市民総参加型の福岡市民のお祭り「博多どんたく港祭り」が5月の3日、4日に行われ、アビスパ福岡からは監督、スタッフ、選手全員、クラブ職員、ビビーズ、スクール生、サポーター、ボランティアスタッフらが参加して福博(福岡、博多の意)の町の盛り上げに一役買うとともに、市民との交流を楽しんだ。
今年で52回目を迎える「博多どんたく港祭り」は、2日間で200万人を超える観客が訪れる全国でも1、2を争う大規模なお祭り。期間中は様々な催事が行われるが、中心となるのは市内33か所に設置された舞台で、福岡市民であれば誰でも参加することができ、老若男女、様々なグループが、思い思いの出し物を演じる。そしてメインイベントは、市内中心部の主要道路約1.2キロを練り歩く大パレード。エントリーする団体は「どんたく隊」と呼ばれ、200を超える団体が、様々なパフォーマンスを演じながらパレードを繰り広げる。
監督、スタッフ、選手、そしてスクール生が参加したのは4日。西日本新聞グループのどんたく隊として福博の町を練り歩いた。Jリーグの試合が、3日、6日と続くハードスケジュールの合間だったが「福岡の町の人たちを元気にするのが我々の仕事」と話すマリヤン プシュニク監督のもと、チーム全員での参加を決めた。
お祭りの最初は、待機場所である冷泉公園での市民との触れ合いから。監督、スタッフ、選手たちが、出番を待つ様々な「どんたく隊」のメンバーと言葉を交わし、サインや写真撮影に応じる。あまりの人の多さに、最初は戸惑い気味だった選手たちも、市民との交流を通して、その表情が少しずつ、少しずつ、ほぐれて行く。そして、誰よりも触れ合いを楽しんでいたのがプシュニク監督。あちらで記念撮影に応じたかと思えば、今度はこちらで記念撮影。そのたびに、高野通訳を呼んで、自分のスマホにも記録を残す。
そして、いよいよ出番。沿道を埋め尽くす大観衆が見守る中へと進んで行く。「人が多いので、まずびっくりしています。こんなに多いとは思わなかったです」と観衆の多さに驚いていたのは宮本卓也。「こういう機会はめったにないので参加して良かったと思います」と楽しそうに話す。お祭り好きのブラジル人らしくノリノリだったオズマールは「すごいね。素晴らしい。いろんなことが整然と整えられている。ブラジルにいるかのようで楽しいです」とコメント。お祭りの熱気を力に変えて試合で頑張ると話した。そして、選手の先頭に立って華麗な(?)踊りを披露していたのが中原秀人。「すごく楽しいです。盛り上がります。今日は積極的に踊りたいと思います」。そう話すと、流れて来た音楽に合わせて体を動かしていた。そして、パレード中も市民との交流を一番楽しんでいたのは、やはりプシュニク監督。沿道の観客からの呼び掛けられるたびに、パレードの列から離れて記念撮影に応じていた。
呉服町から福岡市役所(天神)までのパレードは、あっという間。参加した監督、スタッフ、選手一同、スクール生は、全員が満面の笑顔で過ごし、沿道に駆けつけたアビスパ福岡サポーターだけではなく、多くの県民・市民がアビスパの「どんたく隊」に笑顔と声援を送った。時間にすれば20分程度のパレードだが、それは、福岡市民のお祭り「博多どんたく港祭り」にふさわしい光景。そして、アビスパ福岡に関わる人たちとともに、福岡県民・市民とともに歩むことを大切にするマリヤン・アビスパらしい20分間だった。
「博多どんたくは素晴らしいイベントだと思います。我々もチームとして参加できて嬉しく思っています。我々にとっても、スポンサーにとっても、ファンの方々にとっても非常に大切なことだと思います。選手たちもダンスを踊りながら楽しんでいました。彼らにとっても、いい記憶として残る1日だったと思います。市民の皆さんも、今日はどんたくを楽しんでいただいて、素晴らしい1日を過ごしていただければと思います。そして、ガンバ大阪戦に向けて、皆さんと一緒にいい準備をしたいと思います」(プシュニク監督)
福博の人たちと共に過ごした時間は、アビスパ福岡にとって、サポーターにとって、そして福博の人たちにとって、とても貴重な時間になったことは間違いない。
(その2に続く)
2013.05.10 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】福岡:博多どんたく港祭り〜その1(13.05.10)
待機場所で福岡市民との交流を楽しむ尾亦弘友希選手。その笑顔から、お祭りを楽しんでいる様子が分かる。
アビスパ福岡が参加したのは、西日本新聞グループのどんたく隊。西日本新聞グループの他、公募で集めた市民とともにパレードを行った。
笑顔で福博の町をパレードする選手たち。沿道からの声援に力をもらっていた。
選手と一緒にパレードに参加したアビスパサッカースクールの生徒たち。元気さは選手に負けていなかった。
華麗な踊り(?)を披露する中原秀人選手。その軽やかなステップは、さすが中盤の守備の要。
沿道で声援を送っていたご婦人と記念撮影をするマリヤン・プシュニク監督。誰よりもパレードを楽しんでいた。
沿道を埋め尽くす観客。初日となった3日は110万人、この日も100万人を超す観客が「博多どんたく港祭り」を楽しんだ。
「博多どんたく港祭り」の名物のひとつ「花自動車」。華やかな電飾を施した車が福岡市内を走り回る。今年はアビスパ仕様の花自動車も出現。















