J2第13節、水戸戦での連勝の勢いをもって、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムに乗り込んだ熊本。実はこのスタジアム、Jリーグに戦いの場を移してから今までの5シーズンで1度も勝ったことが無い、言わば“鬼門”。
しかし立ち上がりから積極的な守備でペースを握ると、攻撃でも徐々にいい場面が増えるように。堀米勇輝選手の2試合連続得点で先制した熊本は、齊藤和樹選手が直後に追加点。後半には堀米選手と交代した藤本主税選手が、こちらも齊藤選手と交代したファビオ選手からのパスを受けてダメ押しゴール。昨年はこの場所でのゲームに出場できなかった藤本選手でしたが、所縁のある徳島の地で、今年2回目の阿波踊りを披露することになりました。
振り返ってみれば、ゴールデンウィークの連戦は全て3得点で3連勝。ほんの1週間で勝点を9上乗せし、ここからプレーオフ圏への浮上を目指していきます。
さて、苦手としていたスタジアムでの初勝利で3連勝を飾った選手たちは、試合後いつものごとくゴール裏のサポーターの元へ挨拶に行き、その後恒例の「カモンロッソ!」のダンス。私もカメラを持ってその場へ向かい、歓喜の場面を写真に収めたのでした。
その後、記者室に戻って入稿用の写真をチェックしていたのですが、どうにも腑に落ちないカットが1枚。3連勝で喜んでいる選手たちの中に1人だけ、苦悶の表情を浮かべている選手がいたのです。それは2点めにつながる強烈なミドルシュートを放った片山奨典選手。齊藤選手が詰めて得点になりましたが、自身のシュートがポストに跳ね返ったため、そのことを悔やんでいるのか…。他の選手たちの表情は良かったのですが、どうしても片山選手の表情が気になったため、結局採用しませんでした。
それから8時間ほどかけて熊本へ帰った翌日、とっても便利な「スカパー!オンデマンド」で試合の映像をチェックしていると、片山選手がこんな表情になっている理由を裏付ける場面を発見。実は「カモンロッソ!」のダンスをしている途中、隣にいたロアッソくんの腕が、勢い余って片山選手の顔面を直撃したようなのです。
「スカパー!オンデマンド」の映像が始まってからちょうど2時間を経過したあたり、選手たちが踊っているところでポーズボタンを押してみれば、下から上に振り上げたロアッソくんの左腕が、片山選手の鼻先をかすめるように当たっている様子、そして痛がっている片山選手が確認できます。私が撮ったこのカットはおそらく、その直後をとらえたもの。片山選手が激痛に見舞われた瞬間だったのです。
試合と同じように、「カモンロッソ!」を踊る時にも適切な距離感が重要。今後は、このことをじゅうぶん意識してもらいたいものです。
以上
2013.05.07 Reported by 井芹貴志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】熊本:謎とその真相。(13.05.08)
サポーターと一緒に喜びを分かち合う選手たち。南選手や藤本選手は満面の笑みを浮かべているのですが…
拡大すると苦悶の表情を浮かべている片山選手。しっかりケアしてほしいものです















