていけ!」ハーフタイムに指揮官からゲキを入れられた群馬だったが、平均年齢23.5歳のチームはスローなサッカーを展開。ブロックDFを敷く東京Vの守備網を突破することができず、スピーディーな攻撃につながっていかない。群馬は後半16分に遠藤敬佑、同32分にケガ明けの後藤涼を投入し流れを変えにかかるが、淀んだ空気を変えることができずに試合終了のホイッスルを聞いた。唯一得点の可能性を感じさせたセットプレーのチャンスを活かせなかったことも響いた。

前節の横浜FC戦で開幕戦以来10試合ぶりの黒星を喫した東京Vは、前半の1点を守り抜き3試合ぶりの勝利を上げた。前半20分に3バックの要・刀根亮輔が負傷交代するアクシデントがあったが、チーム全体の臨機応変な対応で凌いで群馬の攻撃をシャットアウトした。三浦泰年監督は「今日はアイデアやイマジネーションを出せず目指すサッカーができなかった」と話したが、過密日程のアウェイ戦で勝点3を積み上げたことはチームにとって大きい。「うちはまだ完成されたチームじゃないので、こういう試合を拾いながらチームを成長させていきたい」(高原直泰)。東京Vはこの勝利を起点として次節へ向かう。

群馬はホームであっさりと敗れた。群馬は現在20位のチームだが、東京Vを倒すという気迫がみえず、低迷しているという危機感もピッチから伝わってこなかった。東京V以上に勝利への執念をみせた選手がいただろうか。体力の限界まで戦い抜いた選手がいただろうか。今季の群馬は新チームの構築中だが、「成長過程」という言葉はすべてを帳消しにする免罪符ではない。秋葉監督は「今後は闘えない選手は使わない。多少の技術がなくても闘える選手を起用していく」とチーム改革を示唆した。指揮官の発したメッセージこそが、下位脱出のキーワードだ。

以上

2013.05.07 Reported by 伊藤寿学
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